新作オリジナルキットを中心に、ワンダーフェスティバルで発売された、ゴジラ・怪獣関連情報を紹介します。
なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2002.8.19
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1年で最も暑い時期の開催ですが、今年は曇り空に助けられてかなり過ごしやすい1日でした。
今回は、久々の西館開催。
通路幅など狭くならないかと心配しましたが、以外に東館と変わりませんでした。
怪獣を出すディーラー数は、横ばい状態でしょうか。
ただし、作品別だとやはりデフォルメが中心で少し萎えます。
また、新作は当日に間に合わなかったものも多く、再版や参考展示を含めてやっと例年並のボリュームといった感触でした。
そんな中で今回は、GMKのフォローキットと昭和怪獣がバランス良く並んだと思います。
玉数が少ない割には、GMK意外でもアイテムがうまく偏ってくれて、逆ゴジやバラン、G3ガメラなどは競作として見比べられました。
*右画像は、酒井ゆうじ造型工房「逆襲ゴジラ」
浅井篤氏主宰の、怪獣専門メーカー。 怪獣フリークス30cmシリーズより、昭和の東宝特撮作品が並びました。
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今回唯一のジオラマは、3年振りとなったバランのジオラマ。 右には、WFでは初公開の婆羅陀巍山神像が参考展示されました。 その奥にあるのは、新作ギドラの原型写真(置いてあったのはNG版の首)です。 ボークス以来、17年振りとなる30cmギドラ、早く実物を見てみたいです。 |
今回は、怪獣オンリーできたWF常連ディーラー。 ホビーエキスポに続いての出品です。
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新作は、約16cmサイズのかがみ姿勢ゴジラ。 ベースの先端には、潜ったばかり(?)のバラゴンの尻尾が見えます。 |
奥田茂喜氏主宰の、怪獣専門メーカー。 独自路線のフルアクションモデルと、レジンキットが並びます。
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ソフビガラモンの、彩色版とモノクロ版をずらりと並べてアピール。
かわいいしぐさを見ていると、ピグモンのイメージもダブります。
そういや、B社のラジコン・ピグモン、本当に製品化されるのかな?
やるなら、こっちの外皮買い取った方が、はるかに似ているんだけどな~(汗) 上段にはガメラ3と、新作のKOC山脇氏による20cmサイズのDFガメラ3もディスプレイされています。 | |
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こちらは、そのDF版平成ガメラを使用したジオラマ。 チビギャオスに突つかれて、「うるさい!」とやっています。 |
川崎市の完成品工房。 前回のリアルモデル2体に、デフォルメの新作4体が並びました。
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全高12cmほどの、新作リアルデフォルメモデル。 リアルタイプの対峙版と違い、バラゴン、逃げてます。 全高5cmほどのミニシリーズは、ヘドゴジが珍しい片目玉持ちモデル、総攻撃ゴジラの方が、岩石キックポーズです。 | |
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こちらは、再版のリアルタイプ2体。 ゴジラは、恥骨の張り出しとはね上げられた尻尾がポイント。 |
近年参加の、ショップディーラーさんです。 オリジナルキットは、アニメから怪獣まで様々。 怪獣は、旧作に加え、一般版権の製品化となったGMKバラゴンが並びました。
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リアルディフォルメソフビのNo.1として発売された、約19cmのGMKバラゴン。
着ぐるみ版より、開米プロ吉田氏の雛型に近いプロポーションとなっています。
ゴジラも、近日発売の予定。 2枚目は、新作でオール怪獣大進撃からの8cmサイズ3体セット。 速水氏の初期ディフォルメを思わせる、ミニラの寝ぼけ顔が愛らしいです。 |
中古怪獣GK専門の、ショップディーラーさんです。 ブース前では、箱無し品の3千円均一バーゲンに、人が群がっておりました。
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ブース前が混んでて撮影出来なかったので、参考画像を。
あちらのページでも画像を載せていないせいか、セブン・イカルスよりマン・ネロの方が売れ行きが良かったとか。
一般版権は、まだまだ続くので楽しみです。 間借りをしている夢工房宝島のテーブルには、ジャイアントスイングやG2、ジラースの完成品も見えます。 |
プロモデラー寒河江弘氏主宰の、WFディーラー。 鬼将軍のメンバーに加え、織田尚氏(瀬戸内プロ)、杉本浩二氏(ゴート)、市原俊成氏(ガンマン)、木村(えなり)和義クンらもジョインント参加する特撮プロディーラーでもあります。
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左の展示台は、瀬戸内プロ中心のひな壇。
織田氏の新旧作品と、佐野氏の液体人間、奥様のブンダーなどが見えます。
ひな壇の横には、お馴染みのツチノコやヒバゴンなども並んでいました。 右のひな壇には、比嘉一哲氏のビーチガールから、ピラニア、岡田圭吾氏のクリーチャーにえなり木村クンのミニセット2種が並びました。 午前中ですが、超獣セットは既に完売となっています。 | |
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実質初売りとなった、佐野氏の15cmサイズの液体人間。 はたして、電送人間とガス人間のキット化はあるのか?! ご所望の方は、ぜひリクエストを! |
高垣利信氏と橋本智氏との、2人組ユニット・ディーラーです。
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高垣氏の新作は、バキュームフォームによる透明フード付きのグモンガ。 マンガちっくないやらしい顔が、良く再現されています。 30cmサイズで、全幅約40cm。 | |
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そのとなりは、墓場鬼太郎から招き猫、福助さんと橋本ワールド炸裂のひな段。
怪獣の新作は、資料写真に残るモゲラのひな型モデルを17cmサイズで立体化。
おまけに、ミステリアンの円盤付き。
彩色には、レトロモダンの匂いが漂ってます。 しかし、この招き猫花魁バージョン、千と千尋~@宮崎駿氏の世界観と同じ匂いがするんですが、いかがでしょう? |
お馴染みの、怪獣専門完成品工房のブースです。
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今回展示の目玉は、Nゲージストラクチャーを使用した、酒井氏のオリジナル・イメージゴジラのジオラマ。 1と2がにらみ合う、夢の共演対決です。 |
オフィスカイムの出店ブース。 もちろん、ウルトラ怪獣専門です。
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今回は、なんと言っても村田御大のクラシックシリーズ新作のガラモン。 完成品の状態で、原型が展示されました。 今秋、発売の予定です?! 右奥にあるのは、ギャラリーシリーズのスカイドン。 また、POST MONSTERSシリーズでも、MAC氏のガラモンがラインナップに加わりました。 |
各種イベントで活躍する、まんがとGKのご夫婦ディーラーです。
GKでは、リアルタイプの30cmライダー怪人と10cmウルトラ怪獣をリリースしています。
新作のエイキングとコブラ男が加わった、怪々大行進30cmシリーズ。 2段目右には、再版のピット星人も並びます。 |
アニメと怪獣のデフォルメが中心のWFディーラー。
ただし予定していた総攻撃版ゴジラ・バラゴンのセットは、今回もありませんでした。
小サイズでセブンやマンのリアルモデルを並べる、WF常連ディーラー。
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新作は、1/700ゼットン&ウルトラマン。 このままベースを付けて、「ウルトラ怪獣名鑑」スペシャルにしてほしいなあ。 2枚目は、再版のセブンです。 |
トイショップがメインのWFディーラー。 主宰の高橋氏は、ハイパーホビー誌最新号でも紹介されています。
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ようやく姿が見え始めた、30cmメトロン星人。 この秋には、一般販売を目指します。 |
ご存知、酒井ゆうじ氏主宰の怪獣専門トップメーカー。 今回は、出現シリーズの最新作がメインです。
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専用のライティングが用意された、逆襲ゴジラ出現ジオラマ。 岩の下には、オーバースケールですが、極小の小泉博さんと千秋実さんがいます! この作例は、HJ誌8/25発売号に掲載されます。 |
小スケールでリアルタイプの作品を扱う、常連のWFディーラーなんですが...
今回は、諸般の事情で欠席です。
去年より参加の、怪獣を扱うアマチュア・ディーラー。 今回は、GMKのバリエーションが並びました。
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前回のゴジラを改修して、大涌谷決戦仕様モデルとなった鬼神ゴジラと、対峙する地神バラゴンを立体化。 イマージュ、海豹屋と合わせて、かがみ姿勢タイプの競作となりました。 バラゴンの頭は、角を光らせられるよう、透明レジンで抜かれています。 | |
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2匹+1が絡み合っている、巨大なキット。 ゴジラとギドラが本格的に絡んでいるのは、一般版権も含めて現在このキットのみ。 まだ荒削りですが、この構成力はなかなかのもの。 今後の新作にも、期待できます。 |
四国から参加の、竹内信善氏主宰のWF常連ディーラー。 恐竜をメインに、アニメキャラから怪獣まで精力的に造型をこなしています。
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左手に配置された、怪獣・恐竜関係のブース。
HJEXで、作例として紹介された大怪獣総攻撃の4体が、待望のキット化です。
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過去の怪獣造型でも、最大となるガメラ3。
甲羅の厚みもあって、かなりのボリュームです。
となりには、同じく新作のティラノサウルスが並びました。
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アニメ系モデルを中心とした、常連ディーラー。 開米プロの吉田哲弥氏は、TOHO COLLECTIONシリーズ6点を一挙に展示しました。
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GMK総攻撃から4種5体と、逆ゴジ、アンギラス、バランと一挙に7種をリリースした全高12cmのTOHO COLLECTIONシリーズ。 このラインナップ、実はアンギラスとバランを加えてGMKの準備稿版を再現したかったからだそうです。 キットには、幼虫モスラや繭、飛びバランに婆羅陀巍山神像まで付属しています。 | |||
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こちらは再版の、15cmサイズのバラゴン2体。
初期設定と言って良い二ツ足、着ぐるみに近い四ツ足と造型の違いが楽しめます。
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こちらも10年以上出店している、老舗ディーラー。 アニメのDFメカモデルや小サイズの特撮リアルモデルなど、ユニークなオリジナルキットが並びます。
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約30cmの新作キンゴジ。
残念ながら時間切れで、原型途中の展示のみです。
右端には、やはり原型途中のメフィラスとベムラーが... 次回は、出てくれる事を祈ります。 | |
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こちらは再販の、6cmガラモンと12cmサイズのバルタン。 この他DF軍艦に、原型途中のマンダが絡みついていました。 |
ウルトラ怪獣を格安で並べる、WF常連ディーラーです。
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22cmシリーズの新作、ワイアール星人、プラチク星人、グビラです。 プラチクは、告知より1年半をかけて、ようやく正キット化されました。 花弁のような、くりくりした体表の装飾?も、レジンでうまく抜かれています。 | |
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今回は、造型活動の一区切りという事で、過去の主だった作品がずらりと並べられました。 ブースには、トイフェスにこられていた実相寺監督も寄られたとか。 氏のコメントを糧に、22cmや30cmシリーズで価格破壊を続けてほしいです。 |
20cmサイズの怪獣が並ぶ、ディーラーさん。 普段は千葉で、「しんえい」というショップをやっています。
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今回の新作は、20cmサイズのセブンvsガンダーです。 初の完売だそうですが、マルブルのレトロタイプだけでなく、リアルタイプ路線もぜひ続けて欲しいです。 |
映画の特殊美術で仕事をする、山田太一氏のスタジオ・ネロと、伊藤成昭氏のとんぱち工房が合体したWFディーラー。
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全高30cmの、迫力の胸像2体です。 バランは、かなりかっこいいアレンジの入った顔。 FRP製で、スペゴジの角など一部レジンを使用しています。 |
岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。 怪獣特撮関連では、マンやセブンなどヒーロー側の立体化が多いのですが、今回は、岡氏初の怪獣造型となるガメラが、鉄人と並びました。
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怪獣の新作は、昭和の香り漂うバルゴン戦ガメラ。
なんと、迫力の35cmサイズ。
後にある迫力のイラストは、加納カズノリ氏によるパッケージ用イラストです。
同スケールの、全長60cmはある巨大なバルゴンも途中原型が展示されましたが....でかいぞ! この他、氏自らライフワークと語る鉄人シリーズからは、鉄人対サターンのジオラマと、ブラックオックスやギルバートが並びました。 |
畑中正義氏主宰の、怪獣専門メーカー。 畑中氏原型のガメラシリーズや、村上寛氏原型の東宝怪獣が並びます。
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今回は、22cmサイズのシリーズが並びました。 村上氏の総攻撃ゴジラは、前回の参考展示から彩色済みの完成品展示へ。 ディスプレイは、腰の伸びてる順に並べたのかな? 後では、何やら密談(?)も行われています。 |
特撮関連の2店が合体した、大阪の怪獣ディーラーさん。
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Power Headの新作は、約20cmサイズのウインダム。
隣にあるのは、参考展示のレオのセブンガー。
2段目には、再版のミクラスとアギラが並びます。 一方、アトリエ Rainy Dayの方は、旧作の流星人間ゾーン・シリーズが、ずらりと展示されました。 |
最近は、食玩原型も展示されるようになった、マックスファクトリーのブース。でも、リアルタイプの怪獣キットも、久々に大物が発売されます。
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3年越しで、やっと販売が決定した酒井原型の40cmG3ソフビキット。 彩色済みで予価20,000円と表記されていました。 写真は、酒井氏本人によるレジン版の完成品(塗装見本)をギャオス目線で。 |
九州から参加の、WFディーラー。 ブースには、かわいい恐竜、ゴジラ、カエルなどが並びます。
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新作は見送りとなり、旧作の再版のみとなったブース。 次回は、販売できるかな? |
茂木栄一氏が取りまとめをしている、WF常連ディーラー。 何人かの原型で、デフォルメやオリジナルの造形物が並びます。
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東宝初の版権モノとなる、13cmほどのデフォルメ初代ゴジラ。 原型は、茂木さんです。 このサイズで、シリーズ化も検討中とか。 今後の展開に、注目です。 |
山川隆生氏主宰の、怪獣専門メーカー。 四日市から参加です。
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ジオラマあり、ポスターの縮小カラーコピーありと、相変わらず凝ったディスプレイで楽しませてくれます。 もう一つの机には、海底軍艦VSマンダが飾られました。 | |
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最新作は、20cmサイズのモスラ対ゴジラ。 山川さんは、いつも「間に合わん、間に合わん」と言いながら、必ずジオラマとできたてのキットを持参してくれます。 このモスラ対ゴジラも、キット組みの他、ご覧の岩島ジオラマが中央を飾りました。 | |
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壁側の机には、マンダ原型を担当したフジミの轟天号VSマンダが、パッケージバックとアクリルケースで2セット飾られました。
ブースをまわった時には、「これ買い逃した」と言ってる人もいたな~。 この他再版品では、逆ゴジ対アンギラスも最終販売されました。 |
宮城県から初参加のディーラーさん。 石森章太郎キャラクターと平成怪獣のブースです。 今回は、ジョー&フランソワーズ、ガメラ、ゴジラが並びました。
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今回完成品で発売された、全高15cmほどのガメラ対ギャオス。 目をむいたかわいいギャオスが、評判だったとか。 このギャオス、単体でも欲しいですね。 | |
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こちらは、ほぼ全高14cmの総攻撃ゴジラです。 東宝のシリーズ化も、検討中だそうです。 |
極小サイズのデフォルメで、ゴジラやガメラシリーズを並べるWFディーラー。 数あるデフォルメ品の中でも、VSと並び好きなデフォルメの仕方です。
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初のリアルモデルとなる、18cmミレゴジは見送り。 大型DFとなる10cmほどのモゲラと、お馴染みの小サイズによるシリーズが並びました。 | |
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こちらは、ガメラ対決ジオラマシリーズの新作。 ガメラ対レギオンに続く、第2弾です。 |
こちら、昭和ガメラにこだわる、伊丹市から初参加のディーラーさん。 昭和ガメラ派には、朗報か?!
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今回は、20cmサイズのこの2点勝負。 立体物では、しばらく平成ガメラが優勢だったので、昭和ガメラ派の人は、しばらく追っかけると面白い動きがあるかもしれません。 |
注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。
紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。
また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
(C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
All photograph by Masato Matsumoto.
*2 pics of deform Godzilla 1954 by Tsunehiro Suzuki.
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