PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・ワンフェス2008[冬]

WONDER FESTIVAL 2008 WINTER (2008.2.24)

新作オリジナルキットを中心に、ワンダーフェスティバルで発売された、ゴジラ・怪獣関連情報を紹介します。 なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2008.5.1

■真冬の祭典

 2月も後半となり暖かくなりそうでしたが、10数年振りの強風でコスプレ撮影ゾーンが屋内に変更されるなど、冷たい風の吹く一日となりました。
 会場は、東館5館を使ったレイアウト。 前回同様企業ブースと中古トイディーラーの一部がガレリアの向こうに隔離され、キットを扱うディーラーは3館ブチ抜きで比較的余裕を持ってレイアウトされました。 全体の入場者数は相変わらず4万人を超えているようですが、怪獣系の賑わいは横ばいの印象です。
 怪獣関連では、参考展示も含めると新規参入のディーラーが増えています。 出品数は、前回に続き東宝怪獣が最も多く、次にウルトラ怪獣や他社の怪獣が続きます。 ガメラや大魔神など大映怪獣の出品数は、数点しかない状況が続いています。

 右画像:M-ARTS「260cm初代キングギドラ」(クリックで拡大画像あり)

■五十音順ディーラー紹介

凡例:…東宝怪獣 …ウルトラ怪獣 …大映怪獣 …その他の怪獣・怪人 …メカ …完成品、中古品、その他
■浅井造型

浅井篤氏主宰の、怪獣専門メーカー。 今回は、怪獣フリークス30cmシリーズより10周年記念作のバランが彩色展示されました。

  • 「バラン・羽田空港最終防衛線」
  •    前回参考展示だったバランが、浅井造型10周年記念作として、堂々完成状態で展示されました。 コンパクトにカットされた羽田空港のジオラマも、良い感じです。 次回作は、+「ゴ」の怪獣だそうです。 決定版を狙って、相方とともに立体化してほしいですね。
    ■(同)アゾット

    昨年新潟で設立された、怪獣特撮モノとアニメフィギュアを扱うGKメーカー。 オリジナルキットも、レジンとソフビの2本立てで展開中です。

  • 「キンゴジ放射火炎」ソフビキット版
  • 「シーモンス」「シーゴラス」
  •    怪獣関連では、キンゴジ放射火炎がソフビキット化され、廉価版で販売中です。 ハッスルキムこと吉村氏のシーゴラスに続く新作、シーモンスとともに初展示されました。
    ■アトラゴンGK

    神戸から参加の、宮崎逸志氏主宰の特撮専門メーカー。 近年は、30cmウルトラ怪獣補完計画をシリーズ化して、意欲的に新作をリリースしています。

  • 「伝説怪獣 ウー」
  •    今回は、ぎりぎりまで手を入れていたというウーが販売されました。
    ■アトリエG-1

    奥田茂喜氏主宰の、怪獣専門メーカー。 独自路線のフルアクションモデルと、レジンキットが並びます。

  • 「2代目アンギラス」軟質可動モデル
  •    最新作の2代目アンギラスは、可動骨格を内蔵した軟質ソフビ可動モデル。 可動を活かしてバランスがとれるため、2本足での立ちポーズもとれます。
    ■ARCADIA

    アニメから怪獣、ドール小物まで、様々なジャンルの作品が並ぶディーラーです。

  • 「リムエレキング」
  •    怪獣系では、全長8cmほどにデフォルメされた、かわいいリムエレキングが展示・販売されました。
    ■イーグルCRAFT

    南田哲郎氏主宰の、怪獣専門ディーラー。 毎回30cmサイズの怪獣が並ぶ、WFディーラーです。

  • 「ユニタング」「ベムラー」
  • 「テロチルス」
  • 「金属人間メタリノーム」「ニセゴジラ」
  •    ウルトラ系の新作は、30cmサイズのベムラー、ユニタング、15cmサイズのテロチルスです。 東宝系では、WF初展示となるニセゴジラが登場。 再販の「メタリノーム」と並んで展示されました。
    ■イマージュ

    川崎市で完成品工房も営む、ショップディーラーさんです。 一捻りしたポーズのオリジナルキットも、お馴染みとなりました。

  • 「座 南海ゴジラDX」
  • 激闘シリーズ「逆襲ゴジラ」「初代アンギラス」大阪決戦ジオラマ
  •    今回の目玉は、イマージュ50作記念となる30cmサイズの南海ゴジラ。 激闘シリーズと同じくお座りポーズで登場です。
     激闘シリーズの最新作は、前作の逆襲ゴジラと対になる「初代アンギラス・大阪決戦」。 逆襲ゴジラとの対決シーンが、工場ジオラマで再現されました。
    ■ウエストケンジ

    WF常連となった、ショップディーラーさんです。 オリジナルキットは、ロボットアニメから怪獣まで様々。 怪獣は、一般版権でソフビ化された製品群が並びました。

  • 「DFガメラ1996」
  •    前回に続き、8卓分の小さな島を丸々借り切っての出店。 怪獣関連はソフビキット化も進み、1コーナーを占めて展示されました。 新作は、イベント限定のガメラ2。 前々回の平成ガメラ1に続く、カトウノブヒロ氏原型のガメラシリーズ最新作です。
    ■ウルトラ☆マシーン製作所

    長年、ウルトラメカを中心に造型している、メカ専門のWF常連ディーラーです。

  • 「P-1号」
  • KATO社「高圧鉄塔」塗装済み完成品
  •    新作は、『怪獣大戦争』より大型ロケットP-1号がキット化されました。 数少ない特撮メカディーラーだけに、今後も活動を続けてほしいものです。
    ■ウルトラやホビー

    堺市のホビーショップが出店する、怪獣専門のWF常連ディーラーです。

  • 「DFキングギドラ」「DFメカゴジラII」「DFメカゴジラ」「DFシーサー」「DF決戦ゴジラ」
  •    今回DFシリーズの新作は、メカゴジラIIがお目見え。 メカゴジラIとのツーショットが実現しました。 その他近年のDFモデルが並べられ、昭和後期のゴジラシリーズの世界が再現されました。
    ■M-ARTS

    埼玉県で、木彫仏像に代表される美術工芸品の製造販売を行うメーカーです。 茨木彰氏が造形部長として就任し、WFにも2回目の参加です。

  • 「ゴジラ1962」
  • 「モスラ2003東京SOS」
  • 「2.6m初代キングギドラ」
  • 木彫り怪獣像シリーズ
  • 「SOSゴジラ」「総攻撃ゴジラ」原型参考展示
  •    こちらも中規模の島を丸々借りきっての出店。 何と言っても目を引いたのは、ページトップでも写真を載せている全高260cmに及ぶキングギドラ1964。 茨木氏の原型を拡大し、FRPとコールドキャストで立体化したもの。 参考展示ではなく、立派な販売品です。 新作のキンゴジは、巨大な東北本線ジオラマで、次回作のモスラとともに展示されました。
    木彫りモデルもバリエーションが増えてきており、さらに作成中のゴジラ原型なども展示され、大変にぎやかなテーブルとなりました。
    ■MRD

    サークルMRDが出展する、WFディーラー。 特撮関連の戦艦やメカ、宇宙戦艦ヤマトのアイテム等が並びます。

  • 「TOKYO-III」「ミネルヴァII」
  •    今回特撮系からは、『さよならジュピター』より、TOKYO-III、ミネルヴァIIが再販されました。
    ■おまんたワールド

    高垣利信氏と橋本智氏との、2人組ユニット・ディーラーです。 毎回、東宝やウルトラ怪獣作品が並びます。

  • 「バルタン星人」
  •    高垣氏の新作は30cmセミ人間。 ガラダマを運んだ、チェロケースも付いています。 撮影禁止のため画像はありませんが、決定版の期待大です。 バルタン星人は、今回彩色済みが展示されました。
     橋本氏の新作は、リリー。 線路のベースに、リリーとリリー(!)が並ぶ構成。 こちらも撮影禁止のため画像はありませんが、ウルトラQの中でようやく立体化される一品です。 この他東映動画から、「こねこのらくがき」も展示・販売されました。
    ■怪獣造形・ケチャップ堂

    怪獣一筋、きんぐまいまいこと高野吉昭氏主宰のWFディーラー。 高野氏を中心に、判治靖郎氏、原潜館氏の怪獣作品を扱っています。

  • 「宇宙忍者バルタン星人Jr.」
  • 「山椒魚怪獣ガンダ」
  •    前回より新機軸としてスタートした、『仮面の忍者 赤影』シリーズとお馴染みの円谷シリーズ。 ガガラはぎりぎり展示も間に合ったようですが、高野氏の新作は次回までおあずけです。
    ■怪獣ソープ・銀閣

    戸田博章氏主宰の、WFディーラーです。 前回の夏に続き、2回目の参加です。

  • 「バトゴジ」
  • 「初代ゴジラ」
  • 「オリジナルゴジラ(キンゴジ)」
  •    前回参考展示だった、戸田氏原型の34cmバトゴジがリリース。 さらに個性的な初ゴジと、オリジナルゴジラ(キンゴジ)の途中原型が参考展示されました。
    ■怪獣無法地帯

    オフィスカイムの出店ブース。 もちろん、ウルトラ怪獣専門です。

  • 「ペロリンガ星人」「ゴルドン」「ジェロニモン」
  •    モンスタークラシックスからは、既発の「ジェロニモン」に加え、今春発売の「ゴルドン」、次々回作の「ペロリンガ星人」がディスプレイされました。
  • 「ブルーマ」「キングマイマイ成虫」「キングマイマイ幼虫」「ムルチ」
  • 「レオゴン」「モグネズン」
  •    モンスターギャラリーシリーズは、『帰ってきたウルトラマン』から11月の傑作群がようやく販売を開始。 既発の6体とともにNo.109 プルーマ、No.110 キングマイマイ幼体、No.111 同成体、No.112 ムルチ、No.113レオゴンまでの5体、計11体がずらりと並び、卓を飾りました。 さらに午後になり、最新作のモグネズンも参考展示されました。
    ■GOWROW

    ダイモス、D-techなどに原型提供していた當幸宗氏が興した、新進のプライベイトメーカー。 この1月で、メーカー活動1周年を向えています。

  • 「ビオゴジ胸像」
  • 「初ゴジ電車くわえ」
  •    新作は、全高40cmに及ぶ胸像シリーズの第2弾、ビオゴジ胸像と、全高20cmの電車咥え初ゴジ。 電車咥えポーズは、昨年だけでも数点がキット化されるなど人気のモチーフです。 2体とも参考展示ですが、発売が待たれます。
    ■かなめみお

    各種イベントで活躍する、まんがとGKのご夫婦ディーラーです。 怪獣GKでは、リアルタイプの30cmモデルをリリースしています。

  • 「ペテロ」「テペト」
  • 「プラチク星人」「ペテロ」「テペト」「ゼットン星人」「アロン」
  • 「ベル星人」「ゴース星人」「ピラザウルス」「ムカデラス」
  •    ライダー怪人と、ウルトラシリーズの怪獣・宇宙人が並ぶブース。 ウルトラシリーズの新作は、ペテロとテペト。 かなめ氏は、3年前にグリーンモンスを立体化しており、ペテロは鉢植えシリーズの第2弾? 次は、東宝のマタンゴきのこバージョンなんていかがですか?(笑)
    ■GALVANIC

    斉藤淳司氏が代表を務める、動物の骨格・頭骨を販売するショップ・ディーラーです。 怪無でも活躍する佐藤和由氏が参加しています。

  • 「ゴモラ頭骨」「ネロンガ頭骨」「ペギラ頭骨」
  •    動物の本物の骨に混ざって、怪獣の頭骨モデルも並んだブース。 海外では、GREY ZONなんてメーカーもありましたが、WFでは初かもしれません。 骨から像を再現する、SHINZEN氏など恐竜造型組もお客さんとしてテーブルに集まっていました。 この他、アレンジの効いたクリーチャー風のダリーも販売されました。
    ■ギニョール造形工房吉埜

    東京から参加の吉埜氏による、ギニョール・モデル群がずらりと並ぶディーラーです。 今回は、単独での出店です。

  • 「ギニョール群」
  • 「キンゴジ ギニョール2」「ガイラ ギニョール2」
  • 「モスゴジ ギニョール2」
  • 「初代ゴジラ・高射砲ポスターポーズ」
  • 「ガイラ ギニョール」
  •    前回より始まった、手作り一点ものギニョールの販売。 2回目は、キンゴジ、ガイラ、モスゴジが販売されました。 中でも、手の部分に操者の手がそのまま入れられるガイラは大人気で、彩色済みの展示モデルでも何度も実演がされました。 その他、初ゴジの高射砲ポスターポーズも、セーバーを握った上半身モデルが、今回から展示郡に追加されました。
    ■Kimz

    ハッスルキムこと吉村剛樹氏主宰の、ハッスル工房のWF初出店ディーラーです。

  • 「エビラ」
  • 「バリケーン」
  •    初参加の今回は、東宝と円谷から一点ずつ立体化。 昭和ゴジラ中期の敵怪獣エビラと、キット化も珍しいバリケーンが並びました。
    ■グリプト

    怪獣専門のWF常連ディーラー。 30~50cmサイズの、大型モデルを並べます。

  • 「再生ドラコ」
  • 「逆襲ゴジラ」
  •    今回は、ライガー作の逆襲ゴジラがお目見え。 参考展示のザラガスがとても小さく感じる、60cmサイズのビッグスケールモデルです。 この他再生ドラコも参考展示されていました。
    ■ケサランパサラン

    リアル感のある、独特の女性フィギュア作品を並べるWF常連ディーラーです。 前回より、ウルトラセブンの女性キャラクターを販売しています。

  • 「アンドロイド少女ゼロワン」
  •    広告で告知されたシリーズ第2弾予定の少女版ピット星人は、残念ながら版権の都合により断念。 今回特撮モノは、ゼロワンの再販のみとなりました。
    ■celtic sign

    ヒロシ氏が主宰する、WFディーラー。 新作のモスゴジを従えて、WF2回目の参加です。

  • 「モスゴジ 浜風ホテル前」
  •    今回は30cmサイズの全身像を使い、劇中の1シーンをジオラマで再現。 前回の全身モデルより、スーツ寄りの造型となっています。 大きさも30cmと手頃なサイズになり、今後はキット化もあり?!
    ■国分寺工房

    WF2回目となる、七松氏主宰のWFディーラー。 撮影プロップ並の、ラテックスモデルが並びます。

  • 「初代ゴジラ ギニョール版」「バラン」
  • 「モスゴジ・着ぐるみ」
  •    今回は参考展示に加えて、ハンドメイドのギニョール販売も始まりました。 初の量産品(といっても3個ですが)は、初代ゴジラ登場の、あのシーンを再現できる上半身モデルです。 前回に続き、バランや1/1着ぐるみモスゴジも健在です。
    ■酒井ゆうじ造型工房

    ご存知、酒井ゆうじ氏主宰の怪獣専門トップメーカー。 新作の他、再販復刻計画が展開されています。

  • 「逆襲ゴジラ出現2」
  • 「ミレニアムゴジラ・オリジナルファイアーイメージ3」クリアレジン版
  • バンダイ社「酒井ゆうじコンセプトワークス GODZILLA 構」
  •    20cmサイズの新作は、逆襲ゴジラ出現2。 ウォーターライン仕様で、会場ではラップにより海面が再現されていました。 ノーマルレジン版がすでに完売のミレニアムゴジラ・オリジナルファイアーイメージ3は、クリアレジン版が展示・限定販売されました。 この他、バンダイ社から発売中の「GODZILLA 構」も参考展示されました。
    ■桜前線

    ウエストケンジの新進原型師、石井勝巳氏主宰のディーラーです。

  • 「モスゴジ」「GODZILLA」
  •    原型師も作品も充実してきた桜前線。 今回は、美少女フィギュア群が別ディスプレイとなり、そちらはかなりの人だかりがしていました。 怪獣の方はその横でつつましやか?に展示され、ゆっくりと撮影ができました。
    ■G-tempest

    石川県から参加する、渡辺結樹氏主宰の怪獣メーカー。 怪獣の他、メカものにも腕が冴えます。

  • 「モスゴジ」
  • 「N式潜航艇」
  • 「伊-507」ジオラマ
  •    こちらは再販のみの展示状況ですが、次回あたりは新作が見れそうです。 メカの代表作となった「伊-507」は、前回に続き洋上進行ジオラマが卓を飾りました。
    ■仁工房

    大阪で完成品製作を行うショップディーラーです。 今回は、大魔神のオリジナルキットを携えての参加です。

  • 「大魔神」
  • 「武神像」
  •    初参加、初オリジナルキットとなる大魔神。 完成品工房らしく、生木を使ったディスプレイなど、2体の完成品が睨みを効かしていました。
    ■SHINZEN造形研究所

    四国から参加の、竹内信善氏主宰のWF常連ディーラー。 恐竜をメインに、アニメキャラから怪獣まで精力的に造型をこなしています。

  • 「総進撃ゴジラ」
  • 「DF総進撃ゴジラ」
  • 「ギドゴジ」「ゴジラザウルス」
  •    怪獣の新作は、総進撃ゴジラ。 昭和中期のゴジラを、少しカッコ良くして立体化しています。 従来品からは、機龍ゴジラ、機龍メカゴジラ、初代ゴジラ、84ゴジラ、ギドゴジ、ゴジラザウルスなどが並びました。
    ■スタジオコズミック

    円谷もののあんなモノやこんなモノ、怪獣でもメカでもないモノが並ぶディーラーです。

  • 「アイスラッガー」
  •    プロップサイズというか、1/1サイズのアイスラッガーです。 この他に、レオリングやウルトラマン等のサインなども販売されました。
    ■ステルス田中雷工房

    プロ原型師田中雷氏が主宰する、WF常連ディーラーです。 近年プロップサイズの模型を手元にというコンセプトで、大型のメカ系GKをリリースしています。

  • 「ウルトラホーク1号」「ジェットビートルS111」「ウルトラホーク3号」
  • 「ジェットビートルS111」「特殊潜航艇S号S-16」
  • 「ウルトラホーク3号」
  • 「ウルトラホーク2号」「50cmシュピーゲル号」
  • 「マグマロケット3機セット」
  • レーザー彫りプレートシリーズ
  •    新作は、全長42cmのウルトラホーク3号。 85cmのウルトラホーク1号と並ぶ姿は圧巻です。 ジェットビートルシリーズからは、S潜航艇が立体化され、ハイドロジェネレードと合わせてフルセットも販売されました。 他に、タイトルレーザー彫りプレートも2種を追加し、マグマ大使のロケット再販、50cmシュピーゲル号の参考展示と、たいへんにぎやかなテーブルでした。
    ■造型工房キトラ

    埼玉県から参加の、岡健之氏が主宰する怪獣メーカー。 雲斎こと廣瀬直樹氏がジョイント参加する、ゴジラ系ブースです。

  • 岡健之作「南海ゴジラ(赤い竹襲撃)」
  • 廣瀬直樹作「逆襲ゴジラ睥睨」
  • 「GMKイラストイメージゴジラ」「オリジナルイメージゴジラ」
  • 「キンゴジ咆哮」参考展示
  • 「ビオゴジ」参考展示
  •    前回の原型参考展示から、彩色済み完成品展示&キット販売となった南海ゴジラ。 行け行けのポーズです。 再販では、GMKイラストイメージゴジラなど50cmクラスの大物が並びましたが、次回作のキンゴジ咆哮はそれらを上回る60cmサイズ。 「造っているうちに、こんな大きさになっちゃいました(笑)」とは岡氏の弁。 いやいや、笑い事じゃ無いですよ(^^)
    一方廣瀬氏も、前回の原型参考展示から逆襲ゴジラ睥睨をリリース。 相変わらず渋い選択です。 この他、岡氏製作中のビオゴジの頭部も参考展示されました。
    ■造形工房ユウ

    宮城県から参加のディーラーさん。 サイボーグ009とデフォルメ怪獣が並ぶブースです。

  • 「DF古代怪獣ゴモラ」
  • 「DFギャオス、ジャイガー、バイラス」「DFバルゴン、ジグラ」
  •    久々の新作は、ウルトラ怪獣よりゴモラが登場。 金属プレートやラミネートカードといった、遊び心いっぱいのおまけも充実。 ガメラシリーズとともに、今後の展開に期待です。
    ■造-K.O

    小野地哉人氏が主宰するWFディーラー。 平成版メカ怪獣を持参して、2回目のWF参加です。

  • 「MOGERA」
  • 「メカゴジラ93」
  •    約束通り、平成ゴジラシリーズからMOGERAを立体化。 今回は参考展示でしたが、ここまでできているので、次回は販売もあるとのこと。 平成シリーズから何がキット化されるのか、今後の展開が楽しみです。
    ■ダイモス

    村上寛氏主宰の、怪獣専門メーカー。 東宝をメインとした村上氏の怪獣と、パノラマアワー氏のメカを加えラインナップを展開中です。

  • 「ゴロー」
  • 「総攻撃ゴジラ対特殊潜航艇さつま」
  • 「特殊潜航艇さつま」
  • 「フランケンシュタインの怪獣 ガイラ対大ダコ」
  •    今回の目玉は、Q世代には感涙もののゴロー。 クレジットのバックに、フラッシュバックで写る巨猿のイメージそのままです。 当日版権なのが、もったいない一品です。 東宝VSシリーズからは、最新作の総攻撃ゴジラ対特殊潜航艇さつまがお目見え。 手前には、マッコウクジラの姿も見えます。 さつまはベース付きで、単体売りもされました。
    ■中華料理屋 恩珍軒

    ウルトラマンレオから、珍しい円盤怪獣を並べるWFディーラーです。

  • 「円盤生物ブリザード」
  •    ウルトラマンレオ後半の恐怖の円盤生物シリーズより、円盤怪獣を立体化しているディーラーさん。 今回の新作はブリザード。 裏側はちゃんと赤で塗装されています。 鏡を使った背面ディスプレイもアイデアです。
    ■T's Facto

    山脇隆氏主宰の、怪獣専門プライベートメーカー。 御馴染みとなった、立体的な展示棚と独自の飾り付けがブースを飾ります。

  • 「韮沢靖イラストイメージゴジラ -EVOLUTION-」
  • 「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」完全版5巻・装丁表紙原型
  •    最新作はカイザーギドラですが、残念ながら原型展示はかなわず。 最近作のバストモデル完成品や、『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の装丁用に造りおろしたモンスターの一点モノなどが立体的にディスプレイされていました。
    ■D・MONSTER

    こちら、ウルトラ系デフォルメ怪獣の小品を並べる、WF常連ディーラーです。

  • 「DFジラース」
  • 「DFカネゴン」「DFラゴン」
  • 「DFシーボーズ」「DFアントラー」「DFバキシムver.2」「DFタッコング」
  • 「DFガヴァドン」和菓子風ディスプレイ
  •    デフォルメ具合が小気味よい、D・MONSTERの小型怪獣。 新作は、ジラースとQの2体。 今回は展示に力が入ってます。 キットも全て彩色済みの上、おいしそうなガヴァドンまで。 本当に和菓子にありそうです。
    ■Delicious Rainbow

    大阪から参加の、阪口晃氏が主宰する怪獣専門のWFディーラー。 今回は都合により、欠席となりました。

  • 「あなたはだぁれ?(フック星人)」
  •    今回は、フック星人の量産・販売準備を進めていましたが、事情により不参加となりました。 次回に期待です。
    ■てんつく工芸

    鮫順こと松本健一氏が主宰する、怪獣専門のWFディーラーです。

  • 「初ゴジ胸像」
  • 「逆ゴジ対アンギラス」
  •    ギニョール版の逆襲ゴジラヘッドに続いて、今回はギニョール版の初代ゴジラが登場。 出現シーンを再現できるよう、手の平と山肌付きのキット構成となっています。 展示ももちろん、出現シーンのジオラマ仕立てで。 となりにあるのは、40cmサイズの逆ゴジ対アンギラス。 こちらもキット化されれば、殿堂入り間違いなしの名品です。
    ■VS

    長岡友吾氏の、カリカチュアモデル中心のWFディーラーです。

  • 「DF NATOキンゴジ」
  •    長岡氏単独の出店、事情により少しテーブルの上は寂しかったですが、次回あたりはそろそろ新作も並ぶ?
    ■VS☆C-PROJECT☆

    外川祐女史の、カリカチュアモデル専門WFディーラーです。 復活後、精力的に新作をリリースしています。

  • 「アーストロン&ゴーストロン」「タッコング&ザザーン」「マイ フレンド ハネジロー」「飛んでるハネジロー」「大脱走ツインテール」
  • 「はいはいヘドラ」「ゴジラ対ヘドラ・チェイスセット」「激突モスゴジ」
  •    外川女史がCHIBI達と呼んでいる、デフォルメの怪獣達がずらりと並ぶテーブル。 今回は、体調不良により外川女史はお休みで、神田瑞穂嬢が店番をやられていました。 外川さん、次回元気にお会いしましょう!
    ■Backyard

    東京から初参加の、池田貴宏氏主宰のWFディーラーです。

  • 「アヴァンガメラ胸像」
  • 「ガメラ3」
  •    初参加の今回は、『小さき勇者達~ガメラ~』よりアヴァンガメラの胸像を展示・販売。 左手には、巨大な50cmサイズのガメラ3も参考展示されました。 ガメラ好きの池田氏、ガメラアイテムは少ないので、出店を続けてほしいものです。
    ■ハニーボーンズ

    前田裕幸氏主宰の、WF出店ブース。 秀逸なデフォルメ作品に加えて、リアルタイプでは独自のイメージゴジラも並びます。

  • 「初ゴジ サバイブ」全身展示
  • 「DFウルトラ兄弟すっ飛びセット」
  • 「DFお座りバラゴン」「DFお座りガボラ」
  • 「DFああ南海ゴジラさん」
  •    前回展示できなかった、上半身+下半身の塗装済み全身像が展示された「初ゴジ サバイブ」、ものすごい迫力です。 得意のデフォルメシリーズからは、前回の飛びウルトラセブンにマンとエースを加えたすっ飛びセット、展示も楽しいお座りシリーズ、ジオラマ風味の南海ゴジラ対エビラの対決セットなど、一挙に新作が並びました。
    ■半眼工房

    成人向けフィギュアから昆虫まで、複数原型師により一味も二味も違う作品群が並ぶWFディーラーです。 近年、大窪誠氏の手による學天則が並べられています。

  • 「學天則・1/20キット」「追加パーツセット」
  •    前回から1/20スケールでキット化された、半眼工房の學天則。 今回、隣に置かれていた1/20西村真琴博士と笑顔版學天則のヘッドが、オプションパーツとしてリリースされました。 右側の笑顔バージョン、わかりますか?
    ■マウンテンライスD5

    ペロリンガ星人を並べる、WF初参加のディーラーさんです。

  • 「ペロリンガ星人」
  •    初リリース作品は、20cmサイズのペロリンガ星人。 塗装のしがいのある星人は、座りポーズで登場です。
    ■メガハウス

    開田裕治氏のイラストを立体化してきた、メガハウス社のART WORKS MONSTERS シリーズ。 企業ブースのコーナーでは、大型の~戯画 GIGA~シリーズ最新作のゴモラが並びました。

  • ~戯画 GIGA~「ゴモラ」
  •    怪獣コーナーに並んだのは、GIGAシリーズの最新作ゴモラ。 今回、強風のためコスプレゾーンが移動してきて、いつもと違う熱気が渦巻いていた、DEブロック。 企業ブースを見て廻るコスプレーヤーが人だかりを作っていましたが、その中で怪獣コーナーはとても撮影しやすい状況でした。
    ■モンスターショップ

    造形界最大の巨漢、茂木栄一氏が主宰するWF常連ディーラーです。

  • 「DFケムール人」「DFセミ人間」
  •    近年毎回続いている、茂木さん原型のデフォルメシリーズ。 ウルトラシリーズにアイテムを移しての第2弾は、ケムール人。 第1弾のセミ人間とのツーショットでお目見えです。 はてさて、次回作は何になるのかな?
    ■モンスターメーカー・28

    丹羽俊介氏が主宰する、石川県から参加の怪獣専門ディーラー。 毎回着実に、30cmサイズの怪獣が1体ずつ増えていきます。

  • 「総進撃ゴジラ」
  • 「2代目アンギラス」「総進撃ゴジラ」
  • 「ゴジラ1974」
  •    毎回、映画のポスターを縮小したホリゾントで飾り付けられたブース。 今回の新作は、ゴジラ1年半ぶりとなる総進撃ゴジラです。 小気味よいディティールは、レジンキットならではのもの。 両脇には、前作の2代目アンギラスとゴジラ1974が並びました。
    ■YAMAKAWA造型部

    山川隆生氏主宰の、怪獣専門メーカー。 四日市から参加です。

  • 「バラゴン1965」
  • 「南海の大決闘」
  •    最新作はWF直前に発表された、口開け口閉じコンパチ仕様のバラゴン。 口閉じ版にはニワトリの羽根がちりばめられて、ブース中央に2タイプの作例が展示されました。 この他、近年の「成虫モスラ」「スッポ抜けモスゴジ」「ゴジラ対カイザーギドラ」に加え、再販リクエストにより7年振りに復刻された「南海の大決闘」などが並べられました。
    ■夢工房ハイライト

    岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。 怪獣特撮関連では、マンやセブンなどのヒーローと対戦怪獣が立体化されています。

  • 「アントラー」「ウルトラマン(A)」「バルタン星人二代目」
  •    今回販売品は未定とのことでしたが、30cmサイズで森氏の「アントラー」、岡氏の「ウルトラマン(A)」「バルタン星人二代目」などが並びました。
    ■吉野屋徳兵衛

    鉄人28号シリーズと怪獣をリリースするディーラー。 今回は、荒井氏の近作2体が塗装済みで展示されました。

  • 「キングザウルスⅢ世」
  • 「リッガー」
  •    再販ですが、塗装済みの完成品見本は初となる2体。 円谷怪獣より、キングザウルスⅢ世とリッガーが並べられました。
    ■rainbow egg

    首都圏から参加する、加藤智之氏が主宰するWF常連ディーラーです。 かねてよりのMa.K.シリーズと共に、30cmウルトラ怪獣がブースを飾ります。

  • 「復讐怪人 ザンパ星人」
  • 「オーロラ怪人 カナン星人」
  •    毎回確実に1体ずつ増えていく、ウルトラ怪獣シリーズ。 第5弾となる新作は、復讐怪人ザンパ星人です。 前回のカナン星人は、塗装に納得がいかずに再塗装で登場。 画像では解りににくいのですが、服の金色の部分にラメが追加されています。
    ■レジンシェフとうけけ団

    日米合体ディーラー。 ビルズキッチン主宰のビル・グドムンドソン氏と柴田幸房氏の作品を中心に、30cmサイズの怪獣が数多く並びます。

  • 「マンダ・ジオラマ」
  • 「人間コウモリAタイプ」「人間コウモリBタイプ」
  • 「大コンドル」
  • 「モスラ・渋谷ジオラマ」
  • 「初代モスラヘッド」
  •    複数の原型師を起用して、怪獣から特撮メカまで並ぶブース。 ビルの新作は、20cmの初期作品2代目マンダ。 ジオラマベース付きで販売です。 杉田氏は緯度ゼロの真打、人間コウモリ2タイプを立体化。 昨年発売された大コンドルと共に卓を飾りました。 前回、参考展示された黒井修氏の初代モスラ・渋谷ジオラマは、キット化されて販売開始。 柴田氏原型のモスラヘッドも近日発売予定です。 その他、版権モノではありませんが、黒井修氏の1/144自衛隊車輌シリーズなども販売されました。
    ■Re:Vanilla it a Me

    赤羽俊彦氏が主宰する"レバニライタメ"、長野県から参加のWFディーラーです。

  • 「サイボットゴジラ胸像 咆哮版」
  •    赤羽氏が1番好きだという84サイボットゴジラ。 2年振りの参加で、今回は咆哮版胸像のお目見えです。
    ■WILD

    毎回アナーキーな怪獣造型物を並べる、宮城県より参加の人形作家伊藤義之氏のWFディーラー。 今回から、ディーラー名がWILDに変更になりました。

  • 怪獣造型物
  •    今回は、天候不良のため会場入りできず、残念ながら欠席となりました。

    注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

    紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
    (C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
    All photograph by Masato Matsumoto and Takashi Matsumoto(*).
    * 3 pics for ATRAGON-GK and IMAGE booth, photograph by Takashi Matsumoto.