PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・怪獣ワールドフェスティバル VOL.3

KAIJU WORLD FESTIVAL VOL.3 (2017.4.23)

新作オリジナルキットを中心に、怪獣関連のイベントを紹介します。 なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2017.5.3

■おたくの聖地秋葉原へ

 完成品工房のG-Worksが主催する、怪獣に特化したイベントも今年で3回目。 関西からの参加も多く、ミニワンフェス的な側面も出てきました。

■G-Works メインテーブル

 会場の中央には広いテーブルが展開されて、古いものはボークスからここ10年くらいのものは出展ディーラーを中心に、G-Worksの完成品作例が80体近くこれでもかと並べられました。
 サイズは30cmラインを中心に選ばれており、出展ディーラーの作品でも50cmの大型モデルや15cmサイズ以下の中小モデルを省くことで、サイズ的にも統一感のあるディスプレイとなっていました。

■五十音順ディーラー紹介

 参加ディーラーのテーブルは、壁を背にして中央テーブルを囲むようにぐるりと配置されていました。

凡例:…東宝怪獣 …ウルトラ怪獣 …大映怪獣 …その他の怪獣・怪人 …メカ …完成品、中古品、その他
■ACRO

■ACRO

■ACRO

KAIJU Remix Seriesで衝撃を与えたACROのブースです。

  • 「KRS×NIRASAWA ドラコ」
  •   この30cmドラコは、昨年急逝した韮沢靖氏がREMIXのために描き下ろしたデザインを竹谷隆之氏が引き継ぎ、T's Facto山脇氏が原型を担当して立体化したもの。 ソフビ製塗装済完成品としてリリースするため竹谷氏がペイントマスターも務め、「マジョーラ塗装」が施されていました。
    ■浅井造型

    ■浅井造型

    ■浅井造型

    浅井篤氏主宰の、桑名市から参加する怪獣専門メーカーです。

  • 「シン・ゴジラ ハイ・レリーフ」
  •   このイベントに間に合わせた、シン・ゴジラのレリーフモデル。 サントラのジャケットをレリーフで立体化したもので、サイズもCDサイズの12cm×12cm。 浅井さんが昭和以外のアイテムを立体化するのは珍しいのですが、フル立体や全身像はやらないとのこと。 同オーナメントシリーズのモスラ誕生と共に卓を飾りました。
    ■アス工房

    ■アス工房

    ■アス工房

    GK最初期に、マーメイドで活躍した浅川洋氏の主宰する、怪獣専門メーカー。 「アレイド」ブランドより、"中の人"を30cmサイズとしたレジンキットをリリースしています。

  • 展示ブース
  • 「古代怪獣ゴモラ」
  •   近作がずらりと並んだ展示ブース。 アップは、初版のゴモラ。 再販のゴモラ 2ndは、顔が新造されました。
    ■イーグルクラフト

    ■イーグルクラフト

    ■イーグルクラフト

    南田哲郎氏主宰の怪獣専門メーカーです。

  • 「八つ切り怪獣グロンケン」「スチール星人」
  • 「メフィラス星人飛行態」
  •   精力的に作品を増やしている南田氏。 アップは、WFで撮れなかった彩色済みグロンケン、スチール星人、以前手ブレしてしまったメフィラス星人飛行態を掲載。
    ■イマージュ

    ■イマージュ

    ■イマージュ

    川崎市で完成品工房も営む、ショップディーラーさんです。

  • MDA・怪獣総伸劇シリーズ「ゴジラ」「ミニラ」
  • 西川伸司「怪獣総伸劇」
  • 「インファント島の怪骨」メカバージョン作例
  •   MDAから最新作の「ゴジラ」「ミニラ」がお披露目。 この2体は、「怪獣総伸劇シリーズ」と銘打ったMASHさんの怪獣総進撃のイラストからの立体化。 イマージュでは数年をかけて、全11怪獣をMDAでリリースするとのことです。
    「インファント島の怪骨」の方は、なんとスワロフスキーを張り付けたメカ仕様の作例まで登場。 ハッチも描いたと言ってますが、いやいや単にスワロフスキーを張り付けたかっただけでしょ?たまおさん!(笑)
    ■ウルトラやホビー 痛快娯楽劇場

    ■ウルトラやホビー 痛快娯楽劇場

    ■ウルトラやホビー 痛快娯楽劇場

    堺市のホビーショップが出店する怪獣専門のWF常連ディーラーに、橋本氏とメソポタミヤノリアキ氏が合体。 当日は、橋本氏と田宮氏が店子をしていました。

  • 「メフィラス星人」
  •   ウルトラやホビーのメフィラス星人、WFではサフ状態でしたが彩色済みで初展示です。
    ■GOWROW

    ■GOWROW

    ■GOWROW

    原型師當幸宗氏が主宰する、怪獣専門のプライベートメーカーです。 毎回大型のヘッドモデルや迫力の怪獣モデルが並びます。

  • 「ゴジラ2016(シン・ゴジラ)胸像」
  •   こちらも彩色済みでは初展示となる、シン・ゴジラのヘッドモデル。 赤く塗られた口内が、禍々しさを加速させています。
    ■造型工房キトラ

    ■造型工房キトラ

    ■造型工房キトラ

    埼玉県から参加の、岡健之氏が主宰する怪獣メーカー。50cmサイズの大型モデルも並びます。

  • 「MDA・ゴメス」
  • 「MDA・ベムスター」
  •   50cmサイズのゴメスに合わせるように、MDAのゴメスが登場。 ベースには、ビネット風にあの北山トンネルがレイアウトされています。 もう一つの新作は、MDAのベムスター。 ノーマル塗装に加えて、後に飾られたMASHさんのイラストバージョンやニコニコ目の作例が並びました。
    ■ダイモス

    ■ダイモス

    ■ダイモス

    村上寛氏主宰の、怪獣専門メーカー。 東宝をメインとした村上氏の怪獣と、パノラマアワー氏のメカを加えラインナップを展開中。 また、完成品工房レッドテール板垣氏による他メーカーも含めた怪獣完成作品が並ぶテーブルです。

  • 「大ウミヘビ」単体
  • 「呉爾羅像」「シン・ゴジラ第2形態」「シン・ゴジラ第3形態」
  •   初お披露目となる新作は、福田真也氏の「大ウミヘビ」の単体版。 海面ベースに加えて、口閉じと口開けの頭部2本が付くコンパチキットになっています。 中央に飾られていたのは、昨年からキットのパッケージを担当する村上一郎氏の個人作品「呉爾羅像」。 陶器を思わせる質感で、シン・ゴジラに囲まれていました。 その右側には、バラゴンリフトやサンガイ50周年記念作品が所せましと並べられました。
    ■タナカ・STUDIO

    ■タナカ・STUDIO

    ■タナカ・STUDIO

    監督や脚本など、多彩な顔を持つタナカケンイチ氏の主催するディーラーさんです。

  • 「ゴジラ1964」
  •   WFに引き続き、The特撮Collectionで描かれた開田裕治氏のボックスアートモデルが登場。 ボックスアートを再現するための、専用ベースも販売されました。
    ■T's Facto

    ■T's Facto

    ■T's Facto

    山脇隆氏主宰の、怪獣専門プライベートメーカー。 近年は、オリジナル作品も展示・販売されています。

  • 「シン・ゴジラ」
  • 「GODZILLA version 2000」
  •   メインは、40cmシン・ゴジラと名称を改め再販された35cmニラゴジ。 オリジナルからは龍やユニコーンの頭骨も販売され、ゴリラの頭骨はメカがあしらわれて、箱ジオラマに仕立て上げられていました。
    ■PHASE6

    ■PHASE6

    ■PHASE6

    翻訳業を中心に、幅広いジャンルのサービスを提供している会社のディーラーさん。 このイベントでは、出版事業から海外ゴジラ・コミックの翻訳本が並びました。

  • 展示ブース
  •   アメリカのIDW COMICS から販売されているゴジラコミックスが、日本語訳されて並びました。
    ■べらねどん

    ■べらねどん

    ■べらねどん

    西田忠司氏主宰のWFディーラーさん。 ウルトラ怪獣のラインナップが、20cmサイズから40cmまで増殖中です。

  • 展示ブース
  •   40cmサイズに迫るボリュームの最新作バッドバアロン。 テーブルには初お披露目となる彩色版と、ノーバやギロ、バイブ星人が並びました。
    ■モンスターメーカー・28

    ■モンスターメーカー・28

    ■モンスターメーカー・28

     丹羽俊介氏が主宰する、桑名市から参加の怪獣専門ディーラーです。 映画のポスターを縮小したホリゾントが飾られるなど、展示でも楽しませてくれます。

  • 「アンギラス'55 ゴジラの逆襲」@WF2017
  •   ごめんなさい。撮影禁止の最新作途中原型の話で盛り上がってブースの撮影を逃したため、ここだけワンフェスの時の写真(WFレポート版とは別アングル)です(^^;)。 当日会場では、メカゴジラとアンギラス+最新作が同じこの配置で並べられました。

    ■夢工房ハイライト

    ■夢工房ハイライト

    ■夢工房ハイライト

    岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。 怪獣特撮関連では、マンやセブンなどのヒーローと対戦怪獣が立体化されています。

  • 展示ブース
  •   新作のキリエロイドを筆頭に、エースキラー、セブン、タロウなど近年の作品がずらりと並べられました。
    ■レジンシェフとうけけ団

    ■レジンシェフとうけけ団

    ■レジンシェフとうけけ団

    日米合体ディーラー。 ビルズキッチン主宰のビル・グドムンドソン氏と、日本の複数原型師による作品を中心に、30cmサイズの怪獣が数多く並びます。

  • 「サンダ幼少期」
  • 「ガニメ」
  • 「メカキングギドラ」
  • 各種プレート
  •   前回のWFが欠席のため、関東ではお久しぶりのうけけ団。 初展示の新作がたまっています。
    まずは、この日のために間に合わせた杉田氏の「サンダ幼少期」。 たぶんキット化は初めてで、ハンドバッグも付属します。 「ガニメ」も関東では初展示で、今後残りの2体も作成予定とか。
    ひときわ目を引くビルの最新作は、メカキングギドラ。 この日は、中央のメカ頭が間に合わず、ご覧のように2本首での展示となりました。 他に、ねこだましさん原型のプレートには「シン・ゴジラ」が追加されていました。

    注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

    紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
    (C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
    All photograph by Masato Matsumoto.