PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT
イベントレポート・怪獣ワールドフェスティバル VOL.5
KAIJU WORLD FESTIVAL VOL.5 (2019.4.21)
ワンフェスではディーラー数が多いため基本新作に絞って紹介していますが、怪獣ワーフェスはできるだけ会場の雰囲気が伝わるよう怪獣以外のアイテムも含めて再販や再掲の写真も掲載します。
なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2019.5.19
■隅田川の向こうは両国国技館という浅草橋東商センタービルへ
完成品工房のG-Worksが主催する、怪獣に特化したイベントの5回目。
東京では20℃まで気温が上がる春うららかな日の開催となりました。
■G-Worksテーブル
今回は、会場中央の柱を囲むように変形の4辺形でテーブルが組まれました。
東宝怪獣が多いのですが、ギドラ群の金色コーナーやメカゴジラの銀色コーナーなど展示数があってこその風景が楽しめます。
ウルトラ系は昭和初期に加え超獣も増えてきました。
そして今回充実していたのは、長テーブル2つ分はあったガメラコーナー。イリス降臨を初め、珍しいキットの完成品がずらりと並べられていました。
■五十音順ディーラー紹介
参加ディーラーのテーブルは、壁を背にして中央テーブルを囲むようにぐるりと配置されていました。
凡例:東…東宝怪獣
ウ…ウルトラ怪獣
大…大映怪獣
他…その他の怪獣・怪人
M…メカ
完…完成品、中古品、その他
■ACRO
KAIJU Remix Seriesで独自路線を行くACROのブース。近年は、故韮沢靖氏やポール・コモダ氏のデザインの立体化に力を入れています。
「KRS ガンQ」
「KRS P.K バードイーター」3種
|
|
ACROでは完成品のほか、それぞれのキット版も販売。
30cmサイズのガンQをはじめ、モンスター原型師の競作となったポール・コモダ氏デザインのバードイーター3種が並びました。
※原型は、左から山脇隆氏、RYO(ねんど星人)氏、古市竜也氏
|
■浅井造型
浅井篤氏主宰の、桑名市から参加する怪獣専門メーカーです。
テーブル全景
「シン・ゴジラ体組織」
|
|
このイベントで先行販売された歴代の怪獣オーナメントシリーズを並べたブース。
新作はなんとシン・ゴジラの肉塊を、未使用映像シーンから立体化。
たぶん最初で最後のキット化でしょう。
...ところでパゴスは?
|
■アス工房
GK最初期に、マーメイドで活躍した浅川洋氏の主宰する、怪獣専門メーカー。
「アレイド」ブランドより、"中の人"を30cmサイズとしたウルトラマンシリーズをメインにリリースしています。
展示ブース
「オイル怪獣タッコング」
|
|
新作のサイゴの隣に並んだのは、最新作のタッコング。
ウルトラマンシリーズより一回り小さいウルトラ怪獣コレクション版(中の人は28cm)ですが、それでもこのボリューム。
右は、恐い方の顔を再現したいと作成したデラックス版用の開き口を付けた顔サンプルです。
|
■イマージュ
川崎市で完成品工房も営む、ショップディーラーさん。
MASHこと西川伸司さんも、こちらのブースで参加です。
■うらまっく
増田剛氏が主催するディーラーさん。
WFではモンハン中心ですが、こちらではビネット風デフォルメセットに加え30cmリアルタイプの怪獣が並びました。
■怪獣商会
羅呑八木沢氏主宰の、怪獣専門完成品工房のブースです。
テーブル全景
「初代ガメラ・ジオラマ」
「ラドン・ジオラマ」
|
両側にジオラマを配置したブース。
新作は、浅井さんの初代ガメラを使った燈台襲撃ジオラマ。
初代ガメラといえば、このシーンか新幹線鷲掴みのイメージですよね。
右端のジオラマで使用したラドンは、懐かしいモロさんの初代ラドンです。
| |
■怪獣ショップてつ
人形師加トュー氏主宰の、怪獣工房のブースです。
「宿那鬼対錦田小十郎景竜」
「宿那鬼対錦田小十郎景竜」単色仕上げ
|
戦国時代、まだ人の大きさだった宿那鬼と戦い封印した錦田小十郎景竜。
ティガの怪獣と登場人物をもとに、かつて繰り広げられたであろう戦闘シーンを創造して立体化した作品。
普段見ている怪獣立体物とは一味も二味も違う、人物デッサンの確かさと構図の妙が楽しめる作品。
2枚目は、赤の成形色を活かして墨入れのみで塗装した作例です。
| |
■GOWROW
原型師當幸宗氏が主宰する、怪獣専門のプライベートメーカーです。
毎回大小さまざまな、東宝怪獣モデルが並びます。
■クダフ ロミ
福田浩史氏が主宰する、プライベートメーカー。
ビオランテの連作に加え、怪獣WFではG・ワークス ウルトラ☆シリーズのウルトラ怪獣も並びます。
■KOC
ボークスの時代から怪獣を造り続けている、茨木彰氏が主宰する怪獣メーカー。
■源工房
東京から参加の、伊原源造氏が主宰する怪獣メーカーです。
「ウルトラマンベリアル」
|
|
G・ワークス ウルトラ☆シリーズで一般版権品に参入。
生物感あふれる憎々しいベリアルの写真は、背中の肉の盛り上がりを見せたくてこのアングルにしました。
|
■CCP
リアル怪獣のソフビ完成品を多数リリースしている完成品メーカーです。
■二朗工房
深田裕二郎氏の主宰する怪獣メーカー。茨木氏と並んで参加です。
二郎工房「シン・ゴジラ第3形態」
|
|
新作は、KOCから第2、第4形態がリリースされたため、そのすき間を埋めるようにリリースしたシン・ゴジラの第3形態。
KOCの2体と並べても、ひけをとらない出来に仕上がっています。
|
■Studio Head Master
■Studio Head Master
■Studio Head Master
三木悠輔氏主宰の、ディーラーさんです。
三木氏のオリジナルレジンモデルが並びます。
■絶滅屋
オフィスカイムの時代から、怪獣を造り続けている佐藤和由氏。
自ら主宰のディーラーで、クトゥルフや怪獣をリリースしています。
■造型工房キトラ
埼玉県から参加の、岡健之氏が主宰する怪獣メーカー。50cmサイズの大型モデルも並びます。
テーブル全景
「MDAデバダダン」「MDAアンチ」
|
|
今回は50cmサイズを封印して、手のひらサイズのキットを並べたテーブル。
上段中央に並べられた新作は、『SSSS.GRIDMAN』よりデバダダンに続きデザイナー自らデフォルメ化したアンチくんの2体です。
|
■ダイモス
村上寛氏主宰の、怪獣専門メーカー。
東宝をメインとした村上氏の怪獣、パノラマアワー氏のメカ、福田真也氏のメカや怪獣とラインナップを展開中。
また、完成品工房レッドテール板垣氏による他メーカーも含めた怪獣完成作品が並ぶテーブルです。
「ロープウエイ・ゴロー」
「大怪獣バラン」「エビラ1966」
「怪虫メガヌロン」パーツ
|
|
村上氏の新作は、ダイモくんと西郷隆盛に挟まれた「ロープウエイ・ゴロー」。
ロープを大胆に切り出したぶら下がりポーズの再現。
『五郎とゴロー』オープニングシーンがよみがえります。
エビラの隣には早くも福田氏の新作、立姿のバランが並びます。
そして中央には、DAIMOSラテックス部門初商品とうたわれた怪虫メガヌロンのパーツが。
原型は、私も作品を直に見るのは初めてのダイモスオリジナルメンバー景山正晃氏です。
(参考:脚の付いた完成見本)
|
■タナカ・STUDIO
監督や脚本など、多彩な顔を持つタナカケンイチ氏の主催するディーラーさんです。
■田中ミュージアム工房
Keita氏が主宰する怪獣ディーラーさん。
怪獣WFは初参加です。
■T's Facto
山脇隆氏主宰の、怪獣専門プライベートメーカー。
近年は、オリジナル作品も展示・販売されています。
展示テーブル1
展示テーブル2
「TOSHIMITSU WORKS」ジオラマ
|
|
テーブル1をはさんで、来場したお客さんと談笑する山脇氏。
中央に見えるのは、刀や骸骨があしらわれた一点もののオリジナル作品「岡田以蔵」。台座正面には辞世の句も刻まれています。
テーブル2には、17年振りに再販が決まり怪獣WFから先行販売された、品田氏のGMKゴジラ雛形モデル(商品名「GMK GODZILLA MAQUETTE MODEL」)が展示。
「岡田以蔵」の隣には「TOSHIMITSU WORKS」と題した怪獣WFに合わせて作成した一点ものの作品を展示。故利光貞三氏の作業台(参考画像)を再現したジオラマ作品。
初ゴジ雛形モデルを乗せてありますが、主役はあくまで台のほうです。
|
■モンスターメーカー・28
■モンスターメーカー・28
■モンスターメーカー・28
丹羽俊介氏が主宰する、桑名市から参加の怪獣専門ディーラーです。
映画のポスターを縮小したホリゾントが飾られるなど、展示でも楽しませてくれます。
テーブル全景
「チタノザウルス」
|
|
バランやサイボットと並べられた新作は、WFでは見れなかったチタノザウルス。
ここまで仕上がっているので、夏WFには販売できそうです。
|
■夢工房ハイライト
岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。
怪獣特撮関連では、マンやセブンなどのヒーローと対戦怪獣が立体化されています。
「イーヴィルティガ」
|
|
今年初頭にリリースされたイーヴィルティガを展示。
悪役らしいがっしりとした体形がよくわかります。
|
■レジンシェフとうけけ団
■レジンシェフとうけけ団
■レジンシェフとうけけ団
日米合体ディーラー。
ビルズキッチン主宰のビル・グドムンドソン氏と、日本の複数原型師による作品を中心に、30cmサイズの怪獣が数多く並びます。
注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。
紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。
また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
(C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
All photograph by Masato Matsumoto.
copyright (c)Masato Matsumoto. All Rights Reserved.