浅井篤(Atsushi Asai)
1962年生まれ。 5円ブロマイドが宝物、怪獣プラモやソフビ、図鑑にまみれて怪獣小僧(自称)として育つ。
子供の頃から、ソフビ怪獣のおもちゃっぽさに不満を持っていた氏は、95年頃ガレージ・キットとの出会いで怪獣熱が再発。 ついに自ら粘土をこねはじめ、造型道に。
97年ワンフェスにて、大魔神の武神像で怪獣専門ディーラーとしてデビュー。 「浅井造型」の名で、東宝怪獣と円谷怪獣を発表している。 2000年秋には、ついに一般版権のメーカーとして本格的にスタートを切る。
(近影:奥様、お子様と2014年WF会場にて)
怪獣 WORKS
年 | 作 品 | 画 像 | サイズ/材質 | 付帯品 | メーカー | 発表時価格 | 初出 | スケール | 備 考 |
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1997 | 幼虫モスラ92 | 正面 | 16cm/原型 | 未発売 | nonscale | ||||
大魔神武神像 | 全身 | 18cm/キャスト製 | 浅井造型 | 8,000 12,000 | 97夏 | 1/18scale | 2018夏再販 | ||
宇宙大怪獣ギララ | 全身 | 17cm/キャスト製 | 浅井造型 | 8,000 | 1/350scale | 2005夏販売 | |||
1998 | 大怪獣バラン・岩屋部落襲撃 | 全身 顔 | 29cm/キャスト製 | 浅井造型 | 19,000 | 98夏 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.1 | |
1999 | 婆羅陀巍山神 | 半身 | 18cm/原型 | 石碑付 | 未発売 | 1/6scale | |||
モスゴジ・A作戦放電攻撃 | 全身 半身 | 29cm/キャスト製 | A作戦 高圧鉄塔 | 浅井造型 | 16,000 一般19,000 | 99夏 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.2 | |
2000 | クール星人・地球侵略宣言 | 全身 顔 | 32cm/キャスト製 | 半球ベース付 | 浅井造型 | 8,500 | 2000冬 | 1/6scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.3 |
キンゴジ・東北本線北上中の列車に警告 | 全景 全景2 顔 | 29cm/キャスト製 | 列車+ストラクチャー、ベース付 | 浅井造型 | 39,800 一般23,000 | 2000夏 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.4 | |
2001 | 初代アンギラス・大阪蹂躙 | 全身 全身2 正面 対決ジオラマ | 32cm/キャスト製 | 浅井造型 | 29,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.5 | ||
逆ゴジ・大阪蹂躙 | 全身 対決ジオラマ 対決ジオラマ | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 21,000 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.6 | |||
マタンゴ・禁断の糧*1 | 全 マタンゴ 麻美 アップ | 30cm/キャスト製 | ベース付 | 浅井造型 | 24,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.7 | ||
2002 | モスラ・東京電波塔崩壊 | 全 ジオラマ | 36cm/キャスト製 | 東京タワー・プラキット、ディティールアップ用キャスト製鉄骨・プラ棒付 | 浅井造型 | 13,800 | 1/400scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.8 | |
2003 | キングギドラ・宇宙超怪獣襲来 | 全 正面 ジオラマ 上半身 | 29cm/キャスト製 | 浅井造型 | 59,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.9 | ||
決戦ゴジラ・富士裾野の対決 | 全1 全2 上半身 | 29cm/キャスト製 | 浅井造型 | 18,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.10 | |||
2004 | 地球防衛軍・侵略者の尖兵*2 | 全 キット全景 | 30cm/キャスト製 | 1/72M4シャーマン、円盤2機、 35cm×45cmのベース付 | 浅井造型 | 19,800 | 1/50scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.11 | |
モスラ対ゴジラ・静之浦の死闘(前編) | 全1 全2 | 30cm/キャスト製 | 翼長約85cm | 浅井造型 | 29,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.12 | ||
2005 | モスラ対ゴジラ・静之浦の死闘(後編) | 全1 対決ジオラマ | 30cm/キャスト製 | 54*33*7cmベース付 | 浅井造型 | 29,800 単体19,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.13 | |
2006 | 空の大怪獣ラドン~蘇る大翼龍・福岡の攻防*3 | 全景1 岩田屋 | 32cm/キャスト製 | 岩田屋付 | 浅井造型 | 89,800 単体29,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.14 | |
2007 | キンゴジ・決戦!富士山麓の雄叫び | 全身1 全身2 顔 | 29cm/キャスト製 | 富士山麓ジオラマベース付 | 浅井造型 | 29,800 単体19,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.15 | |
大怪獣バラン・羽田空港最終防衛線*4 | 全身 上半身 ベース | 30cm/キャスト製 | 空港ビルベース付 | 浅井造型 | 29,800 単体19,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.16 | ||
2008 | フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) ・許されざる命の激突*5 | 全景 フランケン バラゴン up1 up2 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 39,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.17 | ||
2009 | 海底軍艦・我レ帝國ノ野望ヲ粉砕セリ*6 | 全景 マンダ | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 49,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.18 | ||
2010 | モスラ対ゴジラ・追撃!岩島最終決戦 | 全景 モスゴジ モスラ | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 29,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.19 | ||
2011 | ゴジラの逆襲・暗夜の激闘,中之島 | 全景 全景2 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 49,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.20 | ||
2012 | 南海の大決闘・大海原の凱歌 | 全景 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 39,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.21 | ||
2013 | 怪獣総進撃・巴里発信!世界崩壊の序章*7 | 全景 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 34,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.22 | ||
2014 | 50cmキンゴコング対ゴジラ | 全身 顔 | 47cm/キャスト製 | 浅井造型 | 59,800 | 1/100scale | KAIJU DESEASE 50cm SERIES No.1 | ||
サンダ対ガイラ・殺戮の波濤*8 | 全景 船 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 39,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.23 | |||
2015 | 50cmゴジラの逆襲 | 全身 背面 顔 | 50cm/キャスト製 | 浅井造型 | 59,800 | 1/100scale | KAIJU DESEASE 50cm SERIES No.2 | ||
2016 | 宇宙大怪獣ギララ | 全身 顔 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 25,000 | HKOS VOL.1 | |||
モスラ | 全景 全景2 | 7cm/キャスト製 | 浅井造型 | 4,500 | KAIJU ORNAMENT SERIES No.1 | ||||
地球最大の決戦・破壊龍降臨 | 全身 顔 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 59,800 | 1/150scale | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.24 | |||
2017 | シン・ゴジラ ハイ・レリーフ | 全 | 12x12cm/キャスト製 | 浅井造型 | 3,900 | KAIJU ORNAMENT SERIES No.2 | |||
シン・ゴジラ胸像 | 全1 全2 | 19cm/キャスト製 | 浅井造型 | 24,800 | 1/100scale | 浅井造型20周年記念作品 | |||
2018 | 大魔獸ジャイガー*9 | 全1 参考 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 29,800 | HKOS VOL.2 | |||
地底怪獣マグラー | 全身 顔 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 33,000 | ウルトラ怪獣30cmシリーズNo.1 | ||||
シン・ゴジラ ハイレリーフ 第3形態 | 全 | 12x12cm/キャスト製 | 浅井造型 | 3,900 | KAIJU ORNAMENT SERIES No.3 | ||||
2019 | 大怪獣ガメラ | 全1 背面 顔 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 25,000 | HKOS VOL.3 | |||
ウラン怪獣パゴス | 全身 顔 | 33cm/キャスト製 | 浅井造型 | 33,000 | ウルトラ怪獣30cmシリーズNo.2 | シン・ゴジラ 未使用テイク体組織 | 全 | 10cm/キャスト製 | 浅井造型 | 1,000 | KAIJU ORNAMENT SERIES No.4 |
四つ足バルガメ | 全 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 25,000 | HKOS VOL.4 | ||||
2020 | ガラモン | 全 顔 ガラダマ | 29cm/キャスト製 | DX版はガラダマベース(W34×D34×H14cm)、まぶたパーツ付属 | 浅井造型 | 単体版39,800 DX版49,800 | ウルトラ怪獣30cmシリーズNo.3 | ||
怪獣総進撃・殴り込み!激闘青木ヶ原 | 全 顔 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 29,800 | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.25 | ||||
2021 | 大巨獣ガッパ | 全 顔 | 30cm/キャスト製 | G極和尚の言いたい放題(カラー4P)付き | 浅井造型 | 33,000 | HKOS VOL.6 | ||
ゴメスを倒せ!*10 | 全 顔 全 顔 対決 対決2 | ゴメス30.5cm、リトラ 全長25cm/キャスト製 | リトラ用ベース付き | 浅井造型 | 43,000 | ウルトラ怪獣30cmシリーズNo.4 | |||
2022 | モスラ対ゴジラ・倉田浜干拓地出現 | 全 顔 | 22cm/キャスト製 | 浅井造型 | 29,800 | ザ・怪獣フリークス 30cmシリーズNo.26 | |||
冷凍怪獣バルゴン | 全 顔 | 30cm/キャスト製 | 浅井造型 | 31,000 | ヒーローキッヅオーナーシステムVOL.7 |
*1)麻美の原型は、森口修氏。
*2)原型は後藤和広氏、浅井氏はベースのみ担当。
*3)岩田屋原型は後藤和広氏が担当。
*4)羽田空港ビルベース原型は後藤和広氏が担当。
*5)フランケンシュタイン原型はMonster Maker 28の丹羽俊介氏が担当。
*6)轟天号原型は後藤和広氏が担当。
*7)凱旋門ベース原型は後藤和広氏が担当。
*8)漁船原型は後藤和広氏が担当。
*9)クラバート・ガレージのジャイガメとのコラボ作品。
*10)リトラ原型はクラバート・ガレージの竹添展氏が担当。
妖怪 WORKS
年 | 作 品 | 画 像 | サイズ/材質 | 付帯品 | メーカー | 発表時価格 | 初出 | スケール | 備 考 |
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2010 | 妖怪百物語 からかさ | 全景 | 27cm/キャスト製 | 浅井造型 | 8,000 | 2010夏 | nonscale | ||
2012 | 竹原春泉繪本百物語 第壱・羽黒べったり | 全景 | 16cm/キャスト製 | ベース付き*1 | 浅井造型 | 9,800 | 2012冬 | nonscale | 全高16cm |
2013 | 竹原春泉繪本百物語 第弐・小豆あらい | 全景 | 15cm/キャスト製 | ベース付き | 浅井造型 | 9,800 | 2013冬 | nonscale | 全高15cm |
2014 | 竹原春泉繪本百物語 第参・舞首 | 全景 | 15cm/キャスト製 | 浅井造型 | 9,800 | 2014夏 | nonscale | 全幅15cm | |
2015 | 竹原春泉繪本百物語 第四・狐者異 | 全景 | 15cm/キャスト製 | ベース付き | 浅井造型 | 9,800 | 2015夏 | nonscale | 全高15cm |
[補足]
- 浅井氏も、ワンフェス当日版権でスタートした、怪獣専門新進個人ディーラーである。 90年代末から「怪獣もの」はかなり市場的にきついと思われるが、ぜひがんばって作品を発表し続けてもらいたいものである。→'99年冬WF会場にて
- ワンフェス99夏の新作は、30cmモスゴジ・A作戦放電攻撃で、KATO社の高圧鉄塔1基(プラキット)と塔頂放電機がおまけに付いた。
- ワンフェス2000冬の新作は、30cmクール星人。 半球ベースが付く。→WF会場にて
- ワンフェス2000夏の新作は、キンゴジ・東北本線北上中の列車に警告! 付属品満載の、本格ディオラマキットとなった。
- 2000年秋には、東宝より一般版権を取得、ついに一般版権のメーカーとなる。 一般版権移行後の第1弾は、共に30cmサイズで、11月にモスゴジの再販、12月にキンゴジの単体による再販、1月に新作暴竜アンギラスを販売した。
- 2001年4月にはアンギラスに続き、対戦相手の逆ゴジをリリース。
- 2001年の夏WFには、次回作マタンゴが登場。 HJ誌の読者投稿欄で知合った、森口修氏が水野久美の原型を担当し、浅井造型初のコラボレーション・キットとなった。 マタンゴで水野久美がセットとなるのも、もちろん本邦初である。
- 2002年最初の新作は、タワーモスラ。 東京タワーは、セロン工業のプラモデルに、鉄骨を細く削り込んだブラッシュアップパーツを付けた物が同梱される。 これ、かなり良い出来のタワーで、結局モスラより時間がかってしまったとか。
- 2003年の新作は、初代キングギドラ。 30cmサイズでは、ボークス以来史上2体目となる全高50cm近くの巨大キット。 2月の冬WFでは、超巨大なジオラマがお披露目となり、続く夏WFでは、決戦ゴジラ原型と共にブースを飾った。
- 2004年初頭には、ゲスト原型師による初の単体作品として昭和版モゲラをリリース、浅井氏はベースを担当した。 ハセガワ製1/72M4シャーマン(プラモデル)、後藤氏によるミステリアンの円盤2機、浅井氏による35cm×45cmのベースが付いた。
- 2005年夏WFには、'98冬に版権落ちしたギララが、当日版権でついに販売された。 触角はメタルパーツ製、実に7年越しのキット化である。→WF会場にて
- 2006年冬WFには、2年越しのラドン原型がいよいよお目見え。 さらに業界初となる岩田屋キット化は、幅55cm、奥行き35cm、高さ31cmに及ぶ代物となった。
- 2007年冬WFでは、前回の東北本線より約6年振りとなるキンゴジがお披露目。 完全版では、頭部はクリアキャスト成型された。 続く夏のWFでは、こちらも9年振りとなるバランの新作が披露される予定。
- 2007年11月には、工房10周年記念作品となる、バランを発表。 完全版では、トゲがクリアキャスト成型され、後藤氏の羽田空港ビルベースが付いた。
- 2008年のフラバラは、フランケンの原型にMonster Maker 28の丹羽氏を迎え、2体セットでのリリースとなった。
- 2009年の轟天号マンダ巻きは、浅井氏のイメージに合わせてでかいドリルの轟天号とさらにでかいマンダの対決セット。 轟天号は全長55cm、マンダは全長75cmの大型モデルとなった。
- 2010年のモスラ対ゴジラは、モスゴジ3度目の挑戦となる。 上陸した幼虫二匹をを迎え撃つシーンがモチーフで、「過去の作品イメージをリセット、今自分の造りたいモスゴジをというスタンスで造形しました。」とのコメントが添えられた力作となった。
- 2011年には、10年振り二度目となる『ゴジラの逆襲』の対決セットをリリース。 今回は、2体の絡み合う正面激突を立体化。 怪獣同士の絡みは初挑戦だが、腰を落としてアンギラスを迎え撃つ逆ゴジのバランスが見事な一品。
- 怪獣同様妖怪も大好きと語る浅井氏。 2010年に、初心に戻って当日版権ものをやたいと『妖怪百物語』から「からかさ」をリリース。 以後『絵本百物語』を題材に、作品を追加している。 WF会場でも「いつもの怪獣とは、違うお客さんが覗いて行く」とのこと。 2013年3体を数えるに至り、別表として追加することとした。
- 2014年には、初となる50cmサイズの作品を発表。 題材となったキンゴジは過去2回手がけているが、大型モデルの割に破綻もなく過去作品をしのぐ最高の出来となった。
- 2018年には、地底怪獣マグラーで円谷プロの一般版権を取得。 ウルトラ怪獣もラインナップに加わり、ますます目が離せないメーカーとなった。
異様に気合の入ったプロフィール(!)から、オリジナルキット以外の作例、なぜか女優の鵜川嬢まで、浅井篤120%のホームページです。