PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・ワンフェス2019[冬]

WONDER FESTIVAL 2019 WINTER (2019.2.10)

新作オリジナルキットを中心に、ワンダーフェスティバルで発売された、ゴジラ・怪獣関連作品を紹介します。 なお訂正や補足情報お持ちの方は、メールでご連絡下さい。
最終更新:2019.2.28

■幕張へ

 気温が10度近く乱高下し、前日には東京で初雪が降る真冬日の開催となった冬のワンフェス。
 怪獣関連を出すディーラー数は、横這いからやや減少気味の印象です。

右画像:浅井造型「大怪獣ガメラ」(クリックで拡大画像あり)

■五十音順ディーラー紹介

凡例:…東宝怪獣 …ウルトラ怪獣 …大映怪獣 …その他の怪獣・怪人 …メカ …完成品、中古品、その他
■ArcLight Models

■ArcLight Models

■ArcLight Models

クトゥルフ・エヴォリューション・プロジェクトが進行中の、(株)アークライトのブースです。

  • 寺田克也/塚田貴士「クトゥルフ」
  •   MAXファクトリーからリリースが決定した、クトゥルフ・エヴォリューション。 次回作として展示されていたのは、寺田克也氏のイラストを塚田貴士氏が立体化したクトゥルフ。 瞳孔小さめで巨乳の美少女の股ぐらからあふれ出す触手状の口と、寺克節満載のデザインを再現した一品です。
    ■浅井造型

    ■浅井造型

    ■浅井造型

    浅井篤氏主宰の、桑名市から参加する怪獣専門メーカーです。

  • 「大怪獣ガメラ」ジオラマ全景
  •   東宝怪獣が並ばないのも久し振り。 今回は当日版権の昭和ガメラと、円谷一般版権第2弾のパゴスが.....うわっ!またまた出す出す詐欺だっ(笑)!! まあ、珍しい初代ガメラのジオラマが堪能できたので良しとしましょう。
    ■アス工房

    ■アス工房

    ■アス工房

    GK最初期に、マーメイドで活躍した浅川洋氏の主宰する、怪獣専門メーカー。 「アレイド」ブランドより、"中の人"を30cmサイズとしたレジンキットをリリースしています。

  • 「砂地獄怪獣サイゴ vs 光熱怪獣キーラ」
  • 「ウルトラマン vs 海底原人ラゴン」
  •   最新作は、キーラに続くサイゴ。 テーブルでは仲良く対決セットで展示。 再販のラゴンも、ウルトラマンと向き合うツーショットで展示されました。
    ■イーグルクラフト

    ■イーグルクラフト

    ■イーグルクラフト

    南田哲郎氏主宰の怪獣専門メーカー。 共同出展のべらねどんは今回お休みです。

  • 「ストップゴン」「アンチラ星人・人間態セット」
  • 「ジャンボーグナイン&マッドゴーネ」
  • 「さぼてん超獣サボテンダー」
  •   毎回精力的に作品を増やしている南田氏。 20cmラインで展開する円谷プロとピープロの怪獣群から、3点5体をリリース。 30cmサイズでは、次回作のサボテンダーが参考展示されました。
    ■イマージュ

    ■イマージュ

    ■イマージュ

    川崎市で完成品工房も営む、ショップディーラーさんです。 近年はたまお氏原型、西川伸司氏イラスト・監修のMDAシリーズをリリースしています。

  • 「MDAドラット」
  • 「MDAモスラ対ゴジラ 卵を守れ!」
  • 「MDA(幸)南海ゴジラ1966」
  • MDA怪獣総伸劇シリーズ
  • 「MDA ギロン 骨」
  •   MDAの最新作は、ドラット。 まだ出来立てで、色が塗られていません。 昨年末に発表されたのは、ジオラマ仕様のモスラ対ゴジラと幸せだなぁポーズの南海ゴジラ。 総伸劇シリーズには、クモンガが加わっています。 さらにイベント限定の骨ガメラシリーズにギロンが加わり、骨ギャオスをメッタメタにしていました。
    ■ウギャーモデリング

    ■ウギャーモデリング

    ■ウギャーモデリング

    さまざまな小品が並ぶ、WFディーラーさんです。

  • 「電磁球獣イーム」
  •   ガルバラードとザイゴーグに挟まれて展示された新作のイーム。 USB電源の約10cmの電球を本体に作成されています。
    ■ウルトラブッダ

    ■ウルトラブッダ

    ■ウルトラブッダ

    動物キットと一緒に、ベリアルとムカデンダーが並んだディーラーさん。

  • 「ムカデンダー」
  • 「ウルトラマンベリアル」「カイザーベリアル」
  •   30cmサイズのムカデンダーは、プチシンクロニシティ。 ベリアルは全高35cmの、ちょっと大きめサイズ。 いやらしい表情がよく出ていました。
    ■ウルトラやホビー+痛快娯楽劇場=怪獣少年

    ■ウルトラやホビー+痛快娯楽劇場=怪獣少年

    ■ウルトラやホビー+痛快娯楽劇場=怪獣少年

    堺市のホビーショップが出店する怪獣専門のWF常連ディーラーに、橋本氏とメソポタミヤノリアキ氏が合体。 三位一体で、造形物とイラストが並ぶテーブルになりました。

  • 痛快娯楽劇場「琵琶湖のフランケン」
  • 痛快娯楽劇場「モスラ(成虫)」
  • 痛快娯楽劇場「モスラ(成虫)」60cmプレート
  •   今回も、痛快娯楽劇場のみ。 怪獣の新作は、ウォーターラインモデルのヤングフランケンと羽化直後の成虫モスラ。 個人的に1番気になったのは、本体のベースよりもはるかにでかいモスラのプレート。 フィルムを模した6コマには、幼虫モスラが東京タワーに取り付き繭を張るまでの様子が半立体(3コマ目は全立体)で再現されていました。
    ■M1号

    ■M1号

    ■M1号

    ご存知、特撮マニアとしても有名な西村祐次氏のトイメーカー。 レトロタイプソフビの他、リアルタイプのガレージキットでも活躍しています。
    [参考]メーカー列伝

  • 「ガメラ3」
  • ツェニー「キングギドラ」スーツサイズレプリカヘッド
  •   平成ガメラシリーズでは、原口智生氏のもとガメラ造形部でガメラの着ぐるみ製作にも携わった高濱幹氏。 そんな「ガメラの甲羅フェチ」と語る高濱氏が原型を担当した、G3の3尺サイズモデルをリリース。 全高約50cmのFRP製ガレージキットで、前回から当日版権で販売されています。
    もうひとつ、こちらのブースでは(有)ツェニーから今夏発売される、村瀬継蔵氏が原型・仕上げをしたギドラのレプリカヘッドが参考展示されました。
    ■OSCDFIG

    ■OSCDFIG

    ■OSCDFIG

    最近増えた、学校名での参加ディーラーさん。 ディーラー名は、大阪総合デザイン専門学校フィギュア専攻の略。

  • 「ガメラ3」
  •   今回は平成ガメラから、学生のわちわち氏が作成した約20cmほどのG3が販売されました。
    ■怪奇造形堂・蟲式

    ■怪奇造形堂・蟲式

    ■怪奇造形堂・蟲式

    怪奇造形堂さんと蟲式さんのジョイントディーラーさんです。

  • 「ガッツ星人像」「ゴドラ星人像」「ペガッサ星人胸像」
  •   蟲式氏の新作は、ペガッサ星人胸像。 メトロンから始まったこのシリーズも4作目。 既発のゴドラ星人像、ガッツ星人像と卓を飾りました。
    ■怪獣創庫

    ■怪獣創庫

    ■怪獣創庫

    ダイモスで共同出展していた金森直史氏が、いよいよ単独ディーラーでWF参加です。

  • 「ゴメス」
  • 「ナメゴン」
  • 「ペギラ」
  • 「モングラー」
  • 「パゴス」
  •   単独初参加で、なんとウルトラQの出現ジオラマ一挙5点をリリース。 Qをリアルタイムで観ていた世代には印象深い怪獣出現シーンが、コンパクトなヴィネット風にまとめられていました。
    ■会長

    ■会長

    ■会長

    アニメ系に混じって、特撮メカが並ぶディーラーさん

  • 1/72「ストライクビートル」
  •   1/72スケール、約22cmのストライクビートル。 今回は参考展示です。
    ■GOWROW

    ■GOWROW

    ■GOWROW

    原型師當幸宗氏が主宰する、怪獣専門のプライベートメーカーです。 昭和から平成まで、歴代の東宝怪獣が並びます。

  • 「レインボーモスラ」
  •   平成モスラ3部作の出演怪獣を精力的にリリースする當氏の新作は、レインボーモスラ。 すいかクラブとあわせて、平成モスラのキットが充実してきました。
    ■かなめみお

    ■かなめみお

    ■かなめみお

    各種イベントで活躍する、まんがとGKのご夫婦ディーラーです。 怪獣GKでは、リアルタイプの30cmモデルを中心にリリースしています。

  • 「ゴーストロン」
  • 「帰ってきたウルトラマンセット(スノーゴン、ゴルバゴス、バルダック星人)」
  • 「ピット星人改修版」
  •   30cmサイズの怪々大行進からは、「ゴーストロン」がお目見え。
    旧作のピット星人も目をクリアーパーツにし、ブーツを改修して再登場。
    ガシャポンサイズの小行進からは、『帰ってきたウルトラマン』の第2弾が並びました。
    ■ギニョール造形工房吉埜

    ■ギニョール造形工房吉埜

    ■ギニョール造形工房吉埜

    東京から参加の吉埜氏による、ギニョール・モデル群がずらりと並ぶディーラーです。 毎回、放射火炎や飛び怪獣の操演も行われます。

  • 「ビオゴジ・ギニョールヘッド」
  • 「モスゴジギニョール」
  • 「モスゴジ・全身ギニョール」
  • 「ギニョールキングギドラ」青ギドラバージョン
  • 「成虫モスラ・ギニョール」
  •   新作は、ビオゴジのギニョールヘッド。 今後販売もあるかな? 来場客の目を1番引いたのは、前回から青バージョンに塗装されたギドラ。 首と羽根を効率よく2人で操演できるようになっていて、隣のモスラといっしょに羽ばたいていました。
    ■クダフ ロミ

    ■クダフ ロミ

    ■クダフ ロミ

    福田浩史氏が主宰する、プライベートメーカー。 ビオランテの連作を中心に展示・販売しています。

  • 「バルタン星人2代目」
  •   残念ながら、ジラはさらなるブラッシュアップをしたいと販売延期に。 卓にはビオランテの最新作再販と、一般版権のバルタン星人2代目が並びました。
    ■クラバート・ガレージ

    ■クラバート・ガレージ

    ■クラバート・ガレージ

    竹添展氏が主宰する、プライベートメーカー。 ジオラマなど、毎回一工夫加えられた展示で楽しませてくれます。

  • 「古代怪獣ゴモラ」
  • 森山直哉の世界
  • 作例:ビリケン商会「ガラモン改」、海洋堂「ガラモン改」
  • 作例:海洋堂「新ゴジ改」
  • 作例:ビリケン商会「パゴス改」
  •   今回は、円谷怪獣からゴモラをリリース。 子供のころに買ってもらった食玩やカードの出現シーンが印象深く、「ダランとした中に力感みなぎる」ゴモラを目指したとのこと。
    もう一つの目玉は「森山直哉の世界」。 ご存知、超獣伝説編集長の別の顔、間着大魔王森山直哉氏の作品群を取り上げた展示ブース。 怪獣大進撃初号の表紙を飾った原ガラモン、同じく超獣伝説の表紙を飾ったモロさんのバトゴジ、くねっとしたポーズをしゃきりさせた原新ゴジ(大改造!)などなど思い出深いキットがずらりと並びます。 ビリケンパゴスでは、シルエットを崩すことなく四つ足から立ち姿にポーズ変更が可能。 何よりクキクキ間着を回しながら説明する、森山氏の子供のような笑顔が印象に残りました。
    ■グリプト

    ■グリプト

    ■グリプト

    怪獣専門のWF常連ディーラー。 毎回30~50cmサイズの、大型モデルを並べます。

  • 「逆襲ゴジラ」with ライガーマスク
  •   展示は、前回と同じ逆襲ゴジラ。 一緒に展示されたのは、作者の獣神サンダーライガー氏デビュー30周年のスペシャルハーフマスク。 左半面(向かって右側)はデビュー試合時の最初期のマスクです。
    ■Go-G

    ■Go-G

    ■Go-G

    tomo氏が主宰する、WFディーラーさん。

  • 「シビルジャッジメンター ギャラクトロン」
  •   今回は、ギャラクトロンがブラッシュアップされて再登場。 MK2は、次回以降に見送りです。
    ■ゴート

    ■ゴート

    ■ゴート

    古くはボークスのOHSjr.から原型を手がける、杉本浩二氏が主宰するプライベートメーカーです。

  • 「超獣スフィンクス」
  • 「ガメロット」
  • 「DFフランケンシュタイン対大ダコ」
  •   新作は、30cmサイズの超獣スフィンクスとガメロット。 さらに当日サプライズで、杉本氏にしては珍しい東宝怪獣となる、デフォルメタイプのフランケンシュタイン対大ダコが並びました。
    ■酒井ゆうじ造型工房

    ■酒井ゆうじ造型工房

    ■酒井ゆうじ造型工房

    ご存知、酒井ゆうじ氏主宰の怪獣専門トップメーカー。 新作の他、再販復刻計画が展開されています。

  • 「30cmゴジラ1995 LAST SCENE」
  • 「30cmゴジラ1995 LAST SCENE」
  • 「ゴジラ1954電車くわえスチールバージョン」
  •   最新作は、30cmシリーズから黒いデスゴジ。 ラストシーンでメルトダウンしたデスゴジの放射能エネルギーを継承した、jr.の新デスゴジがモチーフ。 同じ型の着ぐるみですが、電飾が無い分すっきりとした印象です。 再販は、ゴジラ1954電車くわえスチールバージョンが登場しました。
    ■GG'R

    ■GG'R

    ■GG'R

    普段は完成品代行などを行っている、仙田耕一氏主宰のショップディーラー。 完成品代行で鍛えられた、怪獣塗装技術も映えます。

  • 「百足怪獣ムカデンダー」
  • 「ウルトラマンキング」
  •   毎回精力的なペースで新作を投入する仙田氏。 今回は、ムカデンダーとウルトラマンキングが登場。 ムカデンダーは、プチシンクロニシティの一品です。
    ■Θ【しぃた】

    ■Θ【しぃた】

    ■Θ【しぃた】

    シン・ゴジラで新規参加した、【しぃた】氏主催のWFディーラーさん。

  • 「シン・ゴジラ第四形態」「シン・ゴジラ第四形態 覚醒ver」
  •   今回も再販のみなので、ツーショットを。
    ■純喫茶ギロチン

    ■純喫茶ギロチン

    ■純喫茶ギロチン

    アニメなどのアイテムが並ぶ、WFディーラーさんです。

  • 「カンガルー怪獣パンドラ」
  •   新作は、『ウルトラマンタロウ』からパンドラがリリース。 放映当時、カンガルーというよりコアラじゃね?と突っ込まれた怪獣です。
    ■二郎工房

    ■二郎工房

    ■二郎工房

    KOC茨木氏の甥にあたる、深田裕二郎氏が主宰するWFディーラーです。今回もKOCとの共同出展です。

  • 二郎工房「GMKバラゴン」
  • KOC「初代ゴジラ」
  • KOC/ラフェスタ「ディフォルメ ゴジラ対エビラ」
  •   WF3作目は、ゴジラから初の対戦怪獣に。 以前からブログで紹介されていたGMKバラゴンが、リリースされました。
    KOCからは、デフォルメのゴジラ対エビラに加えて昨年から話題となっている初代ゴジラが参考展示。 いよいよ予約開始です。
    ■仁工房

    ■仁工房

    ■仁工房

    大阪で完成品製作を行うショップディーラーです。

  • 「科学特捜隊基地」ジオラマ
  • 「メカゴジラ玉泉洞秘密基地」ジオラマ
  •   久しぶりの参加で、大型ジオラマを展示した仁工房。 自社の科特隊基地を使った大型ジオラマと、MM28のメカゴジラを使った玉泉洞秘密基地ジオラマが展示されました。
    ■SHINZEN造形研究所

    ■SHINZEN造形研究所

    ■SHINZEN造形研究所

    四国から参加の、竹内信善氏主宰のWF常連ディーラー。 恐竜をメインに、アニメキャラから怪獣まで精力的に造形をこなしています。

  • 「春眠」
  • [番外]「小麦」
  •   ここのところ、恐竜から動物全般に作品を増やしているSHINZEN氏。 写真は、新作の手のひらサイズの龍。とぐろを巻いたポーズですが、なんと1パーツ構成で一発抜きされています。 2枚目は、番外ですが個人的に寄り添う猫がツボの小麦を掲載です。
    ■すいかクラブ

    ■すいかクラブ

    ■すいかクラブ

    平成モスラ三部作が大好きと語る、ゆっちんさん主宰のWFディーラー。 平成モスラ関連のアイテムが続きます。

  • 「水中モード・モスラ」
  •   新作は、水中モードのモスラ。 ガレージキットでは、KOC茨木氏以来史上2体目、約20年振りの立体化。 水中モードということで、羽根や頭部がクリア成型されています。
    ■studio SAL

    ■studio SAL

    ■studio SAL

    古くから活動を続けている、複数原型師によるWFディーラーです。

  • 「ゴジラ第3形態胸像」
  •   山崎弘太氏原型のシン・ゴジラ第2弾は、天を仰ぐ第3形態の胸像。 第4形態と2体並んで卓を飾りました。
    ■Studio Head Master

    ■Studio Head Master

    ■Studio Head Master

     三木悠輔氏主宰の、WFディーラーさんです。 三木氏のオリジナルレジンモデルが並びます。

  • 「裂刀怪獣バギラ」
  • 「ギャオス幼体 -死体-」
  •   20cmサイズのバギラは、塗装途中ですがなかなかの出来。 死体ギャオスはG3の冒頭シーンから。 ちなみに映画でハエがたかるように生ゴミ汁を塗ったプロップは、ロケ地のフィリピンで廃棄されたそうです。
    ■絶滅屋

    ■絶滅屋

    ■絶滅屋

    オフィスカイムやさまざまなディーラーで、怪獣を造り続けている佐藤和由氏。 自らのディーラーから、クトゥルフなどと並んで怪獣もリリースしています。

  • 「鯱(動物誌より)」「鯨(動物誌より)」
  • 「AC-3 しらさぎ」
  •   ベムスターや頭骨と並んで展示されたのは、伝聞により怪物化されたクジラとシャチ。 16世紀に発行されたコンラート・ゲスナーの『動物誌』の中で、バロック図像で紹介されたイラストがモチーフ。 この存在感は、まさに怪獣です。 他にメカでは、懇意にしているビーグル萩原篤氏原型のしらさぎが並びました。
    ■造型工房キトラ

    ■造型工房キトラ

    ■造型工房キトラ

    埼玉県から参加の、岡健之氏が主宰する怪獣メーカー。 かいちゃん氏が主催する怪獣風紀委員会も合同出店しています。

  • 造型工房キトラ「トラウマガメラ」
  • 造型工房キトラ「トラウマガメラ」背面
  • 造型工房キトラ「MDAデバダダン」
  • 造型工房キトラ「パワードアボラス」
  • 造型工房キトラ「大鉄塊」
  • 造型工房キトラ「ミニガメラ3」
  • 怪獣風紀委員会「ケロニヤ1970」
  •   キトラの新作は、50cmサイズのトラウマガメラ。 前作のG3とバニシング・フィスト形態で50cmサイズが2体並んだ様子は圧巻の迫力。 MDAからは西川伸司氏デザインのデバダダンがリリースされました。 パワードアボラスと大鉄塊は、それぞれ松岡嵐氏、杉浦圭郎氏とゲスト原型師によるもの。 6枚目は、前回撮り逃したミニガメラ3を掲載。
    怪獣風紀委員会のウルトラファイト胸像シリーズには、新たにケロニヤが追加されました。
    ■造形工房ユウ

    ■造形工房ユウ

    ■造形工房ユウ

    宮城県から参加のディーラーさん。 サイボーグ009とデフォルメ怪獣が並ぶブースです。

  • 「DF友好珍獣ピグモン」「DF亡霊怪獣シーボーズ」「DF棲星怪獣ジャミラ」
  •   今回は、過去の人気作を再販。 ジャミラはなんと9年振りの再販です。
    ■蘇生工房 3ON

    ■蘇生工房 3ON

    ■蘇生工房 3ON

    複数の原型師により、大型のウルトラ怪獣や東宝怪獣が並ぶディーラーさんです。

  • 「ヘドラ」
  • 「うろこ怪獣メモール」
  •   岡本氏の新作は、ふと造りたくなったというヘドラ。 いつもより小さめの20cmサイズで造形されています。 長島氏の新作は、前回の参考展示から完成となったメモール。 彩色済みで、展示販売されました。 この他、アボラス対バニラやチブルなど近作も展示されました。
    ■タイムワープ

    ■タイムワープ

    ■タイムワープ

    椎名孝雄氏主宰の、WFディーラーさん。 毎回ウルトラ怪獣が並びます。

  • 「油獣ペスター」
  •   新作として、円谷怪獣からうらまっく氏原型の30cmサイズペスターがリリースされました。
    ■ダイモス

    ■ダイモス

    ■ダイモス

    村上寛氏主宰の、怪獣専門メーカー。 東宝をメインとした村上氏の怪獣、パノラマアワー氏のメカ、福田真也氏のメカや怪獣とラインナップを展開中。 また、完成品工房レッドテール板垣氏による他メーカーも含めた怪獣完成作品が並ぶテーブルです。

  • 「エビラ1966」
  • 「X星円盤と怪物01・明神湖の異変」
  • [番外]村上氏のコーナー
  •   新作は、福田真也氏のエビラと怪物01。 どちらも、映画のワンシーンを切り取ってミニジオラマに仕立てた作品。 海面ベースに船や円盤など、小物のストラクチャーがうれしい2作品です。 一方主催の村上氏は、西郷さんから亀石まで好きなものを造りまくっています(笑)。
    ■タナカ・STUDIO

    ■タナカ・STUDIO

    ■タナカ・STUDIO

    監督や脚本など、多彩な顔を持つタナカケンイチ氏の主催するディーラーさんです。

  • 「ゴジラ2016 第4形態~咆哮~」「ゴジラ2000」
  • 「ゴジラ2016 BUST」
  • 「ゴモラ アレンジver」
  • 「ひそねとまそたん」
  •   こちらのテーブルは、新作&初展示ラッシュ。 2体目となるシン・ゴジ第4形態は咆哮バージョンで立体化。 イベント限定の胸像と共にリリースです。 ブログでも紹介されていたミレゴジは、だらんとなりがちな下あごをうまく処理して男前な顔つきに。 G・ワークスブランドのゴモラも、いよいよ予約開始になりました。 さらに樋口監督が原作にも参加したアニメ『ひそねとまそたん』から、軍用機に擬態するドラゴンとそのパイロットで主人公の甘粕ひそねのセットをリリース。 アニメ調の造形でも腕が冴えます。
    ■田中ミュージアム工房

    ■田中ミュージアム工房

    ■田中ミュージアム工房

    Keita氏が主宰するWFディーラーさん。 毎回大がかりなディスプレイで楽しませてくれます。

  • 「ガメラ1999 満身創痍」
  • 「バラバ 死神の歩み」
  •   平成ガメラシリーズを精力的に立体化しているKeita氏。 満を持して登場したのは、G3ガメラ。 3部作最後の傷だらけの姿を立体化。 スーツには存在しない、平成シリーズ歴代の戦闘痕(傷跡)も造形されています。 さらに円谷からは、バラバもリリースされました。
    ■(株)ダミーヘッドデザインズ

    ■(株)ダミーヘッドデザインズ

    ■(株)ダミーヘッドデザインズ

    映画の特殊美術で活躍する、藤原カクセイ氏主宰の特殊造形会社です。

  • 「パワードレッドキング」「パワードゴモラ」
  •   『ジ・アート・オブ・コロッサス』は、写真の2体とパワードガボラが展示。 パワードレッドキングに続くリリース第2弾は、パワードゴモラに決定したようです。
    ■D's

    ■D's

    ■D's

    サトウノブヒロ氏が取りまとめをしている、WFディーラーさんです。 複数の原型師により、怪獣からアニメキャラクターまで様々な造形物が並びます。

  • 「大海魔ボクラグ」
  • 「ベムズン」「キングジョーグ」
  •   毎回精力的に新作を発表するサトウ氏。 今回も、一挙に新作3点をリリースしました。
    ■T's Facto

    ■T's Facto

    ■T's Facto

    山脇隆氏主宰の、怪獣専門プライベートメーカー。 御馴染みとなった、立体的な展示棚と独自の飾り付けがブースを飾ります。

  • 「GODZILLA FINAL WARS YASUSHI NIRASAWA CONCEPT DESIGN MODEL」
  • 「万屋 大黒天 -Death Trader-」
  •   新作は、30cmサイズのFWゴジラ韮澤バージョン。 ガイガンと共にデザイン提出された、赤胸ゴジラのフル立体化です。 2枚目は、ホビージャパン2018年12月号【H.M.S.】にも載った万屋大黒天。 妖怪とも取れるベースに骨やらメカやら建造物が融合していて、とても一筋縄ではいかない作品。 存在そのもので世界観を伝えられる迫力の逸品です。
    ■デイジーモデル

    ■デイジーモデル

    ■デイジーモデル

    東京から参加の亀谷秀明氏が主宰する、WFディーラーです。

  • 「ベリアル融合獣 スカルゴモラ」「ゴジラ第3形態」
  •   再販の2点は、ちょっとアングルを変えて再掲です。
    ■てんつく工芸

    ■てんつく工芸

    ■てんつく工芸

    鮫順こと松本健一氏が主宰する、怪獣専門のWFディーラーです。

  • 「初代ゴジラ ピクトリアルスケッチ」
  • 「歴代ゴジラ胸像 初代~モスゴジ」
  •   獅子面絵コンテゴジラの考察は、豊年魚をへてピクトリアルスケッチの立体化にたどり着いたようです。 デザインに幅があるため、全身像に胸像を付けて獅子面2つが楽しめます。 歴代ゴジラ胸像は、ゴジラの頭部モデルを一挙にお披露目したもの。 ブログでは色が塗られていたようですが、スタチュー風味にするために塗装を落としたのかな?
    ■トムトムバーガー

    ■トムトムバーガー

    ■トムトムバーガー

    新宿で特撮カフェ&バーを営むトム氏の、WF参戦ディーラー。 参加2回目です。

  • 「古代怪獣フルドネラ」
  • 「宇宙化猫ムー」
  • 「羊毛ゴーゴ」
  •   フルドネラは、毛が追加されてよりリアルになったので再掲。 目の表情を変えて複数展示された化猫ムー、手芸完成品と言ってよいアイデアが光る羊毛ゴーゴと幅広い作品が並びました。
    ■New Age Craft

    ■New Age Craft

    ■New Age Craft

    20cmサイズ前後のさまざまな造形物が並ぶWFディーラーさんです。

  • 「パワードドラコ」「パワードケムラー」
  •   パワード怪獣も依然人気があるようで、パワードガボラに続きパワードドラコとパワードケムラーの新作2体が並びました。
    ■糠まっしぐら

    ■糠まっしぐら

    ■糠まっしぐら

    quubann氏の作品が並ぶWFディーラーさんです。

  • 「G3ガメラ」
  •   以前から告知されていたG3ガメラが、ようやくお目見え。 今回は参考展示ですが、次回販売はあるのかな?
    ■VS

    ■VS

    ■VS

    長岡夫妻が主催の、デフォルメモデル中心のWFディーラーです。

  • 「デフォルメ スペースゴジラ」
  •   新作は、瑞穂嬢のスペースゴジラ。 全身クリア成型で、結晶体の再現も簡単にできる優れもの。 既発のモゲごじ、リトルと並べられます。
    ■パーラーつげちゃん

    ■パーラーつげちゃん

    ■パーラーつげちゃん

    柘植史成氏主宰の、プライベートメーカーです。 17cmサイズで、ウルトラ怪獣を展開中です。

  • 「ケムール人2代目」
  •   新作は、ケムール人の2代目。 縫合メトロンや初代レッキンと並んで販売されました。
    ■ハッピー工業

    ■ハッピー工業

    ■ハッピー工業

    今回も、うけけ団はこちらで出展。

  • 「ガイガン1972」
  • 「ヘドラ飛行期」
  • 「モスラ駅ビル破壊」
  •   新作は、ジオラマベースが嬉しいビルのガイガンと杉田氏のヘドラ連作から飛行期の登場。 毎回、コンスタントに30cmサイズが並びます。 3枚目は、2016年に撮れていなかった黒井氏のモスラ駅ビル破壊を初掲載です。
    ■太丸田アソビ

    ■太丸田アソビ

    ■太丸田アソビ

    PRカードが印象的なディーラーさん。 モンスター系の造形物がならびます。

  • 「バルタン星人」
  •   タコ人間の隣に並んだ、PRカードのバルタン星人。 シルエットは2代目寄りですが、小さいハサミやひざ造形などかなりアレンジの効いた一品です。
    ■モンスターメーカー・28

    ■モンスターメーカー・28

    ■モンスターメーカー・28

    丹羽俊介氏が主宰する、桑名市から参加の怪獣専門ディーラーです。 映画のポスターを縮小したホリゾントが飾られるなど、展示でも楽しませてくれます。

  • 「GODZILLA 1984」
  •   発売から半年ほど経っていますが、彩色済みは初展示となる84ゴジラ。 次回作は、「チタノサウルス」と書かれたプレートが置いてありました。
    ■YAMAKAWA造型部

    ■YAMAKAWA造型部

    ■YAMAKAWA造型部

    山川隆生氏主宰の、怪獣専門メーカー。 四日市から参加です。

  • 「メカギドラ」
  •   新作は、1992年の第4回アートプラ大賞に入選したメカギドラをリペアしてリリース。 なんと26年を経ての製品化です。
    ■ゆかりとかぎかっこ

    ■ゆかりとかぎかっこ

    ■ゆかりとかぎかっこ

    怪獣や仮面ライダーなど、特撮アイテムが並ぶディーラーさん。

  • 「MATジャイロ」「エレキング ディフォルメVer」
  •   30cmサイズのケムールやバルタンから一転、新作としてMATメカとかわいいエレキングが販売されました。
    ■夢工房ハイライト

    ■夢工房ハイライト

    ■夢工房ハイライト

    岡悟氏主宰の、ヒーロー&特撮専門メーカーです。 怪獣特撮関連では、マンやセブンなどのヒーローと対戦怪獣が立体化されています。

  • 「イーヴィルティガ」
  • ライブハウス 怪獣玉子シリーズ「ナメゴン」
  • ライブハウス 怪獣玉子シリーズ「バルタン星人」「快獣ブースカ」
  •   いよいよ完成した40cmサイズのイーヴィルティガ。 定評のあるヒーロー造形で、ぜひ前作のティガと並べたい一品です。
    鯨井実氏主宰のライブハウスでは、怪獣玉子シリーズに新作4体が追加。 エレキングは、完成品見本も売れてしまったとのことで写真が撮れませんでした。
    ■吉野屋徳兵衛

    ■吉野屋徳兵衛

    ■吉野屋徳兵衛

    30cmサイズのウルトラ怪獣をリリースする老舗のディーラー。 荒井氏をメインに、浅川氏や橋本氏などゲスト原型師の作品が並びます。

  • 「ウルトラマンロケット」
  •   新作は、ケンタロウ氏原型のウルトラマンロケット。シーボーズの逸話を、ハッピーエンドに導いたメカの登場です。
    ■レインボウエッグ

    ■レインボウエッグ

    ■レインボウエッグ

    首都圏から参加する、加藤智之氏が主宰するWF常連ディーラーです。 Ma.K.マイスターの加藤氏ですが、セブンの怪獣もリリースしています。

  • 「地底怪獣パゴス」
  • 「宇宙ゲリラ シャドー星人」
  •   橋本氏という最高のゲスト原型師を迎えてのリリースは、ディーラー名の由来にもなったウルトラQ『虹の卵』から地底怪獣パゴス。 加藤氏は、13年越しの夢がかなって感無量と語っていました。 隣に並んだのが、怪獣デビュー作と同じシャドー星人(今回は女性版)というのも何かの縁を感じます。

    注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

    紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
    (C)TOHO Co. (C)DAIEI Co. (C)NIKKATSU Co. (C)SHOTIKU Co. (C)TSUBURAYA PROD.
    All photograph by Masato Matsumoto.