新作オリジナルキットを中心に、ワンダーフェスティバルで発売された、ゴジラ・怪獣関連情報を紹介します。
なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2001.8.22
1年振りとなった、リスタートワンフェスのレポート[怪獣編]です。
今年は、観測史上NO.1の記録的猛暑。
去年以上に、毎日暑い日が続いています。
そんな中、当日は曇り空、気温もやや下がり、海風の気持ち良い抜群のイベント日和となりました。
会場は、前回と同じ東5フロアー開催ですが、イベントステージを端に配置し、ディーラースペースは実質3.5フロアー。
去年よりは、移動が楽になりました。
怪獣を出すディーラー数は、横ばい状態。
20cm以上のリアルタイプも、一般版権ディーラーに偏っていて、怪獣ファンにとってはイベントとしてのアドバンテージが少なくなってきたのも事実。
とはいえ、現在活動している個人メーカーは、ほとんどがWF等のイベント出身。
完成品を見ながら原型師やメーカーの方々と直接怪獣談義や模型談義ができる、ほぼ唯一の機会です。
買物以外の目的で、ディーラーをまわるのも一興ですよ。
*右画像は、酒井ゆうじ造型工房「円谷英二とゴジラ」
アニメから怪獣まで幅広く扱う、WFディーラー。 昨年より、平成ガメラのモデルを2点出しています。
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参考展示のみの、準備稿版ガメラ&ギャオス。 今回は、彩色済みです。 |
浅井篤氏主宰の、怪獣専門メーカー。 新旧の30cm怪獣フリークス・シリーズが、ずらりと並びました。
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今回はスペースを拡張し、場所も角。 片面にモスゴジ、キンゴジ、マタンゴが、もう片面には、逆ゴジ対アンギラスの大型ジオラマがディスプレイされました。 | |
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過去のイベントで使用したモスゴジ、キンゴジのジオラマがマタンゴと並びます。 逆ゴジ対アンギラスのジオラマはHJにも載った、巨大な工場ジオラマ。 | |
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ブースのほぼ中央に展示された、最新作のマタンゴ原型。 水野久美は、森口修さんの原型です。 |
メカや怪獣復刻キットをリリースしている、宮崎逸志氏主宰の、特撮専門メーカーです。
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最新作の、竹内陽亮氏原型によるS.R.I.専用車トータス号。 1/24スケールの、複合素材キットです。 手前には、同スケールのフジミ社ポインターが参考展示されました。 この他、α号とラゴンの販売もありました。 |
奥田茂喜氏主宰の、怪獣専門メーカー。
氏の、フルアクションモデルが並びます。
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トラウマガメラのヘッドが並ぶ台の上には、ゲスト原型師、徳川広和氏によるゴジラxメガギラスの対決セットや、とんぼ三兄弟が展示されました。 また、MASHさんこと西川伸司さんが描かれた、ゴジxメガのパッケージも良かったです。 | |
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こちらは奥田氏の、フルアクションモデルによるガメラ三兄弟+1。 一段高いところに、新作のトラウマガメラが並びました。 |
川崎市の完成品工房。 今回より、ゴジラのオリジナルキットを発表。 デフォルメとはいえ、大きさやアレンジの独自性など、ハニーボーンを思い起させるラインナップです。
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リアルデフォルメ版の、ワイルドなミレゴジ。 デフォルメで全高15cmは、かなりのボリューム。 | |
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こちらも、リアルデフォルメ・タイプ。 あごの突起など、オリジナルの要素を入れています。 | |
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塗装サンプルも兼ねる、完成品販売コーナー。 御馴染みの怪獣キットが並びます。 |
昨年より参加の、ショップディーラー。 オリジナルキットは、アニメから怪獣まで様々。 怪獣は10cmデフォルメ中心で、新作4点旧作4点が並びました。
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この下段には、アニメ系のオリジナルキットも並んでいます。 | |
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今年の新作。 なんと大きいミレゴジの方は、一般版権商品です。 | |
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今年の新作。 他より一回り小さい、ベビーシリーズ2点です。 |
堺市のホビーショップが出店する、怪獣専門のWF常連ディーラー。
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去年より開始した、15cmリアルデフォルメによる東宝怪獣紳士録。 今年は新作4体と、キンゴジ、モスゴジの旧作2体の販売が行われました。 |
怪獣GKの中古専門店が出店する、WF常連ディーラー。 オリジナキットは、ウルトラの20cmシリーズが中心です。
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新旧のオリジナルキットがディスプレイされたブース。 後ろに見えるのは、参考展示の佐藤寿訓氏(大黒や工房)原型のセブン対イカルス('97)と高垣氏原型のケムール人('98)。 | |
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新作の高垣版ペガッサ星人。 ペガッサの決定版と言って良い出来。 このあたりの高垣作品は、外れ無しですね。 | |
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新作の、橋本版ピーター。 ポーズといい、着ぐるみ感といい、こちらも名作。 四足が多いアイテムですが、背中を丸めたこの中腰は、正に記憶の中のイメージとピッタリ。 今回、予定外の出費をしてしまった一品です。 | |
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参考展示の、高垣版ケムール人。 こちらも決定版と言える、名作キットです。 |
プロモデラー寒河江弘氏主宰の、WFディーラー。 今年は瀬戸内プロの織田尚氏に加え、ゴートの杉本浩二氏、ガンマン市原俊成氏らがジョイント参加しています。
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大家の寒河江氏は、得意のフィギュアと怪獣のカラミもの。 G3より、綾奈を演じた前田愛嬢の最も印象的なシーン、「熱いよ、イリス」から。 しかし、残念ながら時間切れで獣化イリスが間に合わず、イリスは幼体のおまけのみとなりました。 で、獣化イリスは...どうやらリターンマッチがありそうです。 | |
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織田氏の単体ミニラ、息子ゴジラ&ミニラ等が再販されました。 隣に見えるのは、ハエ男と逆襲版ハエ男。 | |
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昨年栗屋から発表された12cmのガメラとイリスに、トラウマガメラ、ハイパーギャオスを追加。
栗屋時代から告知されていた4体が揃い、初お披露目です。 この他メカでは、市原氏のコーナーに、HJEX怪獣大進撃2001のP.42に載った1/100グリフォンをはじめ、1/100ガッツウィング2号とクラッシャーJOEのファイター1が、フィギュアではP.48に載った寒河江氏のさくや等も並びました。 |
イベントディーラーとして復活した、高垣利信氏の新ブランド。
橋本智氏との、2人組ユニットです。
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新ブランドの第1弾は、30cmポール星人。 3体並べて、手足をブラブラと揺らしていました。 | |
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こちらは、橋本智氏によるパシン坊やの再販。 右手には、新作のふしぎ壷付きアクビちゃんも見えます。 | |
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参考展示された、新作ゴーガの原型。 これを30cmで造るところが、高垣氏らしいです。 |
オフィスカイムの出店ブース。 もちろん、ウルトラ怪獣専門です。
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ここも角ブースで、正面に新作ブースと旧作ブース、もう一面にMAC氏のポストモンスターシリーズが展示されました。 | |
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モンスタークラシックス新作の2点。 鷹松としゆき氏原型のメトロン星人と、小浅和大氏原型のイカルス星人。 メトロンの頭部は、限定クリアーパーツです。 しかし、本当にちゃぶ台付きで出したんだな~。 | |
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円谷英二展で先行販売されている、鷹松としゆき原型の英二像です。 |
各種イベントで活躍する、まんがとGKのディーラーです。 GKでは、リアルタイプの30cmライダー怪人と10cmウルトラ怪獣をリリースしています。 さらに今回は、ネーミングが面白いチョコエッ?シリーズのリアルな動物達も並びました。
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8体並んだ、10cm怪獣シリーズ。 |
ご存知、酒井ゆうじ氏主宰の怪獣専門トップメーカー。 今年は、円谷英二生誕100年を記念して、酒井氏初のフィギュアも並びました。
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通常塗装に加え、モノクロ塗装の完成品が並びました。 酒井氏によると、質感の違いをグレーのパリエーションで表現するのは、難しかったとの事です。 | |
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宣伝スチール写真を再現した、造型工房の最新作です。 | |
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新作のプレートと、ミニ胸像です。 胸像は、息子ゴジラ、ギドゴジ、総進撃ゴジラ、メガゴジの4種類を加え全9種となりました。 |
小スケールでリアルタイプの作品を扱う、常連のWFディーラー。 手塚治虫や横山光輝を中心にしたアニメキャラクター、ウルトラ系を中心にしたモンスターシリーズ等を、約11cmの統一サイズでリリースしています。
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今回の新作より、ダイゴロウ&ゴリアスの2点。 2代目バルタン星人は再販です。 |
アニメ中心のWFディーラーです。
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かなり大きいモデルで、30cmサイズはあったのですが、出かける前に大破したそうで、まわった時には展示無し。
結局その後もまわれずに終わってしまいました。 *写真は後から提供していただいたものです |
初参加のWFディーラー。 怪獣専門では無いのですが、怪獣担当以外の人のは間に合わなかったそうです。
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三位一体亭とほぼ同サイズの、リアルタイプ小サイズ2点。 ケロニアは、三位一体亭が売り切れで、欲しくて造ってしまったそうです。 ビオランテは、全高15cm、珍しい花獣タイプの立体化です。 |
四国から参加の、竹内信善氏主宰のWF常連ディーラー。 恐竜をメインに、アニメキャラから怪獣まで精力的に造型をこなしています。
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2卓を使った、怪獣、恐竜関係のブース。
この手前には、大型の恐竜ヘッドもディスプレイされています。
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今年の新作、20cmサイズのミレゴジです。
半身像よりコブラひだがふくらんで、着ぐるみと酒井氏ひな型の中間的フォルムとなっています。
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去年の新作3点。
トラガメと84ゴジラは再販、半身像は参考展示です。
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こちらも10年以上出店している、老舗ディーラー。 小サイズのリアルモデルやDFメカモデルなど、ユニークなオリジナルキットが並びます。
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初出は80年代。
全長13cmのかわいい轟天号。
去年に続き、ロングセラー品の再販です。 | |
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10cmサイズのセブンとキングジョーに、参考展示された極小サイズのガラモンとナメゴン。
4cm程とはいえ、前屈姿勢が再現されていて、とこぞのメーカーのものより余程イメージが捉えられています。
この他、御馴染みのマグマ大使のロケットや円盤も後ろに並びました。 |
ウルトラ怪獣を格安で並べる、WFディーラー。
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セブン4,000円、ケロニア3,000円と、価格もウルトラです。 | |
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初の30cmとなる、DXシリーズ第1弾のシーボーズ。 こちらも6,000円と、ウルトラ価格です。 | |
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旧作の22cmウー。 このウーが4,000円です。 お買い得です! |
よい子印で御馴染みの、ショップメーカーが出店するディーラー。 オリジナルの特撮ソフビキットまで手がける、稀有なメーカーです。
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全高29cmの、現行品2点。 ギャンゴが彩色済みというのが、すごいです。 | |
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次回作の、2代目バルタン。 あれっ? このゼットンは、...ムムム、でかいぞ! |
畑中正義氏主宰の、怪獣専門メーカー。 55cmのミレゴジを始め、30cm怪獣が並ぶ様は圧巻でした。
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畑中さん原型の、平成ガメラシリーズ。 | |
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今回、30cmサイズのオリジナル怪獣キットが最も並んだブース。 個別写真は、村上氏最新作のアンギラスと、元木氏最新作のバラゴン。 | |
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キャンセル分のみの販売となった、受注生産の1/100ミレゴジ、大迫力です。 |
九州から参加の、WFディーラー。 ブースには、かわいい恐竜、ゴジラ、動物が並びます。
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15cmシリーズ新作のメガゴジ。 尻尾を浮かせて、ミレゴジよりアグレッシブなポーズとなっています。 | |
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こちらはデフォルメの新作。 去年リアルで造った泳ぎミレゴジを、デフォル版に加えました。 |
山川隆生氏主宰の、怪獣専門メーカー。 四日市から、一家で参加です。
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ジオラマあり、ポスターの縮小カラーコピーありと、相変わらず凝ったディスプレイで楽しませてくれます。 | |
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チャンピオン世代のリクエストに応えたという、最新作のゴジラ対ガイガン。 ガイガンのジオラマには、10年前に最初に造ったギドラが花を添えました。 | |
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冬フェスがなかったため、今年の新作2点も初展示。 フジテレビの、ホリゾントがきいてます。 | |
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こちらは、山川さんの知人が造った当日版権のDFモスゴジ。 |
極小サイズのデフォルメで、ゴジラやガメラシリーズを並べるWFディーラー。 数あるデフォルメ品の中でも、VSと並び好きなデフォルメの仕方です。
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全高4cmの新作5点セット。 前列右より、総進撃ゴジラ、デスゴジ、モスゴジ、初ゴジ、メカゴジラ'93。 | |
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全高4cmの新作5点セット。 前列右より、メガゴジ、キンゴジ、スペゴジ、メカゴジラ、ビオゴジ。 | |
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G2の足利決戦も再現。 |
完成品等を扱う、ラフェスタグループの本体。 オリジナルキットはアニメものに加え、ガラモンが何種類か販売されています。
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WHFやJAF・CONなどのイベントで売られている、同社のイベント限定キット。 茨木彰原型、全高18cm、キット価格は14,800円。 今回のWFでは、完成品のみの販売でした。 |
注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。
紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。
また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
(C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
All photograph by Masato Matsumoto.
*メディアポケットの写真1点は、メーカーブログ(http://www5a.biglobe.ne.jp/~atm09/irys.html)からの引用です。
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