PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・ワンフェス2007[夏]

WONDER FESTIVAL 2007 SUMMER (2007.8.12)

新作オリジナルキットを中心に、ワンダーフェスティバルで発売された、ゴジラ・怪獣関連情報を紹介します。 なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2007.9.20

■真夏の祭典

 関東では、8月に入ってやっと梅雨が明けた今年。 それから約10日で、造形の祭典が暑い真夏の一日に開催となりました。
 会場は、東館5館を使ったレイアウト。 企業ブースと中古トイディーラーの一部がガレリアの向こうに隔離され、キットを扱うディーラーは3館ブチ抜きで比較的余裕を持ってレイアウトされました。 全体の入場者数は1段と増えたようですが、怪獣系に限って言えば開催時期が繰り上がったせいか、いつもより空いていた印象です。
 怪獣関連では、参考展示も含めると新規参入のディーラーが10ディーラー近く増え、限られた時間の中での取材も苦労が続く回となりました。 出品数は、前回に続き東宝怪獣が最も多く、次にウルトラ怪獣や他社の怪獣が続きます。 ガメラや大魔神など大映怪獣の出品数は、かなり減っていました。

 右画像:国分寺工房「モスゴジ・着ぐるみ」(クリックで拡大画像あり)

■五十音順ディーラー紹介

凡例:…東宝怪獣 …ウルトラ怪獣 …大映怪獣 …その他の怪獣・怪人 …メカ …完成品、中古品、その他
■浅井造型

浅井篤氏主宰の、怪獣専門メーカー。 今回は、怪獣フリークス30cmシリーズより10周年記念作のバランが展示されました。

  • 「バラン・羽田空港最終防衛線」参考展示
  •    今回は参考展示ということで、いつもよりおとなしいディスプレイとなったテーブル。 前作の立ちバランより9年の時を経て、浅井造型10周年記念作となるバランの登場です。 ベースの仕様は価格との折り合いからまだ検討中との事ですが、完成が楽しみです。
    ■(同)アゾット

    この2月に新潟で設立された、怪獣特撮モノとアニメフィギュアを扱うGKメーカー。 WF初参加の今回は、オリジナルキット第1弾のラインナップが展示・販売されました。

  • 「キンゴジ放射火炎」
  • 「シーゴラス」
  •    怪獣関連からは、雲斎さんのキンゴジ放射火炎と吉村氏のシーゴラスが先行販売されました。 怪獣では、東宝、円谷ものを中心に30cmサイズの作品をリリースしてゆきたいとの事。 今後の展開に期待したいです。
    ■アトラゴンGK

    神戸から参加の、宮崎逸志氏主宰の特撮専門メーカー。 近年は、30cmウルトラ怪獣補完計画をシリーズ化して、意欲的に新作をリリースしています。

  • 「伝説怪獣 ウー」
  • 「灼熱怪獣 ザンボラー」
  •    30cmウルトラ怪獣シリーズ第5弾となる、ウー。 左手の上には、ちょこんと座った雪ん子も付いています。 2枚目は、今回で最終販売となったザンボラーです。
    ■アトリエG-1

    奥田茂喜氏主宰の、怪獣専門メーカー。 独自路線のフルアクションモデルと、レジンキットが並びます。

  • 「RAH ガラモン」「ジッポーライター」「GMKゴジラ雛型モデルソフビキット」
  • 「レイゴー」
  •    壇上に並んだ新作・再販品。 メディコムトイから8月発売される、奥田氏が原型を担当したRAHガラモンは、可動を活かしてお座りポーズで展示。 同じく開田裕治氏デザインで、奥田氏がレリーフ原型を担当した初ゴジジッポーもお目見えしています。 中央が再販の、品田氏原型GMKゴジラ雛型モデル。 その隣には、ヘドラのカラー&塗装バリエーションが並べられました。 写っているのは、夏にちなんだスイカ柄?!
     左端には、『レイゴー対大和』より2年振りで製品化されたレイゴーのソフビ完成品も参考展示。 しんぺい師匠の映画のほうも、なんとか動き出したようで、こちらも楽しみです。
    ■アトリエRainy Day

    吉佐信貴氏主宰の、WFディーラー。 流星人間ゾーンの登場怪獣を、シリーズで立体化しているメーカーです。

  • 「タイラント」
  • 「リンドン」「メフィラス星人(2代目)」
  • 「ムカデンダー」
  •    今回も、全て新作で出店。 『ウルトラマンタロウ』から写真の4作、『仮面ライダーX』から2作が並びます。 さらに後に並んでいるのは、唐沢なをき氏の『ウルトラファイト番外地』よりかわいくデフォルメされたアギラ、イカルス、エレキング。 今回は、他のディーラーでも『ウルトラファイト番外地』からの出品が数点ありました。
    ■イーグルCRAFT

    南田哲郎氏主宰の、怪獣専門ディーラー。 毎回30cmサイズの怪獣が並ぶ、WFディーラーです。

  • 「ナース円盤」「恐竜戦車」
  • 「金属人間メタリノーム」
  •    メカ系怪獣が続く30cmサイズの新作は、ナースの円盤形態。 ベースの上には、ワイルド星人もいます。 奥に並ぶのは、再販の恐竜戦車。 新作2体目は、『キャプテンウルトラ』よりメタリノーム。 秀逸なデザインの金属人間です。 くしくも、新作は2体とも金色となりました。
    ■イマージュ

    川崎市で完成品工房も営む、ショップディーラーさんです。 一捻りしたポーズのオリジナルキットも、お馴染みとなりました。

  • 「激闘シリーズNo.22 逆襲ゴジラ・大阪決戦」
  • 「灼熱怪獣アロン」
  • 「DFキンゴジ・東北上陸」「DFヘドゴジ」「DF総攻撃ゴジラ」「DF初代ガメラ ポスターバージョン」「DF1966ガメラ 手乗りバージョン」
  •    激闘シリーズの最新作は、No.22となる逆襲ゴジラ。 アンギラスに向って、体を構えたポーズでの立体化です。 『マグマ大使』からの怪獣アロンは、今回彩色済みで展示されました。 ミニデフォルメシリーズの新作は、キンゴジの東北上陸シーン。 東北本線もレイアウトされています。 他にミニデフォルメシリーズの再販品から、ヘドゴジ、総攻撃ゴジラ、ガメラシリーズ2点が並べられました。
    ■ウエストケンジ

    WF常連となった、ショップディーラーさんです。 オリジナルキットは、ロボットアニメから怪獣まで様々。 怪獣は、一般版権でソフビ化された製品群が並びました。

  • ひな壇
  • 「'84 ゴジラ」「ファイナルゴジラ」
  • 円谷飛行形態シリーズ
  •    ソフビキット化が進む、ウエストケンジの怪獣シリーズ。 84ゴジラは、今回彩色済みで展示です。 CVF中村氏による円谷飛行形態シリーズも、定番商品となってきました。
    ■ウルトラ☆マシーン製作所

    長年、ウルトラメカを中心に造型している、メカ専門のWF常連ディーラーです。

  • 「わだつみ」
  • KATO社「高圧鉄塔」赤白塗装済み品
  •    残念ながら黒鮫号は間に合わず、再販のクレーン版わだつみと、変わったところで、赤白塗装済みのkato社高圧鉄塔が販売されました。
    ■ウルトラやホビー

    堺市のホビーショップが出店する、怪獣専門のWF常連ディーラーです。

  • 「DFキングギドラ」「DF2代目ラドン」「DF決戦ゴジラ」 
  • 「DFメカゴジラ」
  • 「宇宙大怪獣ギララ」
  •    今回DFシリーズの新作は、決戦ゴジラ、2代目ラドン、メカゴジラの3体。 ゴジラとラドンは、再販のギドラとともにチキサイ再現風ジオラマで展示です。 他に30cmサイズのギララが再販されました。
    ■M-ARTS

    埼玉県で、木彫仏像に代表される美術工芸品の製造販売を行うメーカーです。 茨木彰氏が造形部長として就任し、WFにも初参加です。

  • 「初代キングギドラ」
  • 「木彫りキングギドラ」
  • 「キングギドラ1998」「ゴジラ2000ミレニアム」
  •    茨木氏を迎え、怪獣ガレージの世界に本格参入。 新作として、迫力の30cmサイズの初代キングギドラが先行販売されました。 さらに、この原型をモデルとした木彫り版の1mギドラも参考展示。 中国の職人による手彫りの作品で、40cmの一般普及版が年末~年明に発売予定です。 横には、ポリレジンキットとして再販されたグランドギドラ、ミレゴジの2体も並びました。 他にHJ誌でも紹介された、進行中の2mギドラも写真展示され、今後WFでもお披露目されるかもしれません。
    ■MRD

    サークルMRDが出展する、WFディーラー。 特撮関連の戦艦やメカ、宇宙戦艦ヤマトのアイテム等が並びます。

  • 「TOKYO-III」「スペース・アロー」
  •    今回は『超者ライディーン』『劇場版・機動戦艦ナデシコ』等のアニメ作品からのメカと並んで、特撮系からは『さよならジュピター』より、スペース・アロー、TOKYO-IIIといった小型のスペースシップが再販されました。


    ■おまんたワールド

    高垣利信氏と橋本智氏との、2人組ユニット・ディーラーです。 毎回、東宝やウルトラ怪獣作品が並びます。

  • 「バルタン星人」ジオラマ展示
  • 「ジャミラ」
  • 「マンダ」
  • 「ヘドラ立体解剖図」
  • 「闊歩す!番外篇」
  • 「ウルトラマン対ネロンガ」
  •    高垣氏の新作はバルタン星人、ビルと再販のジャミラと共に展示されました。
     一方、橋本氏のテーブルもにぎやかです。 ベースの上にはムー帝国人も見える30cmマンダ。 ヘドラは毒々しい原色の立体解剖図版。 プレート2枚、繭、カネゴンロケットがセットになった「闊歩す!番外篇」。 さらに参考展示で、マン対ネロンガの名対決シーンの再現、とてんこ盛りのテーブルとなりました。
    ■怪獣造形・ケチャップ堂

    怪獣一筋、きんぐまいまいこと高野吉昭氏主宰のWFディーラー。 高野氏を中心に、判治靖郎氏、原潜館氏の怪獣作品を扱っています。

  • 「鉄甲アゴン」
  • 「大百足ドグマ」
  •    今回は、新機軸として『仮面の忍者 赤影』シリーズがスタート。 高野氏のアゴン、新メンバー原潜館氏のドグマと、2体の新作が並びました。
    ■怪獣ソープ・銀閣

    戸田博章氏主宰の、WF初参加のディーラーです。

  • 「バトゴジ」
  • 「ゼットン」
  •    初参加の今回は、戸田氏原型の34cmバトゴジの参考展示と、岡野洋太氏原型の27cmゼットンの販売がされました。
    ■怪獣無法地帯

    オフィスカイムの出店ブース。 もちろん、ウルトラ怪獣専門です。

  • 「ヒドラ」「ジェロニモン」
  • 「ゴルドン」
  •    モンスタークラシックスからは、No.37の「ヒドラ」と予約受付中の新作「ジェロニモン」、次回作の「ゴルドン」がディスプレイされました。
  • 「ダンガー」「シュガロン」「ゴルバゴス」
  • 「ゴーストロン」「サドラ&デットン」「ブルーマ」
  • 「ブルーマ」「キングマイマイ幼虫」「キングマイマイ成虫」
  • 「キングマイマイ成虫」「レオゴン」「ムルチ」
  •    モンスターギャラリーシリーズは、『帰ってきたウルトラマン』より怒涛の12連発を展開中。 春の新マン祭り5作の先行発売に加え、11月発売の5作もずらりと並べられました。
    ■怪物屋

    大阪のモンスター専門ショップ、怪物屋の出店ブースです。

  • 「初代ゴジラver1.0」
  • ひな壇上段の胸像シリーズ
  • 「ゴジラ歴代プラーク」
  •    巨大な新作は、隣に並んだGMKゴジラを上回るサイズの初代ゴジラ。 今回はver1.0としてのリリースという事で、次回WFに向けてさらにブラッシュアップ中です。 他に再販品では、大魔神も加わった胸像シリーズ(ピンボケすいません)をはじめ、歴代ゴジラプラーク、ゴジラプレートなども展示されました。
    ■GOWROW

    ダイモス、D-techなどに原型提供していた當幸宗氏が興した、新進のプライベイトメーカー。 この1月よりメーカー活動を開始しました。

  • 「ゴジラ(2000)胸像」
  • 「婆羅陀巍山神」
  • 「破壊神ゴジラ」
  •    新作は、大小2体。 全高40cmに及ぶ迫力のゴジラ(2000)胸像と、以前ダイモスのバランに付いた婆羅陀巍様の限定単体売り。 従来品からは、冬に発売されたバラゴン踏んづけGMKゴジラと東宝龍コレクションの4点が並びました。
    ■かなめみお

    各種イベントで活躍する、まんがとGKのご夫婦ディーラーです。 怪獣GKでは、リアルタイプの30cmモデルをリリースしています。

  • 「プラチク星人」
  • 「アロン」
  • 「ピラザウルス」「ゴース星人」
  • 「ムカデラス」
  •    ライダー怪人と、ウルトラシリーズの怪獣・宇宙人が並ぶブース。 ウルトラシリーズの新作は、プラチク星人、アロン、ゴース星人と一挙3体がリリース。 一方ライダー怪人からの新作は、ピラザウルスとのムカデラスの2体。 ベル星人の再販やかわいいみお豆シリーズを加えて、久々ににぎやかなテーブルとなりました。
    ■玩蔵

    新潟県から参加の、ショップディーラーです。 アニメ系フィギュア中心ですが、今回はモスゴジの参考展示がありました。

  • 「モスゴジ」
  •    美少女フィギュアに混じって参考展示された、ライダー氏原型の22cmサイズのモスゴジ。 今後の販売は?との事です。
    ■ギニョール造形工房吉埜 with フレッシュいとう

    宮城県より参加の人形作家伊藤義之氏と、東京から参加の吉埜氏によるジョイントディーラーです。 毎回、伊藤氏独特の怪獣造型作品と、吉埜氏のギニョール・モデル群がずらりと並びます。

  • 「初代ゴジラ ギニョール」
  • 「キンゴジ ギニョールヘッド」
  • 怪獣ギニョールモデル
  • 「GMKゴジラ」
  •    初の販売品となった、手作り一点ものの初ゴジ・ギニョールと着ぐるみサイズのキンゴジ・ヘッド。 初ゴジは、手を入れて口の開閉や首を曲げる事ができます。 前回に続いて、電車くわえ初ゴジや逆ゴジ噛み付きアンギラス、2代目ラドン、ギドラなども展示され、モスゴジとキンゴジのギニョールモデルによる、放射能火炎の実演も行われました。
     一方伊藤氏の方は、GMKゴジラを加えてG3、ギドラ、飛行デストロイアなどが展示されました。
    ■グリプト

    怪獣専門のWF常連ディーラー。 30~50cmサイズの、大型モデルを並べます。

  • 「初ゴジひな形」
  •    今回は、ライガー作の初ゴジひな形がお目見え。 参考展示のザラガスがとても小さく感じる、60cmサイズのビッグスケールモデルです。
    この他再生ドラコも参考展示されていました。
    ■ケサランパサラン

    リアル感のある、独特の女性フィギュア作品を並べるWF常連ディーラーです。 今回は、ウルトラセブンのあのキャラクターが登場しました。

  • 「アンドロイド少女ゼロワン」
  •    ウルトラセブン第9話『アンドロイド0指令』より、小林夕岐子さん演じるアンドロイド少女ゼロワンの立体化です。 これをきっかけに、小林夕岐子さんの立体物が増えるのを密かに期待していのます(^^;)
    ■celtic sign

    ヒロシ氏が主宰する、WFディーラー。 モスゴジ2作品を従えて、WFに初参加です。

  • 「モスラ対ゴジラ 頭像」
  • 「モスラ対ゴジラ 全身像」
  •    独自の解釈により、スーツとは一味違った肉付きで仕上げたモスゴジ。 初参加の今回は、全身像の参考展示と頭部モデルの販売が行われました。
    ■號

    アニメと怪獣のデフォルメが中心のWF常連ディーラー。 今回怪獣モノは、大魔神が再販されました。

  • 「DF大魔神」
  •    前回に続き、大魔神が再販。 今回は時間的な余裕からか、塗装が一新されていました。
    ■国分寺工房

    WF初参加となる、七松氏主宰のWFディーラー。 参考展示として、撮影プロップ並のギニョールが並びます。

  • 「モスゴジ ギニョール」
  • 「モスゴジ・着ぐるみ」
  •    2006年冬WFでは、造型工房キトラブースにてモスゴジヘッドを参考展示した事もある七松氏。 今回は自らディーラー参加し、塗装まで当時の製法に近づけたと言うバランやモスゴジのラテックスモデルを持参。 さらに驚きの1/1サイズの、人が実際に入れるモスゴジ着ぐるみも展示されました。
    ■小鹿堂

    97年より参加している、kent氏と鹿野兄弟が運営するWFディーラー。 ウルトラシリーズとアニメ系アイテムが並びます。

  • 「ガマス」
  • 「アリブンタ」「ギロン人」
  • 「異次元超人エースキラー」「ブラックギラス・レッドギラス」
  •    代表のkent氏原型のウルトラシリーズ。 新作は、『ウルトラマンA』から忍者超獣ガマス。 再販は、前回のアリブンタと近年の作品からギロン人、エースキラー、ブラックギラス・レッドギラスの2体セットが並びました。
    ■酒井ゆうじ造型工房

    ご存知、酒井ゆうじ氏主宰の怪獣専門トップメーカー。 新作の先行予約の他、再販復刻計画が展開されています。

  • 「デスゴジ・ポスターイメージ」クリア版電飾展示
  • 「デスゴジ」クリア版電飾展示「デスゴジ・ポスターイメージ」ノーマルレジン版
  • 「オリジナルイメージゴジラ」
  •    20cmサイズの新作は、デスゴジのポスターイメージバージョン。 クリアキャスト版を、電飾しての展示。 84ゴジラに続く、天を仰いで激しく咆哮するゴジラです。
    2枚目は、通常レジン版と98年版口開けデスゴジとのツーショット。 その他復刻計画から、8年振りとなるオリジナルイメージゴジラ1や84ゴジラポスターバージョン、プレートやミニ胸像シリーズなどが展示されました。
    ■桜前線

    ウエストケンジの新進原型師、石井勝巳氏主宰のディーラー、参加2年目に突入です。

  • 「GODZILLA」
  • 「モスゴジ」
  •    今回も、中央に美少女フィギュアを挟んで2体のゴジラがディスプレイ。 右手に最新作のハリウッド版ゴジラ、左手に前作のモスゴジが展示されました。
    ■G-tempest

    石川県から参加する、渡辺結樹氏主宰の怪獣メーカー。 怪獣の他、メカものにも腕が冴えます。

  • 「ゴジラ(キングコング対ゴジラ)」「モスゴジ」
  • 「ミレニアムゴジラ・雛形タイプ」「大怪獣Zilla」
  • 「伊-507」ジオラマ
  •    コレクションシリーズの最近作が並んだ展示ブース。 最新作のキンゴジには、会報予約限定の1/250東宝シャーマンが挑んでいます。
    メカの代表作となった「伊-507」は、今回洋上進行ジオラマで展示されました。
    ■CVF

    ウエストケンジの飛行形態シリーズでもお馴染みの、中村宏治が主宰するWFディーラー。 今回は、30cmサイズのウルトラ怪獣の登場です。

  • 「改造パンドン」
  •    ここ数年、怪無やグリプトで30cmパンドンの発売が続いていましたが、こちらは改造パンドンの登場。 他に『マイティジャック』より隊員ピストル「ハイパー8」の販売もありました。
    ■純喫茶ギロチン 独身サドンデス

    特撮関連では、映画の特殊美術を担当する梶政幸氏のメカが並ぶWFディーラーです。

  • メカテーブル
  •    梶氏の秀逸なメカモデルが並ぶテーブル。 今回は再販のみですが、火龍、轟天号、93式メーサー攻撃機、マーカライトファープとセットのミステリアンドームがディスプレイされていました。
    ■SHINZEN造形研究所

    四国から参加の、竹内信善氏主宰のWF常連ディーラー。 恐竜をメインに、アニメキャラから怪獣まで精力的に造型をこなしています。

  • 「スピノサウルス」
  • 「機龍ゴジラ」「機龍メカゴジラ」
  • 「ギドゴジ」「ゴジラザウルス」
  •    今回の目玉は、WF直前に発売された、HJ+誌のVOL.3恐竜特集号に合わせて造り下しした、スピノサウルス。 全長66cmに及ぶ渾身の大作です。 怪獣関連は従来品中心ですが、近作に加えて機龍ゴジラ、機龍メカゴジラの2体が先行再販されました。
    ■スカイネット ミラクルハウス

    模型のアオシマのホビーブランド、スカイネット ミラクルハウスの企業ブース。 あの名作東宝メカと、同スケールの怪獣ソフビキットが参考展示されました。

  • 「ガイラ」
  • 新世紀合金・東宝メカニック「70式メーサー殺獣光線車」「66式メーサー殺獣光線車」
  •    合金をメインとしたミラクルハウスブランドよりこの春発売された、新世紀合金のメーサー車2種。 大きいお友達御用達の製品でしたが、なんとそのスケールに合わせた約50cmサイズのガイラが、スカイネット ミラクルハウスブランドより、簡易ソフビキットとして年末に発売予定とのこと。 原型は、うけけ団のジリさんこと川尻徹氏。 開発中の原型参考展示でしたが、この大きさと迫力には正直脱帽!です。
    ■STUDIO・NELLO+とんぱち工房

    山田太一氏のスタジオネロと伊藤成昭氏のとんぱち工房、特殊美術畑で活躍するお二人のジョイントディーラーです。

  • 「デストロイヤ胸像」
  •    前回同様、悪魔の植物人間の横にディスプレイされた、怪獣胸像のデストロイヤ胸像。 とんぱち工房伊藤氏による、FRP製の新作です。
    ■ステルス田中雷工房

    プロ原型師田中雷氏が主宰する、WF常連ディーラーです。 近年プロップサイズの模型を手元にというコンセプトで、大型のメカ系GKをリリースしています。

  • 「ウルトラホーク1号」
  • 同上α号コックピットアップ
  • 「ハイドロジェネレードS117ビートル」「ジェットビートルS111」
  • 「ウルトラマンタイトルレーザー彫りプレート」「ウルトラセブンタイトルレーザー彫りプレート」
  •    今回の目玉は、全長85cmに及ぶウルトラホーク1号。 塗装は間に合いませんでしたが、ご覧の通りの迫力の一品です。 ビートルは、ハイドロジェネレード仕様のS117号機とS111号機のツーショットで展示。 他に、お土産価格のタイトルレーザー彫りプレート2種も並べられました。
    ■造型工房キトラ

    埼玉県から参加の、岡健之氏が主宰する怪獣メーカー。 雲斎こと廣瀬直樹氏がジョイント参加する、ゴジラ系ブースです。

  • 岡健之作「初代ゴジラ(電車咥え)」「GMKイラストイメージゴジラ」
  • 「南海ゴジラ(赤い竹襲撃)」参考展示
  • 廣瀬直樹作「キンゴジ那須高原」「逆襲ゴジラ睥睨」
  • 「キンゴジヘッド1/2」
  •    前回の原型展示から、彩色済み完成品展示へと進化した、体を大きく捻ったGMKイラストイメージゴジラ。 再販のオリジナルイメージゴジラ、初代ゴジラ(電車咥え)と50cmサイズのゴジラが並ぶさまは正に圧巻の一言です。 さらに次回作の南海ゴジラ(赤い竹襲撃)も、これまた50cmサイズと、岡氏の連作はものすごい事になっています(^^;)。
     一方廣瀬直樹氏も、再販のキンゴジ那須高原に加えて、新作の逆襲ゴジラ睥睨を参考展示。 次回の販売に向けて着々と進行中です。 この他、発泡ウレタン仕様のキンゴジヘッド1/2なども再販されました。
    ■造-K.O

    小野地哉人氏が主宰するWFディーラー。 平成版メカゴジラを持参して、WFデビューです。

  • 「メカゴジラ93」
  •    84ゴジラを小学生時代に観て以来の、平成ゴジラファンだという小野地氏。 今後もメカ怪獣、平成ゴジラシリーズの怪獣を1/500の統一スケールで造型してゆきたいとの事。 今後の展開が楽しみです。
    ■ダイモス

    村上寛氏主宰の、怪獣専門メーカー。 村上氏と當氏の怪獣を中心に、パノラマアワー氏のメカを加えラインナップを展開中です。

  • 「フランケンシュタインの怪獣 ガイラ対大ダコ」
  • 「カプセル怪獣ミクラス」
  •    メインは、フランケンシュタインの怪獣ガイラ対大ダコの対決セット。 本来海上対決のシーンですが、あえてウォーターラインモデルにせず、全身を造型しての発売です。 どうしてもという人は、「水槽に沈めて!」との村上氏からのコメント付き。
    他に前作の30cmミクラス、初代キングギドラ飛行タイプ、1964飛行ラドン・モスラ幼虫、カメーバ2003などが並びました。
    ■T's Facto

    山脇隆氏主宰の、怪獣専門プライベートメーカー。 御馴染みとなった、立体的な展示棚と独自の飾り付けがブースを飾ります。

  • 「韮沢靖イラストイメージゴジラ -EVOLUTION-」ジオラマ
  • 「MONSTER X -REBORN-」
  • 「GODZILLA vs ZILLA」
  •    最新作は、「韮沢靖イラストイメージゴジラ -EVOLUTION-」と「MONSTER X -REBORN-」の2体。 韮沢靖イラストイメージゴジラは、前傾姿勢で全高35cmと、前作を大幅に上回る大作で、体表のトゲトゲもよりいっそう禍禍しさを増しています。 ところで、足の下にあるのは、誰の羽根?!(^^;)
     他に前作のGODZILLA vs ZILLAの対決セットも並びました。
    ■D-tech

    大阪より参加の、GK専門のギャラリーショップを開いているディーラーさん。 アニメ系から怪獣まで扱い、オリジナルキットと完成品が並びます。

  • 「ヘドゴジ」
  • 「DF万歳モスゴジ」「DFデストロイア完全体」
  •    怪獣の新作は、村上氏の20cmヘドゴジ。 ヘドラの目玉付きです。 従来品からは、デフォルメのシリーズの近作と、GFWより新・轟天号VSマンダの対決ペアがセット販売されました。
    ■Delicious Rainbow

    大阪から1年振りに参加となる、阪口晃氏が主宰する怪獣専門のWFディーラー。 Q~帰りマンぐらいまでのウルトラ怪獣を中心に、造形活動を続けて行くとの事。 今回は、30cmサイズへ挑戦です。

  • 「あなたはだぁれ?(フック星人)」
  •    1回お休みして、充電後の新作第3弾は、30cmサイズに挑戦したフック星人。 ほぼできあがった原型の展示がされました。 残る問題は、セミ人間同様の透明ビニール服。 透明レジンかバキュームフォームで、キット化される予定です。
    ■てんつく工芸

    2回目の参加となる、鮫順氏主宰する怪獣専門のWFディーラーです。

  • 「逆ゴジギニョール」
  • 「逆ゴジ」
  •    ギニョール版の逆襲ゴジラヘッドを、レジンキットで立体化(写真、ピンボケです)。 慣れるとこの出っ歯も、妙に愛らしく見えてきます。 他に、鮫順氏原型の30cmサイズ逆ゴジ全身像、オリジナルの虎のヘッドモデルも参考展示されました。
    ■狙われた街

    G3ヘッドを並べるWFディーラーさんです。

  • 「G3ヘッド」
  •    小型のベースにあしらわれた、G3のヘッド。 一点一点手作りで、微妙に表情が違います。
    ■VS☆C-PROJECT☆

    外川祐女史&長岡友吾氏の、カリカチュアモデル専門WFディーラーです。 復活後、精力的に新作をリリースしています。

  • 「大脱走ツインテール」
  • 「ベムスター&飛びベムスター」
  • 「キングマイマイ幼虫&成虫」
  • 「ゴキネズラ&グロンケン」
  •    今回は、新マン怪獣シリーズで固められたラインナップ。 新作は、強制パースが付いたツインテールの大脱走。 すご~く悪い顔をしたツインテールに、卵と2cmに満たないグドンも付いています。 他にベムスター&飛びベムスターの久々の再販をはじめ、近作2点が再販されました。
    ■ハニーボーンズ

    前田裕幸氏主宰の、WF出店ブース。 秀逸なデフォルメ作品に加えて、リアルタイプでは独自のイメージゴジラも並びます。

  • 「初ゴジ サバイブ」
  • 「DFウインダム」「DFミクラス」「DFジラース」
  •    HJ+誌VOL.2の表紙を飾った上半身像の再販に加え、ごく少数の下半身が発売された「初ゴジ サバイブ」。 当日展示はできませんでしたが、上下を合体させると、完全体?!のできあがりです。 →参考画像:「初ゴジ サバイブ全身像」
    一方デフォルメシリーズでは、ミクラスとウインダム、ジラースなども再販されました。
    ■浜美彫刻出張所

    WF初参加の、怪獣ディーラーです。

  • 「ツインテール」
  • 「ビオゴジ」
  • 「メガロゴジラ」
  •    今回の出品は、全て参考展示。 40cmサイズの大物となるツインテール、25cmサイズのアグレッシブなポーズのビオゴジ、30cmオーバーの昭和後期ゴジラ(メガロゴジラ?)などが並びました。
    ■半眼工房

    成人向けフィギュアから昆虫まで、複数原型師により一味も二味も違う作品群が並ぶWFディーラーです。 近年、大窪誠氏の手による學天則が並べられています。

  • 「學天則・考証モデル」「學天則・1/20キット」
  •    1/10スケールで、ここ数回考証モデルを展示してきた半眼工房。 キット化が待望されていましたが、今回いよいよ1/20スケールのキット版が登場しました。
    ■HELL PAINTER

    クリーチャー系を中心に優れた完成品を提供する、高橋ミキヤ氏主宰の完成品工房のWF出店ブースです。

  • 「ファイト版イカルス」「ファイト版ゼットン二代目」
  •    ホラー系やクリーチャー系のオリジナルキットに加え、今回は『ウルトラファイト』よりイカルスとゼットン二代目の2体をオリジナルキットでリリース。 かわいい顔のイカルスが、卓を飾りました。
    ■Material Models

    林功次郎氏が主宰する、WF常連ディーラー。 リアルタイプの女性フィギュアに囲まれて、得意な怪獣アイテムが並びます。

  • 「総攻撃(GMK)ゴジラ」「ファイナル版ゴジラ」
  •    今回は、GMKゴジラとファイナル版ゴジラが再登場。 次回は、新作を構想中とのことです。
    ■メガハウス

    開田裕治氏のイラストを立体化してきた、メガハウス社のART WORKS MONSTERS シリーズ。 企業ブースのコーナーでは、大型の~戯画 GIGA~シリーズ2体のゴジラが並びました。

  • ~戯画 GIGA~「キンゴジ」「初代ゴジラ」
  •    この夏に発売された、開田裕治氏デザイン、品田冬樹原型による初代ゴジラがお披露目。 写真以上の迫力でしたが、その隣にはなんと同じタッグによる次回作のキンゴジが参考展示。 同じ45cmサイズですが、初ゴジより頭頂も2cmほど高く、そのボリューム感から一回り大きな印象を受けました。
    ■モンスターショップ

    造形界最大の巨漢?、茂木栄一氏が主宰するWF常連ディーラーです。

  • 「DFセミ人間」
  •    近年毎回続いている、茂木さん原型のデフォルメシリーズ。 今回から、ウルトラシリーズにアイテムを移して第1弾のセミ人間の登場です。 この後しばらくは、Qが続くとのこと。 次回作は、同じテイストのケ●ール人が見れそうです。
    ■モンスターメーカー・28

    丹羽俊介氏が主宰する、石川県から参加の怪獣専門ディーラー。 毎回着実に、30cmサイズのゴジラが1体ずつ増えていきます。

  • 「2代目アンギラス」
  • 「ゴロザウルス」
  • 「ゴジラ'74」
  •    毎回、映画のポスターを縮小したホリゾントで飾り付けられたブース。 今回の新作は、敵怪獣2体目となる2代目アンギラス。 ゴロザウルスに続き、ウロコのディティールを緻密に立体化しています。 両脇には、前作のゴロザウルスとゴジラ1974が並びました。
    ■YAMAKAWA造型部

    山川隆生氏主宰の、怪獣専門メーカー。 四日市から参加です。

  • 「成虫モスラ」ジオラマ「テレビ塔尻尾スッポ抜けモスゴジ」
  • 「モスラ誕生」「成虫モスラ」
  •    夏は怒涛のモスゴジ特集第2弾、成虫モスラの登場です。 ブース中央には、前作のテレビ塔尻尾スッポ抜けモスゴジとの対決ジオラマが展示。 両脇にそれぞれの単品と、双子のモスラ誕生が並べられました。
    ■夢工房ハイライト

    岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。 怪獣特撮関連では、マンやセブンなどのヒーローと対戦怪獣が立体化されています。

  • 「アントラー」「ウルトラマン(A)」対決ジオラマ
  • 「バルタン星人二代目」「スペクトルマン」
  •    森氏原型のアントラーが、いよいよ発売。 再販のウルトラマン(A)と対決ジオラマで展示されました。 岡氏の新作は、バルタン星人二代目。 スペクトルマンとツーショットです。 他に「P-プロ作品立体化計画」のダストマン、20cmサイズの宇宙猿人ゴリ、ラー、モグネチュードン、ネズバードンがずらりと並びました。
    ■rainbow egg

    東京から参加する、加藤智之氏が主宰するWF常連ディーラーです。 かねてよりのMa.K.シリーズと共に、30cmウルトラ怪獣がブースを飾ります。

  • 「オーロラ怪人 カナン星人」
  • 「オーロラ怪人 カナン星人」「宇宙怪人 ブラコ星人」「宇宙鳥人 アイロス星人」
  •    怪獣第4弾となる新作は、オーロラ怪人カナン星人。 数少ない私服の等身大宇宙人です。 再販された近作の、ブラコ星人、アイロス星人と共に卓を飾りました。
    ■レジンシェフとうけけ団

    日米合体ディーラー。 ビルズキッチン主宰のビル・グドムンドソン氏と柴田幸房氏の作品を中心に、30cmサイズの怪獣が数多く並びます。

  • 「ガイラ」
  • 「ブラッドロック島の怪物 大ネズミ」「合成怪獣グリホン」
  • 「怪遊星人ミステリアン」
  • 「マーカライト・ジャイロ」
  • 「マーカライト・ジャイロ」額縁ジオラマ
  • 「ゴジラ1966」
  •    複数の原型師を起用して、怪獣から特撮メカまで並ぶブース。 ビルの新作は、サイズを20cmに変えてガイラの登場です。 杉田氏は、緯度ゼロの怪獣と怪物を大型サイズで立体化。 次回には、人間コウモリも揃うかもしれません。 うけけ団新規軸となるRB(ライト・ブレイン)シリーズからは、柴田氏のミステリアン、黒井修氏のマーカライト・ジャイロなどが、工夫を凝らしたディスプレイで並びます。
     この他従来品も数多く展示され、お馴染みの怪獣盛り沢山のブースとなりました。
    ■ROAD IMPACT

    こちら、ガメラにこだわる、伊丹市から参加の日高氏主宰のWFディーラーです。

  • 「ガメラ1967」
  • 「初代ゴジラ」
  • 「ゴジラ1962」
  • 「FWゴジラ」
  •    以前一度だけ展示された事がある、40cmのギャオス版ガメラ(ピンボケゴメン!)。 今回は、彩色済みでディスプレイです。 東宝怪獣は、以前キンゴジを出した事がありますが、今回は20cmサイズのゴジラがなんと一気に3体リリースされました。

    注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

    紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
    (C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
    All photograph by Masato Matsumoto and each maker.