中村啓一(Keichi Nakamura)
ガレージキット最初期に、怪獣造形を精力的に行った一人。
ワンオフの作品群による個展や雑誌での発表と、キット領布とは別の形ではあるが、セブンの宇宙人群は当時のモデラー~造型者を多いに刺激した。
井上雅夫氏、川口哲也氏と並んで、GKの発生~発展のエネルギー源となった功労者の一人と考える。
WORKS
ウルトラセブンの宇宙人群('82) |
[補足]
- これらの作品はワンオフのもので、キット化を前提とした原型としての造りにはなっていない。 その分表現方法もより自由で、粘土表現しにくいプラチク星人やペガ星人は独自の工夫と素材で立体化している。
- この他ギエロン星獣、チブル星人、イカルス星人、ナース、ビラ星人、ガンダー、プロテ星人、クレージーゴン等セブンに登場するほとんどの宇宙人や怪獣が立体化されている。
- 一部の宇宙人は、スケール統一のためタミヤの1/35兵隊フィギュアが芯になってはいるが、体のラインやディティールは中村氏の作でありフルスクラッチといえる。
- 氏の作品では、唯一25cmテレスドンが、海洋堂よりキット化されている。