PAOPAO WONDER LAND PHOTO REPORT

イベントレポート・ガメラ祭り in ワンフェス2006[冬]

GAMERA THE 40TH ANNIVERSARY PROJECT IN WONDER FESTIVAL 2006 WINTER (2006.2.19)

このページでは、ワンダーフェスティバルで開催されたガメラ40周年プロジェクトの内、プロップ展示とモールディングコンテストの模様を紹介します。
*画像は全て、クリックで拡大画像が表示されます。

■ガメラ祭り開催

 西館全館開催となった冬のワンフェス。 ガメラ40周年を記念して、アトリウムの吹き抜けには、ガメラのバルーンが飛びました(右画像)。 この飛びガメ君、3Fくらいの高さに浮かんでいますので、今回4Fから1Fへのエスカレーターに乗ると、ちょうど甲羅から真横~腹と全体を立体的に眺める事ができます。
 そのエスカレータの終点横には、新作『小さき勇者たち~ガメラ~』で使用された全長5mのプロップがドーンと展示されました(左画像)。
*トラックで運ばれるシーンが報道された、あの縛られトトです。
このトトの後へ廻り込むと、各種のプロップ展示、ガメラ・モールディングコンテスト、イベントステージが展開されています。

■プロップ展示

 こちらは、着ぐるみサイズの各種ヘッドと3尺モデルが展示されたテーブル。 G1モデルは、ボークスからレジンキットでも発売されたもの。 キットより下半身がしっかりして見えますが、同じ型かな? G2モデルは、M1号からソフビキット化されたので、持っている人も多いはず。 G3モデルは、自ら右腕を切断し腹甲に穴の開いた、緑色の血が痛々しい京都駅のラストバトル仕様のモデル。 その隣には、相手のイリスのスーツサイズヘッドモデルが並びます。 この青いブロックの反対側には1/1レギオンヘッドが、上には手を後から入れられるギニョールタイプの1/3ソルジャーレギオンがディスプレイされました。
*レギオンヘッドとイリスヘッドも、当時オブロングボックスからレプリカが発売されています。
**ソルジャーレギオンのギニョールモデルは、この後ステージイベントのチャリティー・オークションに出品され、22万円で落札されました。
 この他、小さいプロップはショーケースで展示されてたようですが、時間の都合でパス。 モールディングコンテストのテーブルに向います。

■ガメラ・モールディングコンテスト(一部抜粋)

 E字型に組まれた、モールディングコンテストの展示テーブル。 ホリゾントには、歴代ガメラ映画のポスターが飾られています。 その上には、咆哮するG3の着ぐるみがガメラファンを見下ろしています(右画像)。

■左手テーブル

[1][2][3]
[1]透過光ディスプレイが際立つ、ダイナミックマスター・森茂雄作「群れ」 [2]ワニガメテイストを取り入れた、仙田耕一作「鰐亀羅」 [3]準備稿デザインからスピンアウトした、アウトローファクトリー・江口雄一作「EXシリーズ」

[4][5][6]
[4]VS(バーサス)、長岡友吾コーナー [5]VS(バーサス)、外川祐コーナー [6]立体構成を活かした対決ジオラマ、G-tempest・渡辺結樹作「ガメラ・渋谷決戦」

■中央テーブル~右テープル

[7][8][9]
[7]造形工房ユウ・佐々木浩作「デフォルメシリーズ」 [8]大型の骨格モデル、SHINZEN作「異形」。 左にはイマージュ・小田雅一作「鉄棒ガメラ」、右にはゆたり・早川直彦作「ガラシャープ」の尻尾も見えます。 その手前には、里内宏行作「ガメラ1999-2000胸像」も口開けと口閉じで出品されたのですが、画像撮り逃しました。(参考画像:2005のWFより) [9]中央の大型モデル群。 左がクリプトン・大橋広史作「ガメラ2」、右が大山竜作「ガメラ2」。 その手前は、夢工房ハイライト・岡悟作35cmサイズの「ガメラ」と「バルゴン」。 その他、奥に見えるのはクラフトウオのデフォルメモデル。 バルゴンの尻尾のすぐ奥は、PRO-14のペーパークラフト・西村シンゴ作「ギャオスグライダー」。 左端向こう側は小田雅一作「大悪獣ギロン」の後姿、中央はゆーじ鯛・服部圭作「対決ディフォルメシリーズ」、手前は號・石川健一作デフォルメの「昭和ガメラシリーズ」です。

[10][11]
 [10]大山竜作「ガメラ2」の別アングル。 [11]レジンシェフ、ビル・グドムンドソン作30cm「昭和ガメラシリーズ」の3体。 この左手には、OBSESSION・矢沢俊吾作「G3」も出品展示されました。

*出品作は抜粋です。

■モールディング・コンテスト受賞作

    
  • 角川映画賞
  • ...大山竜作「ガメラ2」
  • ホビージャパン賞
  • ...SHINZEN作「異形」
  • 電撃ホビーマガジン賞
  • ...池田貴宏作「G3」
  • ハイパーホビー賞
  • ...渡辺結樹作「ガメラ・渋谷決戦」
  • Newtype the Live賞
  • ...里内宏行作「ガメラ1999-2000胸像」
  • フィギュア王賞
  • ...早川直彦作「ガラシャープ」

     角川映画賞は、大山竜氏の「ガメラ2」。 レギオンの触覚をもぎ取った後の大見得ポーズを、氏の持ち味とも言える超絶ディティールを施して立体化した約40cmのモデル。 超強面のガメラに仕上がっており、見事大賞を受賞しました。
     ホビージャパン賞は、SHINZEN氏の「異形」。 こちらも表情筋が無いのに、「恐さ」が伝わる大型の骨格モデルです。 ちなみに肘が上に跳ね上がっていますが、これは「カメの前足は肘が外側の前方に向いているんです。それを再現しました。」との事。 デッサンが狂っている訳じゃ無いですよ、と笑って話していました。
     それにしても、リアルタイプのイメージモデルは、どれも着ぐるみよりひたすら恐くハードなものが主流。 受賞作も、恐い系のガメラが多かったですね。 新作映画のカラーとはかなり隔たりがありますが、角川さん、こっち系の怪獣映画もぜひ作って下さい!

    注意:ここで紹介したイベント情報は、怪獣やガレージキットのファンのためのもので、特定のディーラーや商品の宣伝ではありません。

    紹介した画像データは、当日撮影の他、各ディーラーからご好意で提供していただいた写真も使用し構成しています。 また、登場するキャラクターは、各社の著作物です。
    (C)DAIEI Co.
    All photograph by Masato Matsumoto and each maker.