PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・怪獣ワールドフェスティバル VOL.7

KAIJU WORLD FESTIVAL VOL.7 (2023.5.28)

怪獣ワーフェスはできるだけ会場の雰囲気が伝わるよう、ツールや食品まで怪獣以外のアイテムも含めて再販や再掲の写真も掲載します。
なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2023.6.29

■東京都立産業貿易センターへ

 コロナ禍の元、復活して2回目の開催となった怪獣ワールドフェスティバル。 東京では24℃を上回るほぼ夏日の開催となりました。

■G-works&怪獣ZONEの完成品展示コーナー

 いつものように中央に配置されたG-worksの完成品展示テーブルですが、今回は企画展示のため最小限に配置。 その企画の一つ目は、怪獣GKファンの完成作品を展示紹介する『怪獣ZONE』。 会場の奥約1/3を使い、市販されたGKを組立・塗装した作品から完成品販売された製品のリペイントまで、怪獣ファンの熱い気持ちのこもったさまざまな完成作品が並びました。



■五十音順ディーラー紹介

凡例:…東宝怪獣 …ウルトラ怪獣 …大映怪獣 …その他の怪獣・怪人 …メカ …完成品、中古品、その他
■ACRO

■ACRO

■ACRO

KAIJU Remix Seriesで独自路線を行くACROのブース。近年は、故韮沢靖氏やポール・コモダ氏のデザインの立体化に力を入れています。

  • KRS「バードイーター 源」「ウルトラマンベリアル」
  •   キット版に続いて、ソフビ製塗装済完成品として改めてリリースされたKRS「バードイーター」と「ウルトラマンベリアル」。 写真の両作品原型の伊原源造氏は、自ら立ち上げたZO MODELSとしても参加しています。
    ■浅井造型

    ■浅井造型

    ■浅井造型

    浅井篤氏主宰の、桑名市から参加する怪獣専門メーカーです。
    今回のイベントでは、浅井造型が取り上げられた『特集展示/怪獣造形師の世界』も圧巻です。

  • 「ゴジラ映画タイトルプレート」
  •   このイベントで恒例となった怪獣オーナメントシリーズから、新作のタイトルプレート「ゴジラの逆襲」「モスラ対ゴジラ」「三大怪獣 地球最大の決戦」を展示販売。 ビオランテ原型展示は、ぎりぎり前日に間に合わないと告知して出す出す詐欺は免れましたが...見たかったよなぁ、ねえ皆さん!
    再販の決定した「キングギドラ・宇宙超怪獣襲来」完成見本は、『特集展示/怪獣造形師の世界』のコーナーでとのこと(浅井さんはもちろん、持ってきてませんw)。
    ■アス工房

    ■アス工房

    ■アス工房

    GK最初期に、マーメイドで活躍した浅川洋氏の主宰する、怪獣専門メーカー。 「アレイド」ブランドより、"中の人"を30cmサイズとしたウルトラマンシリーズをメインにリリースしています。

  • 「古代怪獣キングザウルス三世」
  •   今回は、最新作のキングザウルス三世がどーんと中央に展示されました。
    ■イーグルクラフト

    ■イーグルクラフト

    ■イーグルクラフト

    南田哲郎氏主宰の怪獣専門メーカーです。

  • 「ブラックキング」「ロボット怪獣ビルガモ」「ゴドラ星人」
  • 「ロボット怪獣ビルガモ」
  •   毎回精力的に作品を増やしている南田氏。 以前造形したクレージーゴンもそうでしたが、ビルガモでは金属と怪獣表皮の中間のようなロボット怪獣独特の肌質感が再現されていました。
    ■イマージュ

    ■イマージュ

    ■イマージュ

    川崎市で完成品工房も営む、ショップディーラーさん。 今回は、林家しん平師匠もゲスト参加されました。

  • 「ゴジラ 1995 MELT DOWN」
  • 「ベビーゴジラ」
  • 「ゴジラの息子・ミニラ」
  • 「蛇龍対號羅」ヘッドモデル
  • 過去作テーブル
  •   左のテーブルには、デスゴジ、ベビーゴジラ、ミニラの最近作3体を展示。 右側の展示棚上段には、林家しん平監督作『忍獣大戦記 蛇龍対強羅』のヘッドモデルがポスターをバックに展示されました。 その下の段には、ぺたりんこモスラやデフォルメシリーズなどイマージュの歴史を感じさせる作品群が並べられました。
    ■うらまっく

    ■うらまっく

    ■うらまっく

    増田剛氏が主催するディーラーさん。 得意とするデフォルメモデルを進化させた、ビネット風デフォルメシリーズが並びます。

  • 「宇宙人サミット」
  •   デフォルメシリーズから、ちゃぶ台を囲んだ宇宙人サミットが再登場。 台詞を足す大喜利にも使えそう?!
    ■怪獣商会

    ■怪獣商会

    ■怪獣商会

    羅呑八木沢氏主宰の、怪獣専門完成品工房のブースです。

  • 「ヘドラ」「84ゴジラ」完成品
  • 「モスゴジ」完成品
  •   怪獣映画館のモスゴジなど、最近のキットを使った完成品が並びました。
    ■怪獣ショップてつ

    ■怪獣ショップてつ

    ■怪獣ショップてつ

    人形師加トュー氏主宰の、怪獣工房のブースです。

  • 「天誅~大魔神~」金箔剥げ版
  •   昨年の怪獣WFで登場した「天誅~大魔神~」が、今回は塗装バリエーションで再登場。 「元々金箔で仕上げられていた武神像が、時を経て金箔が剥げ落ちた」という設定の完成塗装作例です。
    ■怪獣レモン

    ■怪獣レモン

    ■怪獣レモン

    広島県尾道市から参加する(株)瀬戸内百姓さんのテーブル。 ごつごつとした瀬戸田レモンをブランディングした『怪獣レモン』関連商品と、友情参加した林昭次氏のオリジナル怪獣古生物が並びました。
    ※果物メーカーでGKメーカーではありません

  • 「怪獣レモンフィギュア」とまるか食品「怪獣レモンイカ天」
  • 林昭次「スパーゴ」参考展示
  •   2回目の参加となる怪獣レモンさんは、「イカ天瀬戸内れもん味」とのコラボ商品「怪獣レモンイカ天」を展示販売。 その横に並んだのは、岡山理科大学生物地球学部准教授という肩書を持つ林昭次氏が、「古生物は怪獣になり得るのか?」というテーマで海洋堂の造形師古田悟郎氏などと共同編纂した『怪獣古生物大襲撃~怪獣として蘇った古生物たちの世界』(2022年 技術評論社刊)にも掲載されているオリジナルの怪獣古生物「スパーゴ」。今回は、著書と一緒に立体化されたモデルが参考展示されました。
    ■GOWROW

    ■GOWROW

    ■GOWROW

    原型師當幸宗氏が主宰する、怪獣専門のプライベートメーカーです。 毎回大小さまざまな東宝怪獣モデルが並びます。

  • テーブル全景
  • 「GODZILLA 1962」
  •   左手上段に展示されたのは、新作の30cmサイズのキンゴジ。 そのキンゴジを囲むように、恒例となったイベント限定のレリーフプレート3種が並べられました。
    ■KOC

    ■KOC

    ■KOC

    ボークスの時代から怪獣を造り続けている、茨木彰氏が主宰する怪獣メーカーです。

  • 40cmシリーズ「1964モスゴジ」
  • 30cmサイズ「スペースゴジラ」原型
  •   左手から睨みを効かせて展示されたのは40cmモスゴジ、待望の再販です。 右手に展示されたのは、CCPから発売予定の30cmスペースゴジラの原型(監修中)。 怪獣WF直後に監修を終えたようで、こちらも販売が楽しみです。
    ■CCP

    ■CCP

    ■CCP

    リアル怪獣のソフビ完成品を多数リリースしている完成品メーカーです。

  • 「ガメラ3(1999) ヘッドモデル」
  • 「AMC ガメラ2(1996)霞目決戦Ver.」
  • 「宇宙ロボット キングジョー」
  •   最新作は、黒龍工房の名作を復刻した「幻の究極造形 CCP×黒龍工房 ガメラ3(1999)ヘッドモデル 彩色版」。 ブース右手で、圧倒的な存在感を放っていました。 AMCのガメラ2・バリエーションからは、霞目飛行場でレギオンと激闘を繰り広げるガメラをイメージしたカラーリングの特別仕様版が登場。 ウルトラ怪獣からは、改造バンドンやLED発光ギミック付きキングジョー蔵出し品2体が卓を飾りました。
    ■ZO MODELS

    ■ZO MODELS

    ■ZO MODELS

    東京から参加の、伊原源造氏が主宰する怪獣メーカーです。

  • 「K.I.S ガメラ3」
  • 「R.I.S エビラ」
  • 「K.I.S ゴジラ1989」
  • 「M.I.S SUPER X」
  • 「K.I.S ゴジラ1984」
  •   以前レジンキットで発売されていた實方氏原型のガメラ3が、ソフビ製塗装済み完成品としてリリースが決定。現在プロジェクト進行中だそうです。 ファルシオン製ソフビキットの復刻版エビラは、イベント限定のクリアー成型で販売。 K.I.S最新作の福田浩史氏(クダフ ロミ)原型ビオゴジ、高木亮介氏原型スーパーX、ねんど星人氏原型の84ゴジラなど、複数原型師を起用した迫力のラインナップが展示されました。 眼福、眼福。
    ■造型工房キトラ

    ■造型工房キトラ

    ■造型工房キトラ

    埼玉県から参加の、岡健之氏が主宰する怪獣メーカー。50cmサイズの大型モデルも並びます。

  • 「ガメラ3 バニシング・フィスト Ver1.5」
  • 「ガメラ3 バニシング・フィスト Ver1.5」甲羅ショット
  • 50cm「エレキング」「ゴモラ」
  • 根付け甲羅「ガメラ3」勾玉付き
  •   新作は、ガメラ3のバニシング・フィストバージョン改。 2枚目画像は、甲羅パーツ1枚1枚が立体的に組まれたG3独特の後ろ姿を。 その右手には、冬WFでも展示された迫力の50cmサイズモデル2体を展示。 この他、新機軸としてイベント土産に手頃なサイズと価格のガメラの根付け甲羅が並びました。
    ■T's Facto

    ■T's Facto

    ■T's Facto

    山脇隆氏主宰の、怪獣専門プライベートメーカー。 近年は、オリジナル作品も展示・販売されています。

  • 「GODZILLA H13 大怪獣総攻撃」「GODZILLA 1954 -King of the Monsters-」「GODZILLA 1954 SKELETON」
  • 「SPACEGODZILLA」
  •   左手飾り台には新旧3体のゴジラを展示、右手丸い飾り台には最新作のスペースゴジラが初お目見え。 いずれの作品も近年主軸と言っていい40cmサイズでの立体化で、大迫力の展示となりました。
    ■T・O・P!

    ■T・O・P!

    ■T・O・P!

    大阪から参加の、渕知信氏が主宰するロボット・メカ物のディーラーさんです。

  • 傑シリーズ
  • 傑シリーズ
  •   『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』などのアニメ作品から、ヘッドを立体化した傑シリーズがずらりと並びました。

    ■道刃物工業株式会社

    ■道刃物工業株式会社

    ■道刃物工業株式会社

    兵庫県三木市で彫刻刀を製造しているディーラーさん。 彫塑の道具分野からの参加です。

  • テーブル
  • 「模魂刀」
  •   吉本プラモデル部さんとコラボしたスジボリ特化型刃物「模魂刀」も並んだテーブル。 お客さんとともに、ディーラー参加者からも熱い視線を集めていました。

    ■モンスターメーカー・28

    ■モンスターメーカー・28

    ■モンスターメーカー・28

    丹羽俊介氏が主宰する、桑名市から参加の怪獣専門ディーラーです。 映画のポスターを縮小したホリゾントが飾られるなど、展示でも楽しませてくれます。

  • 「サイボーグ怪獣 ガイガン」
  • 「メカゴジラの逆襲:三部作」
  •   70年代の東宝怪獣がプチブームとなっている、MM28のテーブル。 左手には昨年発表のガイガンを展示、敵役の2代目アンギラスは現在鋭意作成中とのこと。 右手には、『メカゴジラの逆襲』から立体化した3部作がずらりと並びました。

    ■夢工房ハイライト

    ■夢工房ハイライト

    ■夢工房ハイライト

    岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。 怪獣特撮関連では、マンやセブンなどのヒーローと対戦怪獣が立体化されています。

  • 「キングジョー」
  • 「キングジョー 神戸港Ver」
  •   昨年の怪獣WFに続き、最新作キングジョーの作例バリエーションを展示。 頭部の電飾が回転している模様は、Twitterの動画を検索!
    ■レジンシェフとうけけ団

    ■レジンシェフとうけけ団

    ■レジンシェフとうけけ団

    日米合体ディーラー。 ビルズキッチン主宰のビル・グドムンドソン氏と、日本の複数原型師による作品を中心に、30cmサイズの怪獣が数多く並びます。

  • 「キングギドラ1972」
  • 「ジェットジャガー」
  • 東宝特撮タイトルロゴ立体プレートシリーズ
  •   テーブル右手には、ビルの新作キングギドラ1972を展示。 メーカー最新作は、杉田氏の飛びジェットジャガー。 全長11cmとは思えないディティールで、その左にはねこだまし氏の立体プレートシリーズがずらりと並べられました。

    ■特集展示/怪獣造形師の世界 第一回『浅井造型~25年の歴史~』

     新企画として怪獣造形師にフォーカスする第一回目は、浅井造型~浅井篤氏を特集。 会場の約1/5を使用して、新旧の名品が並びました。
    ※写真は展示品の約半分、東宝怪獣が赤、ウルトラ怪獣が黄色など展示用ホリゾントが色別けされているの気が付きましたか?

    ■合成怪獣大絵巻『怪獣デジタル画像の世界』

     もう一つの企画は、怪獣キット完成品を使って新福小太郎さんがデジタル合成した創作画像のギャラリー。 「怪獣造形師の世界」の仕切り壁を利用した展示を観ていると、名作キットの世界観がさらに広がります。

    注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

    紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
    (C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
    All photograph by Masato Matsumoto.