PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・ワンフェス2007[冬]

WONDER FESTIVAL 2007 WINTER (2007.2.25)

新作オリジナルキットを中心に、ワンダーフェスティバルで発売された、ゴジラ・怪獣関連情報を紹介します。 なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2007.3.31

■暖冬の中の極寒の1日

 今年は関東では、観測史上一度も雪が降らずに春になるというほどの暖冬。 2月も下旬になり早くも初春の雰囲気の中、数日前より最高気温が10度も低いとても寒い日曜日となりました。
 会場は引き続き、東館3館のぶち抜きレイアウト。 しかも今回は、オリジナルキットを出すディーラーはAブロックに偏っており、廻りやすい回となりました。 入場者数や美少女アニメ系中心の状況は変わらずで、ここ数年の着エロ萌えポーズの傾向もしばらく続きそうです。
 怪獣関連では、常連ディーラーの一部が参加を控えた事もあって、取材ディーラー数は久々に60を切りました。 新作映画や特集も無く、怪獣の出品状況はごく平常に戻った感がします。 出品数は、版権の関係もあり東宝怪獣が最も多く、次にウルトラ怪獣や他社の怪獣が続きます。 ガメラや大魔神など大映怪獣の出品数は、かなり減っていました。

 右画像:造型工房キトラ「初代ゴジラ(電車咥え)」(クリックで拡大画像あり)

■五十音順ディーラー紹介

凡例:…東宝怪獣 …ウルトラ怪獣 …大映怪獣 …その他の怪獣・怪人 …メカ …完成品、中古品、その他
■Art Samurai

マイティジャックのメカやエンブレムが並ぶ、WFディーラー。 ウルトラマンと初代ゴジラから、特撮メカの元祖が並びました。

  • 「スーパーガン&無重力弾」
  • 「オキシジェンデストロイヤー」
  •    ウルトラマン最終回で、ゼットンを倒したペンシル爆弾が、スーパーガンとのセットで登場。 流星バッチと共に、ディスプレイされました。
    また1/6スケールのオキシジェンデストロイヤーは、ブラッシュアップされて再販されました。
    ■AKI

    WF3回目の参加となる、AKI氏主宰のWFディーラー。 前回に続き、オリジナルキットのモスラ幼虫が並びました。

  • 「モスラ幼虫」
  •    再販となった、オリジナルキット第1弾。 前回に続き、完成品での販売です。
    ■浅井造型

    浅井篤氏主宰の、怪獣専門メーカー。 今回は、怪獣フリークス30cmシリーズよりキンゴジの彩色済みジオラマが展示されました。

  • 「キンゴジ・富士山麓の雄叫び」ジオラマ
  •    中央にディスプレイされた、最新作のキンゴジ富士山麓。 前作「~東北本線北上中の列車に警告」より、約7年振りのキンゴジとなる浅井氏渾身の意欲作です。 価格も低価格に押さえられた、うれしい一品となりました。
    ■アトラゴンGK

    神戸から参加の、宮崎逸志氏主宰の特撮専門メーカー。 近年は、30cmウルトラ怪獣補完計画をシリーズ化して、意欲的に新作をリリースしています。

  • 「カプセル怪獣 アギラ」
  •    30cmウルトラ怪獣シリーズ第7弾となる、新作のアギラ。 独特の中腰スタイルで立体化されました。
    ■アトリエG-1

    奥田茂喜氏主宰の、怪獣専門メーカー。 独自路線のフルアクションモデルと、レジンキットが並びます。

  • 「怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」ジオラマ展示
  • 「ダイゴロウ」トイレジオラマ
  • 「ヘドラ」「ガラモン」「トトvsジーダス」
  •    小さなヒーローシリーズの新作は、ジリさんこと川尻徹氏原型のダイゴロウ対ゴリアス。 奥田氏いわく「このアイテムは、やはりソフビでしょう」という事で、特にダイゴロウは軟質ソフビでの成型となりました。 トイレのジオラマも、ジリさん自身による作例。 この他に、HJでも紹介されたダイゴロウママとベビーダイゴロウも展示されました。
    ■イーグルCRAFT

    南田哲郎氏主宰の、怪獣専門ディーラー。 毎回30cmサイズの怪獣が並ぶ、WFディーラーです。

  • 「恐竜戦車」
  • 「クレイジーゴン」
  •    硬質なクレイジーゴンに続く新作は、着ぐるみ感たっぷりの恐竜戦車。 こちらも30cmサイズではおそらく初の立体化で、すごいボリュームです。 にせゴジラは、今回もおあずけ。 次回は見れるでしょうか?
    ■イマージュ

    川崎市で完成品工房も営む、ショップディーラーさんです。 一捻りしたポーズのオリジナルキットも、お馴染みとなりました。

  • 「激闘シリーズNo.21 総進撃版キングギドラ・飛行タイプ」
  • 「DFモスラ対ゴジラ 最終章岩島決戦」「DF初代ガメラ ポスターバージョン」「DFガメラ 手乗りバージョン」
  • 「アロン」
  •    激闘シリーズの最新作は、No.21の総進撃版飛びギドラ。 羽を広げた金色の勇姿は、中々の圧巻。 ロゴ入りベースも、安定させるため、かなり立体的に大きくなっています。 ミニデフォルメシリーズ新作は、前回に続き『モスラ対ゴジラ』より幼虫決戦版の対決セット。 好評だった成虫も、単品で再販されています。 新シリーズとなったDFガメラシリーズからは、新作として電車を咥えた初代ガメラ・ポスターバージョンが発売されました。 その横で参考展示されたのは、『マグマ大使』より怪獣アロン。 ハイライトでもピープロ立体化計画が進行中ですが、今ピープロが熱い!?
    ■ウエストケンジ

    WF常連となった、ショップディーラーさんです。 オリジナルキットは、ロボットアニメから怪獣まで様々。 怪獣は、一般版権でソフビ化された製品群が並びました。

  • 円谷飛行形態シリーズ
  • 「DFガメラ1955」
  • 「'84 ゴジラ」「ファイナルゴジラ」
  •    新作のセブンと、ウルトラマンBタイプ、にせウルトラマンと3体そろった円谷飛行形態シリーズ。 ソフビによる低価格も魅力のシリーズです。 DF版の平成ガメラは、新人原型師によるイベント限定品。 この他、去年の秋に発売された84ゴジラ、DFモゲゴジ&リトルゴジラも初披露されています。
    ■MRD

    サークルMRDが出展する、WFディーラー。 特撮関連の戦艦やメカ、宇宙戦艦ヤマトのアイテム等が並びます。

  • 「スペース・アロー」「TOKYO-III」「ミネルヴァII」
  •    新作は、怒涛の『さよならジュピター』特集となりました。 50cmに及ぶミネルヴァIIの販売や、スペース・アロー、TOKYO-IIIといった小型のスペースシップもリリース。 今回はシリーズ開始記念との事で、このシリーズはまだまだ続く? 他にも、アニメからまで、数々のスペースシップ系メカが並びました。
    ■おまんたワールド

    高垣利信氏と橋本智氏との、2人組ユニット・ディーラーです。 今回も、ウルトラシリーズより作品が並びます。

  • 「江戸川由利子 19話ver.」「チブル星人」
  •    高垣氏の新作はバルタン星人ですが、残念ながら展示は間に合いませんでした。 次回に期待!です。
     一方、橋本氏の新作はチブル星人。 以前ビリケン商会から出た、ソフビキットのレジン版です。 森口氏原型の由利ちゃんといっしょに、ブースに並べられました。
    ■怪獣造形・ケチャップ堂

    怪獣一筋、きんぐまいまいこと高野吉昭氏主宰のWFディーラー。 高野吉昭氏&判治靖郎氏原型の、ミラーマンや帰りマンの怪獣を扱っています。

  • 「大武山火口より」「泥人間ダムラー」
  • 「プルーマ」「ブラックキング」「ナックル星人」
  •    ひな壇上段には、高野氏の新作、ミニジオラマ仕様のケムラーとダムラーの2体が並びます。 その下の段には、判治氏の新作ブラックキングをはさんで、再販のプルーマ、ナックル星人も並びました。
    ■怪獣無法地帯

    オフィスカイムの出店ブース。 もちろん、ウルトラ怪獣専門です。

  • 「ジェロニモン」
  • 「ヒドラ」
  •    モンスタークラシックスからは、No.37の「ヒドラ」と新作「ジェロニモン」がディスプレイされました。
  • 「ダンガー」「ゴルバゴス」
  • 「サドラー&デットン」
  • 「ゴーストロン」「シュガロン」
  •    モンスターギャラリーシリーズは、春の新マン祭り。 写真の新作一挙6点が、ずらりと並べられました。 この他、「チャンドラー」「マグラー」「レッドキング」の怪獣無法地帯3部作、「キングザウルス三世」の展示もありました。
    ■GOWROW

    ダイモス、D-techなどに原型提供していた當幸宗氏が興した、新進のプライベイトメーカー。 この1月よりメーカー活動を開始し、WFデビューです。

  • 「破壊神ゴジラ」
  • 「ガルガル1996」
  • 「キングギドラ1998」
  • 「マンダ1963」
  •    メーカー活動の第1弾は、GMKより30cmサイズのバラゴン踏んづけゴジラ。 30cm超のサイズで、ボリューム満点の作品。 そして東宝龍コレクションより、ガルガル、グランドギドラ、初代マンダの3点が並びました。
    ■鴉の血涙

    オリジナルの妖しい生き物など、異形生物を造型しているディーラーです。

  • 「DF平成ヘドラ」「DF昭和ヘドラ」
  •    今回は、版権ものの出品。 東宝怪獣より、新旧ヘドラのデフォルメモデルが展示されました。
    ■クリエイティブデザイン羽沢組

    参加4回目となる、はざわまさと氏主宰の怪獣専門メーカーです。

  • ゴジラが並ぶブース
  •    デフォルメの、完成品ソフビ製ゴジラが並ぶ展示ブース。 一般版権メーカーとして、初代ゴジラ&モスゴジのレジンキット2体もブースを飾りました。
    ■グリプト

    怪獣専門のWF常連ディーラー。 30~50cmサイズの、大型モデルを並べます。

  • 「ザラガス」
  • 「高原竜ヒドラ」ジオラマ
  •    新作のジェロニモンは、残念ながら間に合わず。 ザラガスとヒドラの、展示販売となりました。
    *それにしてもここのところ、怪無のクラシックスとアイテムが良くかぶります
    ■グローバル

    新進ディーラーのようですが、詳細不明です。

  • 「スーパーガン」
  •    バイスやArt Samuraiとほぼ同サイズのスーパーガン。 ウルトラメカ界では、ひそかなスーパーガン・ブーム?
    ■號

    アニメと怪獣のデフォルメが中心のWF常連ディーラー。 今回怪獣モノは、大魔神とガメラが並びました。

  • 「DF大魔神」
  • 「DFガメラ&ギャオス」
  •    ふたたび主役キャラに戻った今回。 ガイドブックに大映の版権表記が無いので確認出来ませんが、おそらく今WF唯一の大魔神GKです。
    ■小鹿堂

    97年より参加している、kent氏と鹿野兄弟が運営するWFディーラー。 ウルトラシリーズとアニメ系アイテムが並びます。

  • 「大蟻超獣アリブンタ」「ギロン人」
  • 「殺し屋超獣バラバ」「巨大ヤプール」「ウルトラの母」
  •    代表のkent氏原型のウルトラシリーズ。 新作は、『ウルトラマンA』からアリブンタ。 再販は、前回のギロン人と近年の作品からバラバ、巨大ヤプール、数年ぶりとなるウルトラの母が並びました。
    ■酒井ゆうじ造型工房

    ご存知、酒井ゆうじ氏主宰の怪獣専門トップメーカー。 新作の先行予約の他、再販復刻計画が展開されています。

  • 「初代ゴジラ 電車咥えスチールバージョン」
  • 「ゴジラ2000ミレニアム ロゴプレート」
  • 「ゴジラ全集ファイナル」
  •    20cmサイズの新作は、初代ゴジラの電車咥えスチールバージョン。 墨絵を思わせる、質感の異なるモノ黒塗装での展示です。
     ひな形特集に合わせて、プレート新作はゴジラ2000ミレニアム。 ミレゴジひな形の頭部が付きます。 タイトルのグラデーションは、エアブラシを使わずに筆のみで塗装したとの事。 またバンダイの全面協力により、ゴジラ全集のファイナル7体も参考展示されました。
    ■桜前線

    ウエストケンジの新進原型師、石井勝巳氏主宰の新ディーラー、2回目の参加です。

  • 「ミレニアムゴジラ」「二見瑛理子」「モスゴジ」
  •    毛筆で一文字づつ書かれた書をあしらった「桜前線」の看板と共に、中央に美少女フィギュアを挟んでディスプレイされた新旧2体のゴジラ。 こういったラインナップも、20代の原型師さんの特徴でしょうか。 ちょっとシュール?(^^;)
    ■G-tempest

    石川県から参加する、渡辺結樹氏主宰の怪獣メーカー。 怪獣の他、メカものにも腕が冴えます。

  • 「ミレニアムゴジラ・雛形タイプ」
  • 「大怪獣Zilla」
  • 「伊-507」
  •    コレクションシリーズの最新作が並んだ展示ブース。 ミレニアムゴジラは、改修とボリュームアップが施されて登場。 ジラは、ゲスト原型師として参加したえんどるふぃん徳川広和氏の作品です。
    ■純喫茶ギロチン ノーマーシー

    特撮関連では、映画の特殊美術を担当する梶政幸氏のメカが並ぶWFディーラーです。

  • 「轟天号」
  • 「マーカライトファープ&ミステリアンドーム」
  •    お昼から販売となった、轟天号。 やはりこのサイズのメカは、迫力あります。 少数販売なので、すぐ売り切れとなるのが残念! この他、お土産サイズのマーカライトファープ&ミステリアンドームも再販されました。
    ■SHINZEN造形研究所

    四国から参加の、竹内信善氏主宰のWF常連ディーラー。 恐竜をメインに、アニメキャラから怪獣まで精力的に造型をこなしています。

  • 「ギドゴジ」
  • 「ゴジラザウルス」
  • 初回購入特典のデフォルメ2体
  •    新作は、WF直前に発表されたギドゴジとゴジラザウルスの2体。 特にゴジラザウルスは、恐竜作家としての側面も持つ信善氏にとってもってこいのアイテム。 恐竜の生物感を存分に取り入れた、本当に居てもおかしくないイメージモデルとなっています。
    ■スタジオ猿

    アニメ系モデルを中心とした、常連ディーラー。 開米プロの吉田哲弥氏が、怪獣作品で参加しています。

  • スタジオ猿 頭像シリーズ「GMKゴジラ」「ジラ」「ガメラ1999」
  •    頭像シリーズとして、一挙に3点が予告されていましたが、当日は展示・販売ともありませんでした。
    ■ステルス田中雷工房

    プロ原型師田中雷氏が主宰する、WF常連ディーラーです。

  • 「ジェットビートル」
  • 「ジェットビートル」バックショット
  • 「ウルトラホーク2号」
  • 「科学特捜隊白鳥号」
  •    メカものに腕の冴えを見せる、田中雷氏。 プロップサイズの模型を手元にというコンセプトで、大型のメカ系GKをリリースしています。 複合素材でできた最新作のジェットビートルは、出来&サイズとも感涙ものの一品。 2枚目の画像は、田中氏イチ押しのバックショットです。
    ■瀬戸内プロ

    織田尚氏主宰の特殊美術工房、瀬戸内プロが出店するディーラーです。

  • 「ゴジラの息子セット」
  • 「ブンダー」
  •    前回に続き、特売価格にてミニラ、ゴジラの息子セット、ブンダーなど過去のオリジナルキット作品が販売されました。
    ■造型工房キトラ

    埼玉県から参加の、岡健之氏が主宰する怪獣メーカー。 雲斎こと廣瀬直樹氏がジョイント参加する、ゴジラ系ブースです。

  • キンゴジ1m(ラテックス製)
  • 岡健之作「キンゴジヘッド1/2」「初代ゴジラ(電車咥え)」
  • 廣瀬直樹作「キンゴジ放射火炎」「逆襲ゴジラ」
  • 「GMKイラストイメージゴジラ」参考展示
  •    1枚目は、看板代わりに参考展示されていた、約1/2のラテックス製キンゴジ。 今回は頭部モデルが発売になっていますが、ラテックスによるリリースで、レジンキットと一味も二味も違う質感が楽しめます。 圧巻は、販売開始となった50cmサイズの初代ゴジラ。 イラストのポーズを着ぐるみ版で再現した、独特のイメージモデルとなっています。
     廣瀬直樹氏の販売品は、新作の30cmキンゴジ放射火炎と再販の逆襲ゴジラの2体。 参考展示は、50cmGMKイラストイメージゴジラと、50cmサイズのリリースが続きます。
    ■tiger gate

    アニメ系キャラクターの胸像を中心に、複数の原型師で活動するディーラーさん。今回は、お土産サイズのアストロボートが並びました。

  • 「アトミック・アストロボート」
  •    アニメ系キャラクターに囲まれて、唯一特撮、しかもメカのアストロボートが完成品で並びました。 チームの中に、怪獣とかギララとかを好きな人が居るのかな?
    ■ダイナミック・マスター

    ウエストケンジで原型をしているモリ・シゲオ氏が、独立して起した自身の怪獣専門メーカー。 自身のブランドで、商品展開中です。

  • 「DFキンゴジ」「デスゴジ ポスターイラストバージョン」
  •    前回に続き、自然石で飾られたブース。 参考展示として、造型中のデスゴジ・ポスターイラストバージョンと、ウエストケンジ次回作のDFキンゴジが並びました。
    ■ダイモス

    村上寛氏主宰の、怪獣専門メーカー。 村上氏と當氏の怪獣を中心に、パノラマアワー氏のメカを加えラインナップを展開中です。

  • 「カプセル怪獣ミクラス」
  • 「カメーバ」
  • 「GFWクモンガジャイアントスイング」「モスゴジ」
  • 「GFW版初代轟天号」「轟天号」「ムーの潜航艇」
  •    メインはダイモス初のウルトラ怪獣となる最新作、30cmサイズのミクラス。 ボリューム感タップリの造形で登場です。 以前「東京SOSゴジラvsモスラ幼虫」のセットに付いたカメーバは、今回うれしい単品での発売。 甲羅の左右には、ちゃんと調査員もモールドされています。 「インストにも書いてへんし、これ気がつかへん人もいるんよ」とは村上氏の弁。 お持ちの方は、塗り別けしてあげましょう。 この他、パノラマアワー氏の特撮メカをはじめ、近作の怪獣達が並びました。
    ■匠工房

    普段は完成品工房をしている、ディーラーさんです。 近年では、NEO超像革命の造形プロデュースをするなど、活動の幅を広げています。

  • 匠工房「彫像シリーズ新作」
  •    彫像シリーズの新作を、何点か並行して進めているとの事でしたが、今回は残念ながら展示・販売とも無しでした。 次回は見れるでしょうか? 期待したいです。
    ■ちるそないと103

    ウルトラ怪獣を格安で並べる、WF常連ディーラーです。

  • 『悪魔はふたたび』対決ジオラマ
  •    新作は、第19話『悪魔はふたたび』より、20cmシリーズのアボラスとバニラ。 テーブルいっぱいの、国立競技場ジオラマで展示されました。
    ■中華料理屋 恩珍軒

    ウルトラマンレオから、珍しい円盤怪獣を並べるWFディーラーです。

  • 「円盤生物ブラックドーム」「円盤生物アブソーバ」「円盤生物デモス」
  •    ウルトラマンレオ後半の恐怖の円盤生物シリーズより、円盤怪獣を立体化しているディーラーさん。 今回は円盤生物3回目で、新作もアブソーバ、デモスと2点に増えています。
    ■T's Facto

    山脇隆氏主宰の、怪獣専門プライベートメーカー。 御馴染みとなった、立体的な展示棚と独自の飾り付けがブースを飾ります。

  • 「GODZILLA vs ZILLA」ジオラマ
  • 「獣神ゴジラGHOST」「ガイガン」
  •    最新作は、GFWよりゴジラとジラの戦いをダイナミックにアレンジした対決セット。 WF恒例の、大ジオラマで展示です。 従来品ブースは、韮沢版イラストイメージゴジラを始め、写真のGHOST、ガイガン、その奥にはゴジラvsビオランテと、今回はほぼ同じ高さにずらりと並べられました。
    ■D-tech

    大阪より参加の、GK専門のギャラリーショップを開いているディーラーさん。 アニメ系から怪獣まで扱い、オリジナルキットと完成品が並びます。

  • 「FWマンダ」
  • 「DFデストロイア」
  •    怪獣の新作は、こちらでは當氏初のリアルモデルとなるFWマンダ。 全長68cmほどの作品で、くねり方がかつての小松崎氏のイラストを彷彿させる作品です。 また、お馴染みとなったデフォルメのシリーズには、村上氏のデストロイアも加わっています。 この他、同シリーズの近作や、古シリーズもブースを飾りました。
    ■D・MONSTER

    こちら、デフォルメ怪獣の小品を並べる、WF常連ディーラーです。

  • 「ブロッケン」「アントラー」
  •    デフォルメ具合が小気味よい、D・MONSTERの小型怪獣。 ブロッケンとアントラー、その横にはバキシムver.2、ラゴラスなども並びました。
    ■VS.☆C-PROJECT☆

    外川祐女史&長岡友吾氏の、カリカチュアモデル専門WFディーラーです。 復活後、精力的に新作をリリースしています。

  • 『ゴジラ対ヘドラ』チェイスキット・ジオラマディスプレイ
  • 「はいはいヘドラ」
  • 「激突モスゴジ」「NATOキンゴジ」
  • 新マンシリーズのらせんディスプレイ
  •    外川女史東宝系の新作は、前作はいはいヘドラに続くヘドラシリーズの第2弾、飛びゴジラと飛行ヘドラ。 2体がセットできるチェイスキットも、いっしょに発売されました。 他に東宝系は、激突モスゴジと長岡氏のNATOキンゴジが揃い踏み。 新マン怪獣シリーズは、小鉢などを乗せるインテリア風のらせん台に、近作がずらりとディスプレイされました。
    ■ハニーボーンズ

    前田裕幸氏主宰の、WF出店ブース。 秀逸なデフォルメ作品に加えて、リアルタイプでは独自のイメージゴジラも並びます。

  • 「初ゴジ サバイブ」
  • 「DF飛びセブン付き、ミクラス&ウインダム」
  • 「DFキングギドラ」「DFジラース」
  •    前回参考展示された50cm初ゴジの上半身像が、「初ゴジ サバイブ」として登場。 リクエストが多ければ、次回は再販の他、下半身の販売も考える?との事です。 一方デフォルメシリーズでは、ミクラスとウインダムがセットで登場。 しかも新作の飛びセブンが付くという、うれしいおまけ付き。 他にギドラやジラースなども、再販されました。
    ■フレッシュいとう with ギニョール造形工房吉野

    宮城県より参加の人形作家伊藤義之氏と、東京から参加の吉野氏によるジョイントディーラーです。 今回は伊藤氏はお休みで、ギニョール造形工房吉野のヘッドモデル群が前回に増して並びました。

  • ヘッドモデル群1
  • ヘッドモデル群2
  • 「キンゴジ」放射能火炎実演
  •    今回も、全て展示品のみで構成された展示テーブル。 手を入れて口の開閉や首を曲げる事のできる、操演モデルさながらのラテックス製ゴジラ、ラドン、ギドラ、アンギラス等がところ狭しと並べられた、たいへん楽しいブースとなっています。 キンゴジでは、青色のライトと掃除用エア噴出による放射能火炎の実演も見れました。
    ■マーミット

    ソフビ怪獣をリリースし続ける、トイメーカー。 かつてマーメイドとして活動していた大石氏と浅川氏が、原型師として参加しています。

  • 「ウルトラセブン対ナース」1
  • 「ウルトラセブン対ナース」2
  •    決定版とも言える、大石氏のセブン対ナースぐるぐる巻き対決セット。 レジン版もあっと言う間に完売したとか。 21世紀に入って、こんなキットが見れるとは長生きはするもんです(^^;)
    ■Material Models

    林功次郎氏が主宰する、WF常連ディーラー。 リアルタイプの女性フィギュアに囲まれて、得意な怪獣アイテムの再登場です。

  • 「総攻撃(GMK)ゴジラ」
  •    今回は、新作としてGMKゴジラが登場。 前傾姿勢で荒々しく咆哮するポーズが、立体化されています。 30cmサイズですが、GMKゴジラは一段とボリュームがあります。 隣には、再販のファイナル版ゴジラも並びました。
    ■モンスターショップ

    造形界最大の巨漢?、茂木栄一氏が主宰するWF常連ディーラーです。

  • 「DFサンダ対ガイラ」
  •    近年毎回続いている、茂木さん原型の東宝デフォルメシリーズ。 今回は、モンスター兄弟2体セットの再販のみですが、東宝マシンクロニクルのメーサー殺獣光線車といっしょに記念撮影です。
    ■モンスターメーカー・28

    丹羽俊介氏が主宰する、石川県から参加の怪獣専門ディーラー。 毎回着実に、30cmサイズのゴジラが1体ずつ増えていきます。

  • 「ゴロザウルス」
  • 「南海ゴジラ」
  • 「ゴジラ'74」
  •    毎回、映画のポスターを縮小したホリゾントで飾り付けられたブース。 今回の新作は、MM28初の敵怪獣となるゴロザウルス。 巨大な頭と尻尾で人の体型を消した傑作スーツを、的確に立体化しています。 両脇には、前作の南海ゴジラとゴジラ1974が並びました。
    ■YAMAKAWA造型部

    山川隆生氏主宰の、怪獣専門メーカー。 四日市から参加です。

  • 「テレビ塔尻尾スッポ抜けモスゴジ」「モスラ誕生」
  • 「四日市モスゴジ」
  • 「4cmモスゴジ」名古屋城ジオラマ
  •    今年は、怒涛のモスゴジ特集となりそうな新作リリース。 まずは、テレビ塔から尻尾がスッポ抜けてつんのめるモスゴジと、双子のモスラ誕生をリリース。 スッポ抜けモスゴジの方は、夏に発売予定の成虫モスラに付く卵をあしらった展示となっています。 さらに、以前他メーカーで製品化されなかった4cmモスゴジを、イベント限定でプレゼント。 童友社の食玩名古屋城で作成した、極小のジオラマも展示されました。
    ■夢工房ハイライト

    岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。 怪獣特撮関連では、マンやセブンなどのヒーローと対戦怪獣が立体化されています。

  • 「スペクトルマン」
  • 「ダストマン」
  • 「宇宙猿人ゴリ」「バルタン星人二代目」「ラー」「モグネチュードン」「ネズバードン」
  • 「アントラー」
  •    いよいよ発売となった、「P-プロ作品立体化計画」。 30cmサイズのスペクトルマン、ダストマンをはじめ、20cmサイズの宇宙猿人ゴリ、ラー、モグネチュードン、ネズバードンがずらりと揃い踏み。 さらに製作中のバルタン星人二代目や、アトリエ夢の森原型のアントラー等も参考展示されました。
    ■rainbow egg

    東京から参加する、加藤智之氏が主宰するWF常連ディーラーです。 かねてよりのMa.K.シリーズと共に、30cmウルトラ怪獣がブースを飾ります。

  • 「宇宙鳥人 アイロス星人」
  •    怪獣第3弾となる、新作のアイロス星人。 袴で正座したようなこの形状は、30cmサイズだとかなりのボリュームになります。 顔が隠れてしまいましたが、右奥には再販のシャドー星人も見えます。


    ■レジンシェフとうけけ団

    日米合体ディーラー。 ビルズキッチン主宰のビル・グドムンドソン氏と柴田幸房氏の作品を中心に、30cmサイズの怪獣が数多く並びます。

  • 「ゴジラ1966」
  • 「初代モスラ幼虫」「飛行ガイガン」「潜水艇わだつみ」
  • 「初代モスラ幼虫」渋谷侵攻ジオラマ
  • 「婆羅陀巍山神」ジオラマ
  • 「東宝自衛隊 L作戦セット」ジオラマ全景
  • 「東宝自衛隊 L作戦セット」ジオラマ
  • 「オキシジェンデストロイヤー」「昭和二十年代の潜水夫 ver.2」
  • 「液体人間スチールバージョン」
  •    複数の原型師を起用して、怪獣から特撮メカまで並ぶブース。 ビル久々のゴジラは、やんちゃな感じを前面に押し出した南海ゴジラ。 柴田氏の新作&初展示は、渋谷侵攻ジオラマも展示された巨大キットの初代モスラをはじめ、飛行ガイガン、婆羅陀巍山神と並びます。
     さらにat.yamoこと黒井修氏による東宝自衛隊L作戦セットが、1/35スケールのジオラマで大展開。 杉田氏の新作液体人間も展示され、とにかく盛り沢山のブースとなりました。

    注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

    紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
    (C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
    All photograph by Masato Matsumoto and each maker.