PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・JAF・CON9

JAPAN FANTASTIC CONVENTION 2000 (2000.7.30)

新作オリジナルキットを中心に、JAF・CONで発売された、ゴジラ・怪獣関連情報を紹介します。 なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2000.8.2

風が心地よい夏

 真夏のジャフコン・レポート[怪獣編]です。 WFに較べ、だいぶ小規模の印象となりましたが、それでも個人メーカーのオリジナル・キットが見れるイベントでは、WFに次ぐイベント。 怪獣関連も少ないのですが、その分余裕を持って周れます。
 ただ、キャパの問題と入場規制もあり、午前中には入場者の列が続きました。 参考までに紹介しとくと、11時少し前の到着で、入場40分待ちでした。 とはいえ、当日は風が結構あったので、今回は待っている間も比較的涼しかったです。

ギドゴジ出現、原潜撃沈!

 最初はもちろん、酒井ゆうじ造型工房です。 イベントではWFに先駆けて、夏の新作を生で見ることができます。 今回は、イベント恒例となった出現シリーズの新作ギドゴジ出現~ゴジラ復活、原潜撃沈。 原潜とがっぷり四つに構えた北海道版のギドゴジで、新宿戦版よりしっかりした上半身など、ギドゴジ着ぐるみ2体の違いも完全に再現しています。
 キットは、雑誌で紹介されたイメージより充分前かがりになっており、より衝突する力を感じました。 なお原潜は、支柱が無くてもゴジラとのパイプ接続で、浮き上がるようになっています。
 また、ギドゴジプレートも新調され、咆哮するアクティブなギドゴジを再現するため、頭、下アゴ、舌が別パーツとなるプレート初のキット形態となりました。 この他には、秋に販売となる40cmミレニアムゴジラ、再販が決定した15cmギドゴジ対決「網走より」(ギドラ・ジャイアントスイング)や決戦ギドラが並んでいました。

 次は30cmガラモンを出した、Brand-Two。 このサイズでのガラモン立体化は、久々です。 奥行きのある顔や、無数のトゲなど、圧巻の一品でした。
 新作3体を揃えてイベント初参加したのは、大阪のGK中古店ケレンスキー。 20cmサイズのバランメガロボーグ星人が並びました。
→ボーグ星人、ピンボケでごめんなさい!
 前回のWFからイベント出店しているミアキスも、新作の泳ぎミレゴジが間に合わなかったものの、旧作3点や恐竜モデルを並べてJAF・CON初参加。 WFには、泳ぎミレゴジも並べるそうです。

 この他ウルトラ系では、常連の高田造型工房ハイライト旧作、新作を並べています。 変わりダネでは、平成のビデオ版セブンに出演した、スーツアクターの外島孝一氏自ら製作したキングジョーIIが、アウトランドの名で発表されました。

番外編

 さて、その他ロボット関係のキットが並ぶ中、おやっと思ったものを2つ。 一つは、オリジナルキットから、工作部助さん「風神雷神図屏風」。 日本古来の屏風絵からの立体化ですが、流行りに流されない、こういう立体物を見ると、造型家魂を感じてついついうれしくなっちゃいます。
 もう一つは、MKプロジェクトのマン・セブン・新マンの隊員エンブレム。 科学特捜隊の流星マーク、ウルトラ警備隊のマーク、MATマークの3点セットで、アイロンで手軽に糊付けできる刺繍品ですが、こういう布物のアイテムも額装にすれば面白いですね。

 さて、ちょっと怪獣は少なかったですが、あと1ヶ月もすればWFの開催です。 次は、何を見せてくれるのでしょうか。

注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
(C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
All photograph by Masato Matsumoto.